- ATTACHMENT 2015-2016 AW COLLECTION -
AC52-207 ヴィンテージチノセルヴィッチトレンチコート ￥72,000 + TAX
シャトル機で高密度に織りあげたチノ地を使用。
生産性が低いシャトル織機で織った生地には綿糸本来のムラが残り、
着用を重ねるごとに魅力的なヴィンテージの風合いとなります。
さらにこの生地のアタッチメントらしいこだわりは、
塩縮+樹脂加工を施し独特のハリ感がある表情に仕上げています。
エポレット、ストームシールド、ベルト付きの袖口などトレンチコートの伝統的なディテール。
防寒性をさらに高めるスロートラッチと襟元のフック開閉。
元々軍用コートとして開発され、様々な目的から生まれたディテール。
単なる装飾ではなく、言うなれば機能美の象徴ともいうべきトレンチコート。
今季のアタッチメントのトレンチコートは、
正統派スタイルであるがややゆとりをもたせた程よい抜け感が気分。
ゆるさにぐっと旬度がアップした大人のトレンチコートです。
仕立ての良いコートは、けっしてルーズになりません。
店頭ではATTACHMENTラインも充実してまいりました。
納品もあとわずか、いよいよ入荷最終月の10月。
さて、今シーズンのATTACHMENTラインのイメージは!?
SENSE 10月号 『ATTACHMENT』特集では、音も感じるモダンブランドに。
そう今年の02月、『KAZUYUKI KUMAGAI 15-16 AW 展示会』で、
熊谷氏が「15-16 AWのアタッチメントは、1960年代中盤のボブ・ディランを」と。
イギリスのロック・バンドがアメリカで巻き起こした旋風、ブリティッシュ・インヴェイジョンのころ。
ボブ・ディラン自身もこれらに刺激を受け、エレクトリック楽器を取り入れた作品を発表するが、
従来のフォーク・ソング愛好者、とくに反体制志向のプロテスト・ソングを好むファンから手痛いブーイングの洗礼を受ける。
ファンはこの変化を「フォークに対する裏切り」ととらえ、賛否両論を巻き起こした。
熊谷氏は、「このころのボブ・ディランがカッコイイんだよね。」と、
音楽の話ではなく服のスタイリングの話をしたことを思い出します。
そして03月、『ATTACHMENT 15-16 AW 展示会』では、
ボブ・ディランの曲がだれも気づかないくらい控えめにわずかな時間でしたが流れていました。
15-16 AWは、あからさまではありませんがボブ・ディランを感じるコレクションに。
そう、SENSE 10月号『ATTACHMENT』特集の表現は、ボブ・ディランでしたね。
音を感じていただけたでしょうか。
『BOB DYLAN DONT LOOK BACK』
1965年05月、ボブ・ディランはイギリスの各地で8回のコンサートをおこなったが、
これがボブ・ディランにとって最後のアコースティック・ツアーとなった。
ツアーに同行したカメラマンのドン・アラン・ペネベイカーは、
1台の手持ち16ミリカメラでさまざまなシーンを撮影した。
20時間以上におよぶフィルムは、ドン・アラン・ペネベイカーの手で2時間の長編映画に
さらに最終的に90分の作品に編集され、35ミリフィルムに拡大プリントされた映画
『ドント・ルック・バック』として1967年05月17日にサンフランシスコで初公開された。
撮影から50年近く経った現在でも、
このドキュメンタリー映画の新鮮な衝撃はすこしも失せてない。
そう、ボブ・ディラン自身が考え出したオープニングシーンは、
プロモーションビデオの第一号作品と言われています。
片隅に立っている男はアレン・ギンスバーグ。
店頭で『BOB DYLAN DONT LOOK BACK』の映像を流しておりますので、
ぜひ服と一緒にこちらもご覧ください。
ボブ・ディランのセカンド・アルバム『THE FREEWHEELIN' BOB DYLAN』(1963)
このアルバムでプロテスト・シンガーとして知られることになります。
そう代表曲「BLOWIN' IN THE WIND（風に吹かれて）』
アメリカ合衆国の公民権運動を進める人々の間でテーマソングとも。
伊坂幸太郎の小説『アヒルと鴨のコインロッカー』2007年公開の映画では、
オリジナル・バージョンが主題歌に起用されました。
Have a good one !
今週一週間、ありがとうございました。
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