なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

二十世紀半ばのアメリカ南部が舞台

2017年05月22日 23時59分16秒 | 本・雑誌
地中の記憶」(原題:Until She Comes Home) ローリー ロイ/アメリカ 2017/3 読了 ☆☆☆
1936年にアメリカで最後の公開の絞首刑が行われたケンタッキー州史に残るこの一件に触発されて書かれた小説。
1936年と1952年のふたつの時代が交互に配置され、その時代の視点別に登場人物の人間相関関係が複雑、しかも理不尽な死や不幸な出来事が徐々に明らかになってくるゆるい構成に読み進めるのがつらくなる。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編受賞作品にしては期待はずれ、というか相性があわなかった。


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