発売から6年ほど経っていて、ボロボロになるほど繰り返し読んでいますが、
いまだに四番目の扉に入ることが許されません。(読んだ方でなければ分かりませんね)
現実を創造する視点が素晴しいので引用させていただきます。
錬金術師は鉛を金に変える。
あなただって、不死の命を手に入れることができるのだよ。
おや、そんなこと無理だって?
もちろん!・・・今のあなたにとってはそうかもしれない。
あなたの信念こそが、あなたの個人的な本当の「法令」なんだ。
一人の人間が達成しうることは、あなたにだって達成することができる。
自分の神性を意識したことがないのかもしれないが、造物主の生きた表現で
あるあなたは、どんな瞬間にも、いつだって成長し続けている。
ただ、あなたがそれに気づいていないだけなんだ。
あなたは違う人生だって生きることができるというのに、あなたの固い頭は
新しい真実というものを受け入れるのに時間がかかり過ぎる、
頭といっても、あなたの無意識な部分を指すのだけどね。
魔法使いに備わった「確信」というものは、意識と無意識の両方を含み、
意識が無意識に指示を与えているんだよ。
意識すれば、自分は魔法使いだと、理論的に受け入れることができるだろうけど、
無意識の状態ではどうかな?
わたしたちが努力しなくてはならないのはそこなんだ。無意識の部分が
自分の本当の願望を聞き、知ることができるようにするんだよ。
だからこそ、まず自分が何を欲しているのか知らなければいけない。
次に、「自分にはそれができる」と信じるんだ。
物事は自分が思うほど不可能なことではないと思うことが必要なのだよ。
なぜなら、自分の限界を決めているのは自分自身だけなのだから・・・
神内対する自分の考えが、あなたの現実を創り出す。
自分の信じている神に従って、自分の現実を創っていくことだよ。
あなたの神が残酷であれば、あなたの現実はそれほど美しいものにはならない。
しかし、それは神ではなくあなたのせいなんだ。
神はあなたの好きなようにさせてくれるはずだよ。
あなたの創造の方が、自分の信念や考え方一つで自分の現実を創っていくんだ。
それゆえ、責任の所在を突き止めることなど、遠い夢物語なんだ。
しかし、問題の本当の原因は自分なんだと認めないようにするために、
たびたびその方法は使われる。
結局はすべてあなたの頭の中で作り上げられたものなのだよ。
自分が置かれた状況は、あなたが自分で選んだことだし、あなたの頭が
選んだ一つの選択に過ぎない。
まず、頭の構造を変えるんだ。そうすれば、あなたの世界が、運命が、
すべてが変わっていくだろうね。
自分にとって何かよい方向に向かっていると、人は往々にして、誰か力のある
存在が自分の運命を導いている、と思い込むことがある。
そうだとしたら、あなたは「自由」という本来の自分ではなく、ただのあやつり人形
になってしまうね。
すべは愛によって統治され、そこから、原因と結果の法則が生まれる。
あなたが愛に背いて、悪いことをしようとすれば、ネガティブな結果を
招いてしまうだろうね。そうやって少しずつ、神である愛を尊重していくことを
学んでいくものなんだ。
それは神が罰を与えているのではなく、もっと分別をつけ意識するようにと、
あなた自身が選んだつらい方法なんだよ。
ネガティブな結果(悪いカルマ)は、あなたがもっと愛することが
できるようになれば終わるものだよ。
決してカルマから逃れることはできないんだ。なぜなら、カルマが引き起こすのは
あなた自身に他ならないからね。
愛の基本法を無視することも決してできない。というのも、あなたは気づいては
いないかもしれないけど、あなたの心の片隅にはちゃんと愛が宿っているからなんだ。
つまり、悪いカルマは、「わたしは苦悩を選びます」ということなんだよ。
あなたの痛みは、あなたが自分自身を許し、他を許し、あるいは、
誰かに害を与えるようなことをやめれば、そこで終わるんだ。
ということは、あなたが受ける罰の大きさは、あなたの心の状態に匹敵すると
いうことになるよね。
そして、幸せの大きさは、あなたの心に宿る愛に等しいんだ。
もう苦しみはこれで十分だと決めたとき、あなたは自分の幸福を創り出すようになり、
十字架から降りるのだよ。
P69~72より引用