日々の泡

弁護士杉本 朗(神奈川県弁護士会所属)のブログです。個人の雑感発信用で、業務用ではありません。

座談会に出席しました

2014-04-10 21:11:33 | 身辺雑記

金融法務事情という、全く場違いの雑誌の座談会に出席しました。金融法務事情2014年4月10日号(1991号)です。

弁護士法23条の2の照会制度に関する、金融機関との座談会です。日弁連で照会制度を担当する委員会にいる関係で、出席者となりました。

内容は以下のとおりです。興味のある方は本屋さんで立ち読みして下さい。(お買い求めも可)

 目次
1 はじめに
2 弁護士会照会制度の概説
3 弁護士会照会制度と金融機関の守秘義務との関係
4 弁護士会における審査の状況
5 金融機関が受けるクレームや訴訟への対応
6 同意なしに回答ができる場合の類型化
(1)債務名義に基づく執行のための照会
(2)犯罪が絡む案件についての被害救済等のための照会
(3)誤振込における振込先の特定のための照会
7 問題となる照会事項
(1)払戻請求書,振込依頼書等に関する照会
(2)照会の対象の範囲
(3)論述式の照会
8 開示された情報の管理
9 委任状の要否
10 まとめ


第2回原発と人権全国研究・交流集会アピール

2014-04-08 23:00:25 | イベント・集会

4/5~6に行われた、第2回原発と人権全国研究・交流集会のアピールです。

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集会アピール

 

 私たちは、この集会の第1回を2012年4月に行いました。それは、東日本大震災・福島原発事故から1年が過ぎ、多くの力を結集して、事態に向き合い、運動に立ち上がる時期でした。

 それからさらに2年近くが経ちました。この間、各地での運動・訴訟は広がり、一定の蓄積が出来ました。

 しかし他方で、被害の回復、補償・賠償、地域の再生は遅々として進まず、事故原因の究明は不十分なままに、東京電力も政府も責任逃れに終始しています。それどころか、安倍首相の「アンダー・コントロール」発言に見られるように、事態の無責任な矮小化を図り、原発の再稼働、原発建設の再開、原発輸出政策を積極的に推し進めようとしています。また、残念なことですが、事故の風化が進もうとしており、避難者の帰還、被害者の賠償が様々な困難に直面しているのも事実です。

 私たちは、こうした状況のもと、これまでの運動の到達点と今どのような状況なのかの認識を共通のものとするとともに、今後どの方向へ闘いを進めていくのか、意見交流、議論を行うために、福島大学で第2回の集会を開きました。この集会には北海道から九州まで、531名の人びとが、参加しました。

 1日目の全体会では、被害者の視点から、事故解明研究の専門家でありノンフィクション作家の柳田邦男さんに基調講演をしていただくとともに、フランスのリモージュ大学名誉教授のミシェル・プリウールさんに国際人権の立場からのお話をいただきました。さらには、福島現地での取り組みの報告、被害者・市民、首長からの訴えも受け、事故から3年を経た福島の状況をはじめ、広い視野からさまざまなことを学ぶことが出来ました。

 2日目はそれを踏まえて、原告・被害者の交流、学者と弁護士の損害と責任をめぐる共同研究、脱原発へ向けた取り組み、原発事故報道をめぐる問題、国際的視野からの脱原発・核兵器廃絶という5つのテーマの分科会にわかれて、より具体的な議論を行いました。

 私たちはこの2日間の議論を踏まえて、失われた生命・健康、失われた生活、失われた財産、失われた家族・コミュニティー、失われた自然、そうしたものの総体としての失われた人権の回復を求め続けていくとともに、様々な分野を超えた連帯、「脱原発」の運動との連携を深め、国際的な連帯・協同の中で原発問題の解決を考えていくことを確認し、今回の集会のアピールとします。

 

                            2014年4月6日

       「第2回『原発と人権』全国研究・交流集会in福島」参加者一同


第2回原発と人権全国交流集会、終了

2014-04-06 17:44:49 | イベント・集会

北海道から九州まで、531人の方に参加したいただいて、集会は無事終了しました。

最後に集会アピールの採択をしましたが、表現について、2日間ずっとお付き合いいただいた柳田邦男さんにだめ出しをされました。ある意味光栄です。

修文後のアピールは、後日発表されます。


本日は第2回原発と人権全国交流集会2日目です

2014-04-06 10:19:45 | イベント・集会

分科会が9時半から始まっています。

ご近所の方、午後までやってますので、ぜひお運びになって下さい。

<4月6日(日)> 分科会 9:30~15:00 福島大学L講義棟、M講義棟
第1分科会:「被害者訴訟原告団・みんなで交流~私たちが求めるもの、私たちが目指すもの~」[L4]
第2分科会:「原発事故被害の賠償-損害と責任」[M1、2]
第3分科会:「脱原発を実現するために」[M4]
第4分科会:「原発事故報道3年-伝えたこと・伝えらなかったこと」[M21]
第5分科会:「人権は核と共存できない~脱原発と核兵器廃絶・国際ネットワーク」[M22]
*第3分科会の会場を[M3]とお伝えしてましたが、[M4]の間違いでした。失礼いたしました。

