オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

エソテリック新製品比較試聴で意外な結果!

2013-03-17 17:20:48 | ハイエンド試聴
今回は展示で置いてある旧製品の入れ替えをするために新製品の試聴を行いました!

エソテリックから、P-02(トランスポート)D-02(DAC)、C-02(プリアンプ)、G-01(クロック)、C-03X(プリアンプ)をお借りしました!

結果的にはかなり悩ましい結果になりました。(>_

私が考えることは、基本性能が高いことが必須だと思っています。
なので、トランスポートの比較試聴は単純に44.1KHz16bitのリニアPCM、S/PDIFのRCA出力、CDでの比較です。
ワードクロックもサンプリングと同じ44.1です。

誤解を恐れずに言いますがP-03の方が圧倒的にいいです!
前の機種のほうがいい!だなんて言うと非難を受けそうですが誰がどう聴いてもP-03の方がいいんです!

私もまさか?と、耳を疑いましたが同一条件ですし、そんなレベルの差では無いほどです。

そこでなぜこういうことが起きるのか!
分かる範囲で調べてみました。
左がP-03、右がP-02です。

P-03はメインシャーシ自体が電源と別。外側で分かるとおり電源と別れています。
P-02は内部でセパレートされていますがメインシャーシは共通です。
これはシールド性もそうですが振動遮断ではP-03が明らかに優れています。
P-02はセンターメカにしたかったのでしょうが、音質に恩恵があるのか無いのか分からないほどP-03が勝っています。(^_^;)

で、P-03のRCA出力端子は75ΩのNEXGENを使用!
エソテリックが輸入元なので使用されているのでしょうがこれの端子の効果は大きいんですよ!


で、P-02のRCA出力端子は??

NEXGENではありません。(゜゜)
しかもWBTでもありません。(^_^;)

RCA出力はコストダウンでしょうか?

端子をNEXGENにしただけでかなり音がよくなることくらいは知っていると思うのですが…
輸入元なのになぜ採用をやめたのか??(・・?



最近SACDが再生できるコンパーチブルになってからピックアップも回路も併用していたりしてまるでミニコンやAVアンプみたいです。
SACDもCDもベストで聴こうと思うと同じ会社のDACと組み合わせなければいけないんです。
果たしてこれは「ベスト」といえるのでしょうか?

トランスポートの基本は、忠実に読み取って忠実に出力する!です。
アップコンバートしたりすればジッターが増えます。
ジッターを除去する回路を入れたりしていますが、それはドンドン回路が複雑になって位相が狂ったり他の思いもよらないノイズが増えます。

P-03はやっぱりいい音します!
なので展示をしました。
今でもこれを証明してくれました。

普通にRCA出力で使用するのならP-03の方が圧倒的にいいので、P-02と展示入れ替えするのはもったいないです。
だからといってD-02と組み合わせてDACもセットで売る自信もないし。
餅は餅屋で、トランポはエソテリック、DACはdcs、専門メーカーには勝てません。
証拠にdcsはトランポのメカにエソテリックを採用してますよね。

遊び心があるのはいいですが、基本性能をしっかり踏まえたうえで音質に悪影響がない程度の遊びにしてもらわないと、安い買い物ではありませんから!


モノを作る時の音決めをするときはまず基本性能です!!
アップサンプリングなどせずに、単純なCDでS/PDIFでまずは基本的に音決めして欲しいです!

最近、SACD/CDプレーヤーには悩まされますね~~(^_^;)

つづく…(^_^;)





最新の画像もっと見る