日本の名城・古城 城撮り物語

全国各地の名城・古城の現況を写真でレポートします。

二本松城の巻 戊辰戦争で散った二本松少年隊

2015-08-10 14:35:23 | 宮城・福島・山形
福島県の二本松城を訪ねました。二本松といえば戊辰戦争では会津戦争の前哨戦となった激戦の地です。その戦いで戦死をした二本松少年隊は会津の白虎隊と並び語り継がれています。

二本松駅に到着。二本松は私は初めてです。

駅前の二本松少年隊記念碑

駅近くの二本松神社

二本松城の絵図




城へ向かう久保丁坂の途中に大手門跡があります。

歴史資料館。月曜なので休館でした。

普通の民家の前にも城への案内板があります。

山城の二本松城が見えてきました。

二本松城は霞ヶ城と呼ばれています。

箕輪門の石垣


箕輪門


二本松少年隊。写真右は出征する隊士のために肩印に丹羽家の家紋を縫いこむ母親です。




箕輪門の内側より






三の丸への石段

三の丸。二本松は菊人形が有名です。菊人形まつり会場の準備が始まっています。

山田脩の像。幕末の二本松藩士で、明治維新後は製糸会社を創業し、福島県の製糸業の発展に貢献した人物です。



本坂御殿、別名姫御殿

城内路


藩士自刃の地。戊辰戦争で落城の際、藩の重役3名が切腹した場所です。

日影の井戸





本丸下の大石垣。野面石と荒割石が混じった穴太積みです。

蔵屋敷跡


本丸の石垣


本丸への石段

本丸からの眺望


本丸桝形虎口

東櫓台

西櫓台

天守台下の藩重役2名の自刃の碑

天守台


尖った山頂が安達太良山、標高は1699m





本丸下の石垣

やや黒い部分は穴太積みの石を復元した石垣です。


こちらはもともとの穴太積みの石です。本丸石垣から10mほど移築して展示されています。

奥州探題畠山氏の碑




搦手門

とっくり井戸

少年隊の丘




少年隊の記念碑が並んでいます。隊士のお墓は城外の大隣寺にあります。

智恵子抄詩碑。高村光太郎の妻智恵子はは二本松出身です。

二合田用水。安達太良山系から城内へ水を引き込みました。


見晴台

城外の遊歩道から箕輪門と本丸石垣を遠望

遊歩道の中山義秀文学碑

城内に戻って霞ヶ池

智恵子の藤棚


本町谷御庭。回遊式日本庭園

七ッ滝

るり池



茶亭洗心亭

洗心亭から見る霞ヶ池。池の向こうで菊まつりの五重塔が準備中です。


本宮館跡

傘松

布袋の滝
二本松城の探索を終えました。ここで二本松城の歴史を簡単におさらいします。室町時代に畠山氏が奥州探題となり二本松に築城。その後、伊達政宗、蒲生氏郷、上杉景勝、徳川幕府となって蒲生秀行、加藤嘉明、丹羽光重と相次いで有力大名が城主となり、丹羽長裕のときに明治維新を迎えました。

二本松城をあとにして二本松少年隊の墓所、大隣寺へと向かいました。大隣寺の門前の二本松観光センター隊士館。



大隣寺は二本松城主・丹羽家の菩提寺です。


大隣寺の本堂

少年隊隊士の墓。中央の慰霊塔の左右に連なるのが個々の隊士の墓です。











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