海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古側海岸で新たな工事の動きか。海上から監視行動が続く。

2017-07-12 23:59:08 | 米軍・自衛隊・基地問題

 12日はカヌー12艇で松田ぬ浜を出発した。抗議船は3隻でK9護岸の様子を確認しながら、辺野古側の取り付け道路の工事などを監視し、カヌーの行動をサポートした。

 辺野古側の海岸では、赤い髑髏の絵が描かれた壁の近くに、作業の準備らしい木の枠が設置されていた。現場は既存の道路が海側に接続する形で造られている場所で、海岸に建設予定の工事用仮設道路との接続部にも見える。

 もしそうなら、赤いリボンが付いたひもが道路の路面の高さを示し、木枠の斜めの部分が捨て石の法面を示しているとも考えられる。現場はK1護岸の建設予定地付近でもあり、その準備とも考えられる。

 現場は生コンプラントの近くでもある。生コンプラントでは工事を行っていたクレーンが見えず、新聞では完成したと報じられている。仮設道路をここに接続すれば、工事を進めるうえでは便利だろう。

 環境調査を請け負っている業者の作業員らしき2人が、同現場の砂浜でヤドカリを採集していた。塩ビパイプもヤドカリの進入防止用に設置されており、近々この付近でも何らかの工事が行われるかもしれない。

 工事が始まるときは、周辺海域にフロートが設置される。そのことを警戒して午前中、カヌーチームは取付道路の方と二手に分かれ監視活動を行った。

 海側は晴れて暑かったが、上昇気流で陸側には積乱雲が発達し、途中、雨や雷がくる気配だったので、カヌーチームはいったん松田ぬ浜に引き上げた。午後はカヌーは海に出ず、ぶるーの船に乗って様子を見た。

 取り付け道路の方では午後、トラックでガードレールを運んできて下ろしたり、砂利を敷いて道路の幅を広げる作業を行っていた。クレーンを使いやすいように作業スペースを広げていたのだろうか。すでに大型トラックが方向転換できるだけの広さが確保されている。

 午後3時頃、沖縄防衛局員らしい集団が9人ほど作業状況を見に来ていた。

 工事が行われている前の浅瀬には、ジュゴンの餌となるアマモなどの海草が繁茂している。新基地建設工事が始まった2014年の夏以前は、この付近までジュゴンが餌を食べにやってきていた。工事によってジュゴンはこの場所から追い払われてしまった。さらに工事が進めば、浅瀬自体が埋められてしまう。

 近くには海亀が産卵した場所もある。貴重な自然が日々破壊されていく。工事を強行する日本政府・沖縄防衛局は愚劣だが、それを止めようとしない沖縄人・日本人も、ジュゴンや海亀からすれば似たようなものだろう。

 

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