1882. 双眼鏡選び

　なにやら双眼鏡が売れているとか。で、その目的が天体観測との意見があって、そうじゃなくって観劇用だろう、とかネットでの話題に。
　ずっと前にこのブログで触れた気がしますけど、もう一度。

　観劇用には普通は安価なオペラグラスを使いそうな気がします。ガリレオ式の光学系なので、双眼鏡と言うにはちょっと、の感じ。低倍率(3倍程度)で視野が広いので便利。

　現在、私がいつも持ち歩いているのは単眼鏡、双眼鏡の片方を取り出した感じのもの。ミュージアムスコープと言って30cmのごく近距離までピントが合うものです。倍率は8倍で対物レンズの口径は20mm。美術館や博物館に展示されている作品の詳細を見るための製品です。もちろん遠くにもピントが合うので、たとえばお城の細部を見たりするのに便利。
　ただし、私が持ち歩いている元の目的はプレゼン資料のチェック。素人の作ったプロジェクタ用の資料にはやたら細かい字が書かれているものがあって、多分、肉眼では誰も分からないと思います。昔はコンパクトな双眼鏡を持って行きましたが、単眼鏡の方がもちろん小型です。
　アイドルマスターの声優ライブにも持って行きます。舞台や衣装や機材の詳細を見たりします。スパイじゃ無いから倍率要らないし。ちなみに写真撮影は公演中で無くても禁止。

　バードウォッチングには正立像が見られるフィールドスコープが一般に使われると思います。倍率は10～20倍程度でしょうか。これ以上の倍率になると手で持っていると像がぶれぶれになると思います。この程度の倍率の双眼鏡は競馬や自動車レースなどの用途かなと思います。
　天体観測には、私はてっきり7倍、口径50mmの双眼鏡が定番と思っていました。最大の明るさが得られるからです。星探しに使います。肉眼よりずっと暗い星まで見えるから。ただ、巨大では無いですけどかなり大きく、これで観劇したらちょっと不気味な感じがすると思います。