海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

違法かつ危険な作業がくり返されるヘリパッド建設現場。

2016-10-24 23:59:01 | 米軍・自衛隊・基地問題

https://www.youtube.com/watch?v=GYdYbXc3GtY&feature=youtu.be

 24日はN1表ゲート前で座り込みの抗議行動が行われたのと並行して、H地区のヘリパッド建設現場に市民30人がやって来て抗議行動を行った。

 先週金曜日に谷間の下で地盤の支持力の調査が行われたが、雨水を含んだ赤土が軟弱なため、この日はその部分を2メートルほど掘削し、赤土を除去して上に運び上げる作業が行われた。谷間の下に降りた市民が防風ネット越しに抗議するなか、防衛局員、機動隊員のすぐそばでショベルカーが作業を行う危険な状態となっていた。

 機動隊員はヘルメットもかぶっていなかったが、沖縄防衛局員は何の指導もしない。安倍政権がヘリパッドの12月完成という無理を押しつけるなか、現場の作業員はそれに間に合わせるため危険な作業を強いられている。事故が起こったらどうするのか。

https://www.youtube.com/watch?v=RGefcAxvzPA&feature=youtu.be

 午後、雨の気配があったため掘削作業を止めてブルーシートを張り始めた。赤土の流出を防ぐと同時に、掘削した土を盛り土に使うため含水を防ぐ必要があるようだが、ここでも谷間の急斜面で危険な作業が行われていた。しかし、ブルーシートは隙間だらけで、斜面を雨水がその下に流れ込むのが一目瞭然だった。

 抗議行動に参加していた土木工事の専門家からは、急な斜面にもかかわらず昇降階段が設けられていないこと、機動隊員がヘルメットを着用していないこと、防衛局員が安全靴を履いていないことなど、いくつもの問題点が指摘された。それを聞いて谷間に降りる機動隊員はその後、あわててバイク用のヘルメットを用意し着用していた。

 この日は谷間の下と取り付け道路、H地区への出入り口付近の3か所で抗議行動が行われた。取り付け道路は路盤整備が終わり、のり面の一部で芝生の貼り付けが始まっていた。ワイヤーメッシュの塀越しに抗議を行ったが、既成の道路の奥からG地区方向に4トンダンプカーが砂利を運んでいた。

 午前中、谷間の掘削作業が行われた後、午後は主に抜根した木の根を搬出したり、谷間から運び出した赤土を山にして固める作業が行われていた。また、先週に続きこの日も米軍関係者がH地区に来て、現場の説明を受けていた。軍警備員1人も同行していた。

 砂利を搬送する4トンダンプカーが往復しているのだが、先週土曜日に目にした左のサイドミラーが無い黄色の車両が相変わらず走っていた。すべてのダンプカーが過積載でもある。現場の警察は見て見ぬふりで、違法かつ危険な作業が改善される気配がない。

 基地の中は治外法権で何の取り締まりもないのか。沖縄県警は抗議する市民に対しては、米軍への提供施設内でも違反行為があれば逮捕する、と言っていたのではないか。こういう二重基準を平気でやって何が中立か。赤土が露出した現場の状況確認をはじめ、沖縄県や国の諸機関は現地に立ち入り調査を即刻行うべきだ。

 

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