今日の晩飯は何故か・・松屋の牛丼であります。
実はカミさんと喧嘩をして、家に帰って一人分の夕食をつくって一人で食べるのはもの凄く悲しくて空しい気持になってしまうし、カミさんが近くにいるところで食べるのも落ち着かないので外食することに決めたのです。
最初は地元の中華料理、とんかつ、ファミレスと考えたのですが脂ぎったものが出てきそうで・・・
魚がいいな・・なんてことになると、もれなくお酒が付いてきそうで・・仕舞には酒を肴に魚を食べる!?なんてことになりかねません。
駅前でどうしようかと考えていると黄色い松屋の看板が目に入りました。
牛丼という食べ物、前述の中華、とんかつといい勝負の高カロリーフード!何故牛丼屋がカロリー表示をしないかと言えば・・・並で800Kcalを楽勝でクリア!という恐ろしいメニューなので、まともに書いてしまうと女性客が来なくなってしまうとのことです。
また恐ろしいのはカロリーだけではありません。塩分濃度も高血圧一直線の高濃度!
「得盛!つゆだくで~」なんてものを頼むと1,000Kcalは祐に超えるは、成人健常者2日分の塩分を一度に摂取するは、の大騒ぎになるのであります。
しかし“牛丼”という食べ物・・・時として無性に食べたくなるのであります。
そんな経験ありませんか?
実に不思議な食べ物で・・・いろいろなことを考えていると無意識に松屋の前に立っておりました!
高カロリー+高塩分を摂取!⇒喉が渇く⇒水を沢山飲む⇒心臓に悪い⇒病院・・・
うひゃ~冗談じゃない!・・・でも・・・
再び正気に戻ると券売機の前に立っておりました・・・
結局、牛の誘惑に負けて牛丼の並(つゆなし)+生野菜×2=550円也!の食券を購入してカウンターに座り、「徹底的につゆはきってくださいね!」と念押ししました。
待つこと数十秒・・・
目の前に牛丼、野菜×2、味噌汁が並びました。(余談ですが松屋のいいところは味噌汁が無料で付いてくるのです)
つゆを切りまくった牛丼は純白のシャリの上にドライな状態になった牛と玉ねぎがのっていて・・・つゆの染みていないシャリを見ると、上の具とはあかの他人状態で牛丼と呼ぶにはちょっと寂しい感じがします。
でも体のことを思えば仕方がありません。
本来だったらこの牛丼の上に、人工的に毒々しく染められた紅生姜をのっけて食べたいところですが、これをやったら塩分4日分コースになってしまいます。
周りを見渡すと学生風のお兄ちゃんがこれでものか!っと言わんばかりに紅生姜がのっけまくって丼は赤一色!になっています。
また横のおねえちゃんは七味をブリブリに降りかけて何か違う食べ物になっていて・・・
チョッと前にマヨラーなる味覚異常な人達がいて、常にマイ・マヨネーズを携帯して何にでもドロドロにかけまくって食べておりましたが・・・若い人の味覚ってどうなっているんでしょうね?
七味の山ができるまでかけまくり、丼が赤一色に染まるまで入れ続ける紅生姜!
このままでいくと10年後の日本人の平均寿命は60歳くらいまで下がってしまうのではないでしょうか?
おっとっと・・・余計なことを考えていたら冷えちゃう冷えちゃう!
先ずは野菜から食べます。(野菜で胃袋をある程度満たしておき、残った部分に牛丼を入れて食べられなければ残すようにしました。こうしておけば少しはカロリーをセーブできるのです)
野菜はドレッシングをかけずそのまま食べます(松屋のドレッシングは超オイリーなので・・・)が、これが不味いのなんのって・・・鮮度なんてお構いなしで千切りキャベツ中心なので口の中がモソモソして気持悪い。
それでも何とか完食して、さあ牛丼に移ります!
牛とシャリをバランス良く箸に載せ口に運ぶと・・・甘辛い牛とシャリが口の中で融合して牛丼になり・・・「あ~日本人で良かったぁ!」と実感!
昔だったらかき込む様に食べておりましたが、今はよく噛んで味わうようにして食べます。これによって少量でも満腹感が得られるのです。
シャリを1/4ほど残し、味噌汁の具だけを食べて・・・寂しい晩飯はあっという間に終わりました。
久々に牛丼を食べて思ったことは、牛丼を食べる時は理屈も健康も一切忘れて“無”になってかきこまなくては食べた気がしない!ということです。
さあ~お腹も膨れたし、そろそろ家に帰ってカミさんと仲直りでもしましょうか!