AVANTI-DOLL 横浜元町から

昔むかしのほめ言葉「お人形さんのようにかわいいね」昔むかしのお人形さんがそろいました。ジュモー、シモンハルビック他多数。

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いつかのAVANTI

2012-05-23 21:25:00 | いつかのAVANTI
あれから何ヶ月も過ぎた気もするし、時間の繋がりをそのままいる気もする

迎えの車の窓から見える景色を隠さない事に意外な感じを覚えた

「それなら招待状に住所記載をしても同じではないか」

車が走り出すと見慣れた景色を目で追い、心で唱えた

「三軒茶屋から首都高速」  「東京タワーを左に見る」

まるで帰り着くための犬のマーキングのように。

「ベイブリッジ」そう唱えたあたりから青いネオンが瞳の遠くに揺れ始めた

そこから私は眠ってしまったようだ。

「着きましたよ」と運転席から声をかけられて私は目を覚ました。

車のフロントガラス越には大木と化したオリーブの木と薄暗いガス灯の明かりが見えた

普通ではない疲労感だった

そう時差を超えた飛行機で感じるような心身の疲れであった

迎えの車が来る直前まで充電をしていた携帯電話のバッテリーも切れていた。




AVANTI
横浜市中区元町1-74
045(513)3887
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いつかのAVANTI

2012-03-24 20:10:19 | いつかのAVANTI
午後6時00分。家の前に車が止まった。
招待状を受取った日から色々な想像をしていた。
どんな車が来るのか。
何を着ていけばよいのか。
いったいどこまで行くのか。
そして、この出来事を信じてよいのか。

車は、ごく普通の黒塗りのハイヤーのようなものだった。
私は、イブニングドレスとディナードレスをレンタルしていたが、時間が近づくにつれ、イブニングからディナーへと略式され、結局30分前に、会社へ着て行くいつもの地味なスーツに着替えていた。

想像を超えたものは、まったく想像さえしなかったもので、後部座席のドアに軽く手をかけてエスコートしてくれた運転手だった。

紺色系の帽子とマオカラーの制服、それに白い手袋は特別でもないが、そこに、八の字の白い口髭となると一変する。それはつまり、日常見かけるタクシーやハイヤーの運転手にないものがあるだけのことなのだが、明治維新の誰か偉い人の肖像画にあったような白い立派な口髭は、私の目を止めさ、そのあと見る帽子とマオカラーの制服は、凛とした威厳を放った。

招待状を見せると、運転手は、ゆっくりと言った。
「ようこそAvantiへ」
時を旅する扉へ案内されているようだった。


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いつかのAVANTI 招待状

2012-03-13 16:34:37 | いつかのAVANTI
「招待状」

浮き出しの紋様。

厚手の紙は色褪せていた。

驚く事と言えば、書かれている詳細の少なさだ

招待日があり、私の名前があり、「AVANTIへようこそ」と

タイプライターのような古びた字体であった

紙を押さえる指の熱のせいか、しばらくして香りが漂った

息づく誘いの香りとは違う

都会の日常さえ鎮静させる歴史の中から届けられたような香気

住所の記載はなかった

代わりに、迎えの車の時間が書かれていた

3月24日午後6時00分。





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いつかのAVANTI

2012-02-26 11:19:09 | いつかのAVANTI


  噂話に覚えがあり車を走らせたが影をも落とす月の明るさを知るだけだった

  住所などすぐにわかりそうなものだが訪れた者も口を閉ざすのは

  ともに楽しむ者へのマナーなのか、自分だけの隠れ家の喜びか。

  名前と電話番号、そしてアンティークドールとだけ書かれたホームページ

  電話で聞かれたのは私の名前と住所

  予約日を伝える間もなく電話は切れた

  数日後、紋印の蝋で封を閉じた招待状が届いた


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いつかのAVANTI

2011-12-28 22:52:06 | いつかのAVANTI
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行き交う車もなく坂道を上りきる。

大木と化したオリーブの木の前に車を停めてライトを消す。

暗闇にガス燈の明かりが一つ、大男をも拒む鉄扉が錆び付いた音を響かせて開く。

蝋燭の火を揺らしながら執事が近づく。

私の顔を照らし執事は深々と頭を下げていつものかすれた声を聞かせた。

「ようこそAVANTIへ」

誰ともあう事もなく、夜だけ営業する人形の館をいつの日かやりたいものだ。


AVANTI
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当店ではジュモー, アンティークドール,アンティークビスクドール,
ドールドレスなどの販売をしております。
アンティークドール、市松人形の修復も承ります。

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