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芸術の秋だから、京都・岡崎で美術館巡り 3館連携、相互割引/京都

2016年10月14日 | 京都ニュース

木島櫻谷「秋草図屏風」 1923(大正12)年=上が左隻、下が右隻



京都市左京区岡崎エリアの泉屋博古館、野村美術館、細見美術館が連携して、入館料を相互割引する試みが行われている。いずれも徒歩20分圏内にあり、南禅寺別荘群や琵琶湖疏水など景観が恵まれた地を周遊しながら、秋の展覧会を巡ってもらう狙いだ。

 4年前から連携してきた泉屋(鹿ケ谷下宮ノ前町)と野村(南禅寺下河原町)に、今回初めて細見(岡崎最勝寺町)が加わった。いずれかのチケット(半券など)を持参すれば、他館の入館料が割引になる(各館で割引は異なる)。館のリピーターはそれぞれ異なるため、互いの館を知ってもらうメリットがある。講座を開ける講堂や茶室など、各館の不足を補い合うような試みもできるという。

■泉屋博古館

 泉屋は「はなやか秋のしつらえ」展(23日まで)。客人を迎えるため、秋をモチーフにした明治・大正の絵画や工芸の世界だ。初公開も多い。目を引くのが、木島櫻谷の「秋草図屏風(びょうぶ)」。朝顔、ハギ、キクなど繊細な花々と、線のように細いススキの葉が無数に重なるさまは瀟洒(しょうしゃ)で、琳派のすだれ効果を思わせる。二代川島甚兵衛の「猟犬図」は一見油彩と見紛うが、刺しゅうとつづれ織を合わせた技法が施される。岸田劉生、梅原龍三郎ら近代洋画とともに、初公開の出石焼「白磁菊透彫(すかしぼり)飾壺」、マット釉で表面の文様を幻想的に仕上げる板谷波山など、個性的で気品のある陶器やディナーセットも展示。この時代の日本にしかない、伝統と洋風文化が絶妙に調和したしつらえといえる。

■細見美術館

 細見は「琳派展18 京の琳派」(11月6日まで)が開催中だ。本阿弥光悦の書と俵屋宗達の下絵の「月梅下絵和歌書扇面」、伊年印の屏風(びょうぶ)「四季草花図」、尾形光琳「柳図香包」、神坂雪佳(案・画)の文机など暮らしを彩る親しみ深い品が並び、京琳派らしい美の世界を紹介する。泉屋と細見は、次回展も割引の対象となる。

■野村美術館

 野村は「いとをかし 和もの茶わんの世界」展(12月4日まで 展示替えあり)。簡素な形と意匠の楽焼、色合い豊かな京焼、京都以外の諸国で作られた国焼。野々村仁清、尾形乾山、樂長次郎(前期)、永楽保全など、変化に富んだ茶碗が彩る。
(京都新聞)


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