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『企業向け研修の会社で15年!社長のブログ』~世の中で起こっていることに対して感じていることを”自然体”でお伝えします~

【就活】 志望動機のウソ

2011-01-25 18:43:07 | 就活
面接でほぼ聞かれる

”志望動機”

どうして、うちに入りたいのか?
企業としては聞きたい。

数多く企業の中から
どうしてあなたはうちを選んで
今、ここに座っているのか。

ここまでは問題ないが、
問題なのは就活指導。
ウソをつくことを強要する。

事細かに、どうしてその会社を選んだのかを
考えさせる・

でも、その会社で働いたことないんだから、
「そんなことよくわからない」
のが本当だよね。

まあ、その瞬間、その場になぜいるのか、
は考えたらわかる。


例えば、ゼミの先輩が就職していて
話を聞いたら、仕事がすごく楽しそうだったとか、
給料がよさそうだとか、
海外で活躍できそうだとか、逆に転勤なさそうだとか、
かっこいいとか、自由に働けそうだとか。

まあ、色々ある。

でも、その会社ならではのものではない。
そして、どうしてもその会社に入りたいわけでなない。

だって、どうしても入りたくても
入れてくれるわけじゃないしね。

例えば、どうしても新聞記者になりたいなら
読売新聞も朝日新聞も日経新聞も
あるいは、NHKも(記者として)
受けるよね。

アナウンサーになりたかったら
キー局はもちろん、地方局も受ける。

でも、記者やアナウンサーで採用されるか
保証はない。

結局、商社やメーカー、金融に行ったりもする。
そして、楽しく仕事をして活躍したりもする。



それでも、就活指導で
「企業の求める人物像から志望動機を考えろ」
などと、的外れな指導がなされたりする。

例えば・・・キリンビールとアサヒビール。
求める人物像にどのくらい違いがある?

会社の違いよりも
事業の違いによる差の方が大きかったりするし、
どちらかに入れたにしても、どこに配属されるかわからない。


ということは、
求める人材像は、バイタリティーあふれるとか

抽象的なものにならざるを得ない。

特に大企業の場合は、
企業間の差なんてないに等しい。

また、学生は無知だから
すぐれたB2B企業はたくさんあるのに
就職先に入らないといわれるけれど、
よく知らないけど、なんとなく知った
B2Bの企業で、

「こうこうこういう理由(指導された絵空事の)で、第一希望です」
なんて聞かされたら、作文まるわかりで、おかしいよね。
(理系の専門は別にして)


クラレやカネカのテレビCMだって、
就活生に名前を知ってもらうことと、
世間知らずの就活生の親に

「ああ、コマーシャルやっているからいい会社なのね」
と思わせるため。
(クラレもカネカも実際いい会社ですけどね。)

では、どうしたらいいか。

今、どうしてここにいるか。
を素直に話す。

それだけでいい。

失礼がないように、ネットなどで調べられることは
きちんと調べていくことは礼儀だけどね。

ES指導、面接指導、GD指導
どれも全く必要ない。

そして、自己分析も。



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