思月工房 おもいつ記

田舎の工房にいらっしゃいませ!
植物のこと、自然のこと、楽しみましょう。

節分前なので

2017年01月30日 13時05分11秒 | 思いつ記
節分の一般的に知られている風習と言えば、
①玄関にイワシの頭とヒイラギを飾る
②「鬼は外、福は内」の掛け声で豆をまく
③年齢の分だけ豆を食べ、一年の健康を祈る
④太巻きをその年の恵方を向いて食べる
というものですが、まだ小さな子供さんがいらっしゃる家では、大体、行われていると思います。

四番目だけは、高知ではあまり浸透していませんでしたが、便乗する地域店舗も増えてきて、各家庭でも手作りするようになってきた気がします。
ある地域の文化が、別の地域に波及することが、いいのか、悪いのかはともかくとして、節分と言う行事が残っていくことはいいことだと思います

ぜひ続けていただきたいのですが、節分って、年に1回だけだと思っていませんか?
旧暦では一年を24つに区切って、その時の気候を分かりやすくした、二十四節気という暦があります。
なかでも一年の始めとなるのが立春で、今回行われる節分の前日です。
日本には四季があるので、それぞれの季節の始まりに「立」の字をつけ、立春、立夏、立秋、立冬としたその前日が、実は節分なのです。
という話を、2013年2月4日のブログに書いており、閏年に29日がある理由をまとめております。

なので、今回は「節分」に関する植物の話。
①玄関にイワシの頭とヒイラギを飾る のですが、飾っている家は減りましたね
イワシは干物で手に入っても、ヒイラギはクリスマス時期には大量に出回りますが、節分の一晩飾るためだけに一枝購入する、または販売することも少なくなった気がします

その前に、なぜヒイラギを飾るのかですが、まぁ、見た目にも痛そうですよね~
ヒイラギって言葉は、葉のトゲがささるとすごく痛いという意味の古語「ひいらぐ」が由来で、昔から魔除けに使われていて、よく防犯目的で庭木や垣根に使われていましたが、最近は逆に危険で、いろいろ問題が起きたりするためか、小さな苗木が売られていることが多い気がします。
でも、モクセイ科と言うこともあって、すごく香りがいい白花で、キンモクセイやギンモクセイの後を追いかけて咲いてくれます。
福島県以西の本州、四国、九州、沖縄、台湾に分布する常緑低木ですが、高知では少し内陸部の山地に自生しているようです。
同じヒイラギの名を持つセイヨウヒイラギはモチノキ科で、ヒイラギナンテンはメギ科ですので、よく間違われます

魚にもヒイラギの名を持つものがあり、高知ではニロギと呼ばれていて、ちょうどこの時期が旬。
よくストーブの上で焼いて、父がつまみにする横で、時々つまんでいた気がします。

高知の風習ではないのですが、ヒイラギと同じように、魔除けに使うトベラ(トベラ科)と言う植物があります。
海岸沿いに多く自生する常緑低木で、植物全体に青臭いにおいがあり、扉に枝を挟んだり、生の木を燃やすとパチパチと音がし、悪鬼を除く行事に用いられたことから、トビラが転じて名前になっているそうです。
一見、シャリンバイ(バラ科)にも見えますが、トベラは実が割れると、赤い粘り気を持った種子が出てくるので、黒く熟すシャリンバイと見分けられます。

毎年、節分前の日曜市で、ヒイラギとトベラの飾りセットを10円で販売しているのですが、今回はあまりに日が早すぎて、2個しか売れませんでした
仕方ない
来年は、節分が土曜なので、ヒイラギの苗木を作ろうかな
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« お仕事の一部 | トップ | 一応、お知らせを »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

思いつ記」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。