Be Natural

気取りも なんのてらいもなく 
あるがままの自分を 感性の赴くままに
そんな独りよがりの書き捨て日記です。

夜叉の舞台を訪ねる旅 2017

2017-02-21 17:18:10 | 健さん【高倉健】

 

いつものように恒例の正月のDVD鑑賞を済ませ

さてこの冬はどうなるだろう
寒い間に若狭に行く機会を作れるだろうか?

荒れた日本海を眺めに行けるだろうか?
夢の雪化粧した日向湖にお目にかかれるだろうか?

と、近年暖冬の影響でめったに雪の積もらないことを考えながら、半ば叶わぬ夢と思っていたのですが

嬉しいことに年明けた途端、
雪景色の舞鶴に行く用事ができ
それも舞鶴滞在中に波浪警報が発令され
期待に胸膨らませて三方五湖周辺の宿を探したところ

越前蟹と河豚の季節で二人以上との条件付ばかり

それでも諦めずになんとか見つけられたのが
小浜の市街地から少し離れた安納の浜辺の旅館





雪の量は少ないながらも台風並みの荒天で
夜中は浜辺に打ち寄せる怒涛の波音と暴風雪の音に寝られないほど

寝不足でも喜びながら展望浴場から朝陽を眺め



砂浜に打ち寄せる波の音を楽しんでから

常神岬を経由して日向に到着





雪景色は無理だったけど
健さんが乗ってた漁船と同じ名前の漁船を発見



たぶんこの家の漁船をお借りしたんだろうなと勝手に想像して一人で喜んでおりました(笑)

 






蛍が子供を連れて日向に到着した時に
真っ先に向かった灯台に行き波しぶきを浴びてから





ロケ隊の泊まっていた久々子のホテルの浜辺に移動





腹の底にまで響く日本海の荒波を楽しんでこの日の旅をしめくくりました。

もう今年は見納めかなと思っていたところ
この週末(2月11日)に日本海沿岸に大雪警報が発令されたと聞き

居ても立っても居られなくなり
前日の夜遅くに東京から戻ってきたばかりなのに

奈良の家を飛び出してしまいました。

アプリで調べていた京都からの快速敦賀行きは
遅延していて予定していた小浜線への乗り換えは無理そう

どうしようと思っていたらサンダーバードがあることを知って飛び乗り敦賀に到着

驚くほど雪の積もった敦賀駅前を眺めながら
こんな千載一遇のチャンスに日帰りなんかしたら、きっと死ぬまで後悔しちゃうだろうなと

以前、いつか日向で泊まろうと思っていた日向橋の袂の民宿(入舟)に電話して一人でも泊まれませんかと訊ねたところ、大雪で駐車するスペースがないからと断られたのを、電車なのでタクシーで行くから大丈夫ですと答えると、小浜線は動いてないから日向に来るのは無理だと大雪の処理で困っているところをネバリ続けとうとう了解を取り付けることができちゃいました♪

決めゼリフは、『健さんの映画が好きで・・・』
との一言だったのか

『こんな大雪の日に何をしに・・』と訝る若女将を電話に出てくれた大女将が説得してくれたようでした。

助かった〜!と飛び上がりたい気分でしたよ〜♪


ところが大雪の影響で小浜線が運休してて大焦り





諦めずにネットでJRの運行状況を調べると午後から再開できるかもとの情報にホームで待っていたところ



12時20分の電車の表示が出たのを確認して

駅の立ち食いうどんをかきこんで電車に乗車しました。


(京都・大阪への昆布を運ぶ北廻船で賑わった土地なのでおぼろ昆布が名物)

ラッセル車が除雪した跡もない腰高程の雪の積もった線路を走り出し

このままで大丈夫なのかなぁ?と思っていた不安が的中し



敦賀からたった二駅目の粟野の駅で雪の壁に遮られて動かなくなり立往生

 

https://www.youtube.com/watch?v=JHuz8M2cCQs

https://www.youtube.com/watch?v=gO5F1xyXuvg

https://www.youtube.com/watch?v=0ZJ-Jt-fWOg



それから小一時間ほどしてから到着した除雪隊による人力での除雪が終わったと思ったら今度は美浜駅のポイントが雪で切り替わらなくなったとの情報が入り

もしかしたら美浜に辿り着けないかも

と再び不安な思いを抱いたものの

『敦賀に戻ってレンタカー借りてでも行くぞ』と心に決めた途端、

ようやく再開の目処が立ち美浜で電車を降り、

大雪の中駅前で待機していたタクシーに飛び乗って『日向までお願いします!』と告げた時の嬉しかったこと

 

道すがら

健さんが好きで大雪の日に夜叉の舞台の日向を訪れることをずっと夢見ていたことを伝え

『もしタクシーがなかったら、歩いて行くつもりだったんですよ』

と伝えると

『この雪の中を歩いたら、3・4時間はかかっちゃうんじゃないですか!』

と言われ、電車も動いてくれてタクシーにも乗れて

”天は我に味方してくれたな”とますます嬉しくなっちゃいました

 

