海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

11月19日の高江の様子

2012-12-19 22:29:16 | 米軍・自衛隊・基地問題

 19日は前日からの泊まり込み組を含め、早朝から多くの人が高江に集まった。人が多ければそれだけ要所を押さえて広範囲で監視活動できる。栄養会を兼ねた北部訓練場メインゲート前での行動呼びかけに、沖縄防衛局も敏感に反応したようだ。19日は大米建設や下請けの業者は姿を現さず、N4地区でのオスプレイパッド建設は行われなかった。

 監視活動のあと、午前10時頃から集会を開き、メインゲート前で座り込みを行った。オスプレイの強行配備や我が物顔で行われている訓練、オスプレイパッドの建設工事に抗議して、2時間余にわたってゲート前を占拠した。座り込みの間には、警察の圧力をはね返しながら、参加者のあいさつや歌声が続いた。N4の工事現場では、すでに30センチほどの厚さに砂利が敷かれているとのこと。強い危機感を持って、工事を止めるための行動に継続して参加してほしい、という呼びかけがなされた。

 昼食は交替してシシ鍋の差し入れを味わった。午後からはメインゲート前で、明日以降の工事もぜひ止めていこう!という気持ちをこめてデモ行進や集会を行った。

 多くの人が集まり、メインゲートを一時的に封鎖するという強い行動をとることで、19日は工事をくい止めている。一人ひとりの参加者の、決意と勇気が生み出した成果である。オスプレイパッドの建設阻止はもとより、戦争と殺戮の訓練の場である北部訓練場の撤去、返還を求めて、主体的に行動しましょう。年末の忙しい時期を迎えていますが、ぜひ高江に足を運んでください。

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12月18日の高江の様子 | トップ | 冬のやんばるの森の黄と赤と »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事