
漫画「サザエさん(長谷川町子さん著)」の中にこんな一編があった事を記憶しております。
バッグに荷物を詰め、旅支度をしている波平さん。
突然、何かにとても驚いた様子で跳び上がって駆け出して行く。
そして家の縁側に行き、ワカメと話していたサザエさんに向かって、
「また日航が落ちたって?」
そしてサザエさんが夕日を指して何やら説明すると、波平さんは
「日光(ひ)が沈んだと言いなさい。」
と言い、憔悴した様子で戻ってゆく… という内容でした。
私は小学生時分、「サザエさん」がとても好きで(母を始め、他の兄弟達も大好きでした)、文庫本を暇さえあればよく読んでいました。
ですから数多くのストーリー、描かれた登場キャラクターの表情に至るまで克明に憶えております。
あれはあの痛ましい
「御巣鷹山墜落事故(日本航空123便墜落事故 乗客乗員524名中、520名が死亡)」
よりも10年以上前の事です。
あの時、写真誌の特別号に掲載されていた墜落現場の余りにもショッキングな現場写真を見てしまい、
思わず目をそむけてしまった事が思い出されます。
歌手の坂本九さんが御搭乗されていて、遺骨の確認が最後の最後にようやくなされた事…
4人の生存者の皆さんが全て女性であった事も、よく憶えております。
テレビニュースに映し出された、生存女性がヘリで引き上げられてゆくシーンも決して、
生涯脳裏から離れる事は無いでしょう。
改めて、事故に遭われた皆様のご冥福をお祈りすると共に、
ご遺族の皆様に心からの弔意を示させて頂きたく存じます。
あの事故の時、私は心に誓いました。
「生涯、日航機にだけは乗るまい」と。
(実際、一度も乗っていません)
前述の「サザエさん」の時はどのような事故が背景に有って、
故・長谷川町子さんはあの漫画を描かれたのか存じませんでしたので調べてみましたら、
1972年(昭和47年)に起きた「日本航空シェレメーチエヴォ墜落事故」の事であったようです。
そして日本航空がこれまで一体どれ程の事故を起こして来たかをネットで調べてみましたところ、
1950年代に2件、60年代に6件、70年代に5件、80年代に「御巣鷹山墜落事故」を含めて3件、90年代に1件。
50年代から90年代に至るまで計14件、総計695名もの尊い命が失われているという、驚愕の結果を得ました…。
経営危機に陥っている日航の実質債務超過額は7569億円に達すると、報道で知りました。
日航が企業再生支援機構に向けた支援を求めた事を受けて政府内では、
「(機材、組織の)ダウンサイジングが必要不可欠」との見解を述べられているようです。
そして、当然の事ながら余りにも高額な日航OBの企業年金削減も再建の課題になる、と。
しかし、
当の日航OB達からは日本国憲法 第29条に依る
「財産権は、これを侵してはならない」
との条文に反すると、これを拒否する姿勢であるそうです。
しかしながら、日航自体が潰れてしまえば企業年金もへったくれも無い訳です。
これまで散々、放漫経営をしておいてそのツケを国民の血税で贖おうというのに、
一体どういう神経をしているのかと、
改めて日航側の見識に対して疑いの念を抱かざるを得ません。
先程TVニュースで解説者の「キムタロ」さんが仰っていたのですが、
「財産権はもっともな話ですが、アメリカのGM(ゼネラル・モーターズ)もそうであったように、
公的資金を投入するのであればそれを負担する国民の納得が得られるように、一度ケジメをつける必要がある」と。
それこそが正論なのです。
発足したばかりの現政権は、前政権時代の「旧・長銀」の時の様な過ちを再び犯してはならないのです!
そして日航の経営陣、OB達に申し上げたい。
これまでの数々の事故で失われた尊い命に今一度想いを馳せ、
胸に手を当て、自分達には一体何が足りなかったのであろうか?
と、問いかけてみるべきであると。
そして政府に対しては、
このままでは国民は日航の再建に自分達の血税が使われる事に、
とても納得は出来無いし、
日航は何ら体質改善される事無く、
何度でも同じ過ちを繰り返し続けるであろうと。
日本航空は全てのOB、役員、社員共々に性根を入れ替える覚悟で臨まないのなら、
必ずや、
沈んでゆく事でありましょう。
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日航はさらなる減便とリストラは紛れもない事実でしょう。国が一企業に公的支援をすること自体が申告で、関係省庁の対応に納得できません。
貴公の様に勇気を持ってご自分の意見が言える方からコメントを頂き、光栄に存じます。
今後も互いに、国と子孫たちの未来の為、そして世界の為に発言を続けて参りましょう。
今後ともよろしくお願い申し上げます。