 

そうして早瀬を過ぎ、日向に入った途端に飛び込んできたのがこの風景

長年待ち望んでいたこのシンシンと雪の降る光景に出会い

『あ、すみません太鼓橋の手前でいいですから!』と

焦る気持ちを抑えるのに どんだけ苦労したか(笑)


宿に行って日向に到着したことを言っておこうと思いながらも

この雪景色を目に焼きつけておかないとと

一分一秒も勿体ない気がして

集落を歩き回ってしまいました。




小一時間ほど歩き回ってから

健さんやビートたけし氏、田中邦衛さん、田中裕子さんやいしだあゆみさんの歩いてた

路地にある酒屋さんに立ち寄り

地酒を買いながら御年80代半ばのお店に方に

撮影時のエピソードを聞いて、またまた大喜び

早く冷や酒を飲みたくなって宿へと向かいました。

「敦賀に出てた娘から、小浜線が雪で立ち往生してるって連絡があったから・・・」

「それにしてもわざわざこんな大雪の日に・・・」

と揶揄されながらも

 

夜叉こと、雪の日向が眺めたいと伝えていたからか

集落や日向湖が見える角部屋に通され

これまた大喜び


スマホにダウンロードしておいたYaKsa(夜叉)のオリジナルサウンドトラックをかけ

地酒を飲みながらずっと外を眺めていましたが

まさに至福のひとときでした





当日の飛び込みで

それも一人だけだったので

申し訳なさそうに「少し割高になりますけど、その分料理は奮発しますから」と言ってたとおり

 

たったひとりなのに この量

昭和30年代生まれとしては

食べ残しは罪悪と教育されてきたので

一品づつ片付けていったところ

お腹いっぱいで食べきれなくなり

御飯と汁ものは勿論のこと

鰤の照り焼きと河豚の唐揚げ

も手を付けないで残してしまいました~

 

タッパー持っていくんだった~

 

夜中にも風が吹き

窓ガラスに当たる雪の音に何度も目を覚ましましたが

日向で夜を過ごせる喜びの方が大きくて

朝も早起きしてしまいました

 

朝ご飯を済ませ

部屋でのんびり過ごす気になんてなれる筈もなく

早々をチェックアウトして海岸線を歩くことにしたのですが・・・

(早瀬漁港)

(久々子湖への水路)

(早瀬海岸と数年前に歩いた近畿自然歩道)

(ロケ隊が滞在していたホテル:女将に尋ねたらいしだあゆみさんと田中裕子さんが卓球してたのを覚えてますと話してくれました) 

実は、この辺りでタクシーを呼んだのですが

運悪く敦賀まで出払っていたり、大雪でお休みしてたりと断られてしまい。

歩いて美浜駅まで向かうこととなりました。

なんとか3時間ほどで駅に到着し

まだ雪で遅れていた小浜行に電車に乗車
(初めて訪れた旅をリピートするつもりでした)

小浜駅に到着して(↓電車の屋根の雪の厚さにビックリ)

前回は、駅前の商店街で飲み屋を探し、旬の寒ブリで冷や酒を堪能したのですが

この日は前夜にいただいたので 

 

丁度到着したばかりの若江線(鯖街道を走るバス)に乗車しちゃいました

最近は、バスのチェーンもモダンになって

昔のようにジャラジャラと音を立てないのがちょっぴり残念でした。

(猛吹雪の中、温かいバスの車内であの音を聞きながらウトウトするのが好きでした

ビックリするような

ほぼホワイトアウト状態の中をバスは黙々とひた走り

無事に近江今津駅に到着

 

夜叉とは全く関係ないんですけど

折角近江今津に来たんだしと

琵琶湖周航の歌資料館で来館者の合唱する歌声を聞きながら

今回の旅を終えることにしました

 

 

 

長年、ずっと夢見ていた雪の日向での1泊2日の旅

素敵でしたよ~

 

いまにも路地から 修治や蛍子 啓太や冬子に 矢島まで

飛び出てきそうな妄想にどっぷりと浸れて大満足

 

 

ところが実は、帰路の電車の中では

夢が叶ってしまったことから虚無感に襲われてしまい

 

当面の目標を見失って

しばらく何もする気になれなかったのですが・・・

 

 

今回の旅で見つけた地酒

 飲み残した分を家に持ち帰っていたため

晩酌にと冷や酒で飲んでみたところ

ただの本醸造なのに

フルーティーでキレッキレで後味も最高の美酒だとわかり大焦り

なんでもっと買っておかなかったのかと大後悔

 

