新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

ニセコ 活況一点 円高の影

2008年11月13日 | 経済
 北海道新聞2008.11.13.朝刊の一面トップ記事です。
 観光に活路を見出したい北海道経済にとって厳しい内容です。

活況一点 円高の影
豪からのスキー客 膨らむ滞在費
倶知安・ひらふ地区

【倶知安】オーストラリア人スキー客の急増で、活況を呈していた後志管内倶知安町ひらふ地区が、急激な円高・オーストラリアドル安で一転、揺れている。オーストラリア人客の滞在費は自動的に膨らむ格好となり、すでに予約が減少した宿泊施設も。三年連続地価上昇率全国一を支えた不動産投資ラッシュにも、今後影が差すとの見方もあり、関係者は円相場などの動向を注視している。(倶知安支局内藤景太)
 「円高の影響なのか、予約が前年比で二割減った」と話すのは、宿泊客の八割を外国人が占めるニセコパークホテルの福井実支配人。オーストラリア人客はパック旅行が主流だが、料金に食事やスキーなどのレンタル代は合まれていない。福井支配人は「滞在費が上がれば客の動きは鈍くなる」と指摘する。
ひらふ地区を訪れるオーストラリア人は年々増え、昨冬で約一万三千人。オーストラリアドルは七月下旬に1ドルが100円台だったが、金融危機で十月二十八日に58円まで急落。その後も60円台の状況が続いている。

 現在、本格的なスキーシーズン前とあって、大半の宿泊施設は、今後の影響について様子見状態。だが、オーストラリアで販売される旅行商品に値上げの動きむあり、「来年二、三月が心配」(コンドミニアム管理会社)、「予約減が著しければ人員削減は避けられない」(旅行会社)などと先行きを不安視する関係者は少なくない。

予約減、不動産投資も停滞?

 一方、不動産投資熱の冷え込みを心配する声もある。コンドミニアムなどの売買は、円建てで行われる場合が多いため、外国人投資家にとって割高になるためだ。同地区では、すでに約七十のコンドミニアムがあり、本年度に入っても七十件近い建築確認申請が出ているという。
 コンドミニアム建設の北海道トラックスの大久保実取締役は「今年の建設分は外国人オーナーが円で資金を準備していたので影響はない。ただ、円高で建物や土地の買い控えが進めば、来年以降の建設計画の軌道修正が必要」と指摘する。
 別のコンドミニアム建設会社も「今後は販売対象を(金融危機や円高の影響が少ないとされる)富裕層や国内に絞りたい」と話している。




関連項目
http://blog.goo.ne.jp/austimes/e/db61f0fe249b5ce7067cf7f5ca64017c
http://blog.goo.ne.jp/austimes/e/e72aed27cbf7f611afcf02a1aa70afd8
http://blog.goo.ne.jp/austimes/e/032d008130c30c130a2496bbb23a9cfb
http://blog.goo.ne.jp/austimes/e/cc184df7333313f73042cc459afc1923
http://blog.goo.ne.jp/austimes/e/00ff72514abc44f3893a32720185b84e


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