飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。





どんな形の飛行機でも飛ぶんです! その6

2016-10-15 09:20:03 | 自作飛行機
今回はほとんど見かけることのない串型翼についてご紹介いたします。



串型翼とはどんな飛行機かというと、前翼と後翼の大きさがほとんど同じ飛行機のことを言います。

飛行機創世記にはラングレーなどがこの形式を好んで使っていたことはありますが、現在はほとんど影をひそめてしまいました。

この形式の飛行機、実は水平尾翼が不要です。

鳥人間大会などで、間違えて水平尾翼をつけてしまっている機体を見たことがありますが、基本的に水平尾翼は不要なのです。

それはなぜかというと…。

以前ご説明した、ピッチの安定を保つための、全翼と後翼の取り付け角の関係があれば、ピッチの安定は保てるのです。



それは、上図のような角度の関係があれば良いのです。

このように、前翼がプラス、そして、後翼がマイナスの取り付け角の関係があれば、ピッチの安定は保てます。

だから、水平尾翼が不要になるのです。



さて、この形式の飛行機、現在ではほとんど見かけなくなりましたが、それには理由があります。

その理由とは、効率が悪く利点が少ないからなんです…。

前後に翼があることにより、前翼の気流の影響を受けて後翼が効率よく働かないのです。





そのため、より効率よく翼を働かせるためには、ピッチの安定が保てる範囲で、前後どちらかの翼の面積を減らせばよいのですが…。

後翼の面積を減らせば通常型の飛行機。前翼の面積を減らせば先尾翼機になってしまうんです。

また、どうせ翼を二枚持つのであれば、前回ご説明した複葉機の形式にすれば、飛行機を軽く作ることが出来ます。

…。と、いうことで、どうあがいても串型翼では性能の良い飛行機が作れないのです…。


ただ、利点がないとご説明した串型翼にも、唯一長所はあります。

それは、前後の翼の面積が十分あるため、ものすごくピッチ安定の良い安全な飛行機が作れるんです。

そのため、この利点がない串型翼も、レジャー用などの飛行機にごくわずかですが現在でも見ることが出来ます。

また、上にもご説明しましたが、後ろの翼の面積を減らせば通常型、前の翼の面積を減らせば先尾翼となるため、あらゆる飛行機の原型という見方が出来、むしろ、通常型の飛行機、先尾翼機は性能を良くするために出来た、この串型翼機

の変形?と言えなくもないと思います。


そういった意味では、この利点が少ないとご紹介したこの串型翼も、ちょっと面白い形式の飛行機と考えられなくもないと思います。


現在ではあまり注目されなくなった串型翼ではありますが、実は発想を少し変えて、工夫すれば面白い飛行機が作れるのではないか?と、以前より私は考えていました。

次回ではそれをちょっとご紹介したいと思います!









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