そして話は次へと続くのでした。。。

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私も大好きです (きよ)
2017-02-22 13:24:41
私も去年このページを見て行ってきました
岐阜からで 車で行ったし日帰りでお酒も飲めませんでしたが 映画のことを思い出しました
あの灯台や橋付近には映画撮影場所を表すような
看板が一つもなかったのが残念でした
冬に一人で泊まって日本酒いいですねえ 隣に田中裕子か倍賞千恵子がいてくれると、、
わざわざ天候の悪い日に行くところはプロですねえ
入船 (きよ)
2017-02-22 13:35:58
入船って居酒屋の隣?
それとも居酒屋そのもの?
まさに聖地です
共感していただける方がいてとっても嬉しいです。 (ブログ主)
2017-02-23 10:22:51
きよさん
コメントありがとうございました!
昨日は一日外出していたためお礼が遅くなり失礼いたしました。
大雪で困ってた地元の人には申し訳ないんですが、先日の日向は夢に見ていた光景そのものだったのでホントに大感激でした。
特に、泊まりだと宿の人、集落のお店の人とも話す機会ができて撮影の時の裏話や、撮影中に見かけた”健さん”の話も聞くことができて、嬉しくてたまりませんでしたし、往路の敦賀から日向滞在中はもちろん帰路に近江今津に出るまで、ブログにも書いていますが、ナンシー・ウイルソンの”Winter Green and Summer Blue"から始まるオリジナルサウンドトラックをずっと聴きながら過ごしていましたが、それぞれのシーンが蘇ってきて陶酔していました。
冬以外や天候の良い時にも訪れてみましたが、やっぱり真冬の大雪、暴風、波浪警報が出てる時に行くのとは感激の度合いが違いました。
そうそう、残念ながら入舟は、民宿なので居酒屋じゃあないんですよ~。
”蛍”のあった場所は、入舟からみると橋の反対側の袂(湖側)で最初に行った時は、あの家だろうか、それともあの家かなって悩みに悩んだ末に、あとで調べてみたら映画のために作ったセットだったからもうなんにも残ってないのを知った時は大ショックでした。
日向のようなちいさな漁村に蛍子みたいなミナミから流れてきた女将がやってる居酒屋があったらそりゃあひと騒動起こるでしょうね(笑)
この二、三十年異常気象で、ずっと日向あたりには大雪が降らなかったのに今年みたいなこともあるから、またいつか機会を見つけて是非再訪してみてください!
質問 (きよ)
2017-02-23 15:56:24
大変ご丁寧なお返事ありがとうございます
ところで一つ質問があるのですが 2011年1月11日の
記事の景色の写真の上から3枚目の車の後ろに
島が4つ位映っているものはどこなのでしょうか?
常神半島のほうでしょうか?以前車に自転車を積んでいきあの辺をぐるぐる走ったのですがわかりませんでした
あの景色は (ブログ主)
2017-02-23 17:05:12
蛍子と敦賀駅の材木置き場で会ったあとで
”朝日丸”の名前の入ったバンで行った設定のところですよね。

気になりますよね~。
実は、私も相当悩みました。(笑)

たしか東尋坊近くの三国辺りでも撮影されてたので
望遠レンズでの撮影の得意な木村大作さんが浜地海水浴場あたりから撮って越前松島を入れたんだと思ってます。
(まだ消波ブロックとかない時代でしたし)

あの海の荒れ方から想像して、たぶん越前方面だと思っています。
もうたまらん (きよ)
2017-02-25 11:07:46
何度も雪の日向の写真見てたら我慢できなくなりました
もう雪もないだろうけど とりあえず明日行ってきます
早瀬浦も買ってこよう
2月11日ってよく考えたら連休だった 
しまった 来年こそは私も夢をかなえたい
とりあえずは美浜駅前の食堂だな
Re:もうたまらん (ブログ主)
2017-02-25 14:33:11
なんかそんな気にさせちゃって申し訳ないですね〜(^^;

ここ数日のお天気で雪は溶けちゃってると思いますが、早瀬浦の三宅彦右衛門酒造さんには行き易いと思います。(笑)

いまは仕込みの時期なので不定休で大丈夫と思いますが、もし閉まってたら日向の橋を越えた先の集落の中に宮下酒屋さんがありますからそこでも購入できますよ!

お店のおばあちゃんに撮影の時のことも尋ねて見てください。
その店の前の狭い路地が映画でも出てた場所なんで面白い話が聞けるかも(#^.^#)

あと、期待を裏切ってしまってこれまた申し訳ないんですが、美浜駅前の食堂(松坂屋)、高速道路ができて国道の通行量が減ったり原発も停止して利用客が激減したのか、経営者の年齢とかによるものなのか閉店しちゃってるみたいです。(。-_-。)

天気良かったらどこかで弁当でも買って、日向漁港の灯台辺りに座って橋や海を眺めながら食べるのもいいかもしれません。

楽しんで来て下さいね♪

因みに、雪の状況は
“雪みち情報ネットふくい”からライブカメラで確認できますよ。

(美浜町竹浜辺りを参考に)

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