<4月6日(日)> 全体会 15:10~16:00 福島大学L講義棟4番教室
分科会報告
集会アピール


申し訳ありませんが参加費として1000円をいただきます_(._.)_


本日4/5から第2回原発と人権全国交流集会です。

2014-04-05 05:37:30 | イベント・集会

本日4/5から福島大学L棟4番教室で全体会が行われます。

柳田邦男さんの基調講演もあります。お時間のある方、ぜひいらして下さい。

<4月5日(土)> 全体会 13:00~18:10 福島大学L講義棟4番教室
基調講演:柳田邦男(ジャーナリスト)
報告:真木實彦(福島大学名誉教授)
被害者・市民の訴え
現地首長の訴え
特別講演:ミシェル・プリウール(リモージュ大学名誉教授)
総括報告:丹波史紀(福島大学准教授)

<4月6日(日)> 分科会 9:30~15:00 福島大学L講義棟、M講義棟
第1分科会:「被害者訴訟原告団・みんなで交流~私たちが求めるもの、私たちが目指すもの~」[L4]
第2分科会:「原発事故被害の賠償-損害と責任」[M1、2]
第3分科会:「脱原発を実現するために」[M4]
第4分科会:「原発事故報道3年-伝えたこと・伝えらなかったこと」[M21]
第5分科会:「人権は核と共存できない~脱原発と核兵器廃絶・国際ネットワーク」[M22]
*第3分科会の会場を[M3]とお伝えしてましたが、[M4]の間違いでした。失礼いたしました。

<4月6日(日)> 全体会 15:10~16:00 福島大学L講義棟4番教室
分科会報告
集会アピール


明日から第2回原発と人権全国交流集会です。

2014-04-04 17:09:58 | イベント・集会

地元紙に報道されています。

なお案内チラシは<こちら>です。

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平成26年4月5、6日に柳田邦男さん講演 福島で原発と人権交流集会

http://www.minpo.jp/pub/topics/odekake/2014/04/post_4172.html

 脱原発などについて考える「第2回原発と人権 全国研究・交流集会in福島」は平成26年4月5、6の両日、福島市の福島大で開かれる。
 実行委の主催、福島民報社などの後援。5日は午後1時から全体会を開く。ノンフィクション作家の柳田邦男さんらが、東京電力福島第一原発事故をテーマに講演する。桜井勝延南相馬市長が原発事故発生後の同市の現状、課題などを報告する。
 6日は午前9時30分から分科会を開く。原発事故の被害者訴訟原告団や弁護士らが意見を交わす。
 参加費1000円。問い合わせは実行委事務局 電話03(3836)0845へ。
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原発と人権 明日から全国集会

http://www.asahi.com/articles/CMTW1404030700004.html

 ●福島大 柳田邦男さんら講演

 脱原発に取り組む法律家や科学者らによる「原発と人権 全国研究・交流集会」が5、6日、福島市の福島大学で開かれる。

 2012年4月に続き、2回目。5日は午後1時開会。政府の事故調査・検証委員会の委員長代理を務めた作家の柳田邦男さんが「終わらない原発事 故~被害者の視点から」と題し基調講演。フランス・リモージュ大のミシェル・プリウール名誉教授の特別講演「欧州から見た福島原発事故と人権」もある。

 6日は午前9時半から、ジャーナリストの斎藤貴男さんが講演したあと、脱原発の展望について討論するなど五つの分科会がある。

 参加費は1千円。問い合わせは実行委事務局(03・3836・0845)へ。

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横浜弁護士会憲法問題シンポのお知らせ(2014年4月21日)

2014-04-04 16:38:33 | イベント・集会

横浜弁護士会では下記のとおり、高橋哲哉さんをお招きして、憲法問題のシンポを行います。

今日、弁護士会の委員の先生にくっついて高橋研究室を訪問しましたが、なかなか面白そうなシンポになりそうです。

お時間のある方、ぜひいらして下さい。

チラシは<ここ>にありますので、よろしければ拡散お願いします。

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安倍政権はいま、憲法9条の下では許されないとされてきた集団的自衛権行使につき、憲法解釈を変更することによって容認しようとしています。

集団的自衛権とは何か。行使の容認は何が問題なのか。
憲法9条はどうなるのか。
私たちはどこに向かうのか。

長年、靖国問題・教育問題にも取り組まれ、福島第一原発事故後は、福島と沖縄を見つめて「犠牲のシステム」であると喝破された、あの高橋哲哉さんをお招きし、いま私たちが直面している問題を共に考えてみたいと思います。是非ご参加下さい。

開催日 2014年(平成26年)4月21日(月) 午後6時30分~8時30分
開場 午後6時より
事前申込み不要・入場無料
場所 横浜市開港記念会館 講堂(定員480名)
講師 高橋 哲哉さん (東京大学大学院教授・哲学者)
お問い合わせ 横浜弁護士会 TEL:045-211-7705

プリウール教授セッション

2014-04-03 16:49:30 | イベント・集会

土曜日の、原発と人権全国交流集会全体会に出席していただくプリウール名誉教授をお迎えしてのセッションが早稲田大学で開かれています。
環境グルネルに関するお話。

実際に委員会のメンバーとして、立法に携わったプリウール教授のお話は、なかなか興味深いです。

土曜日もいろいろ刺激的な話がうかがえるのではないかと楽しみにしています。