午前7時30分にホテルを出発、歩いて10分程で登山鉄道WABグリンデルワルト駅に到着しました、まずユングフラウヨッホへの中間駅クライネ・シャイデックまで30分乗車、その後、赤色のユングフラウ鉄道に乗り換えてユングフラウヨッホに向かいます。
午前6時前、ホテルの庭から見たメッテンベルク(左)と雪を被ったアイガー北壁(右) 陽光が入ったアイガー北壁
ホテル庭の池にアイガー北壁が映る ヴェンゲルアルプ(WAB)鉄道グリンデルワルト駅
グリンデルワルト
インターラーケンと並ぶユングフラウ、アイガーへの窓口となる村です、インターラーケンが軽井沢ならグリンデルワエルトは上高地に例えられますが、この小さな村に年間100万人の人が訪れています、この町は特に日本人が好きな町の様で、駅前には日本語の旅行案内所がありました。
ヴェンゲルアルプ(WAB)鉄道は1893年の開業、軌道が狭い分、客車も一回り小さな造りです。
グリンデルワルトとクライネ・シャーイデツクを結ぶWAB登山鉄道の電車が入線しています
駅前にて ユングフラウヨッホ施設見学券を兼ねた乗車券
発車間もなく、車窓からスイスらしい牧歌的な風景が広がる中、登山電車は徐々に高度を上げる
ヨーロッパを代表するアイガー(3970m)、メンヒ(4107m)、ユングフラウ(4158m)が車窓から臨めた
ユングフラウ鉄道
明治28年(1895)、日本ではまだ汽車の黎明期に、スイスではアルプスの岩壁に穴を開けて列車を走らせる大工事を始めており、16年かけて全長7.1kmのトンネルを開通させて3454mの高所に駅を完成させた技術の高さに驚かされます。
ユングフラウ鉄道への乗り換え駅クライネシャイデック
ユングフラウ鉄道の電車が降りてきた
大自然の中にレールが敷かれ可愛いい電車が待機中、ゆったりとした時間が流れている
クライネシャイデックで電車を乗り換えてユングフラウヨッホを目指す、乗車時間は52分
ユングフラウ鉄道のアプト式電車は急勾配を一気に登る
ユングフラウ鉄道はアイガー、メンヒ、ユングフラウを目指して高度を上げていく
ユングフラウヨッホ展望台が見えた アイガーのトンネルに入る電車
登山電車はアイガーとメンヒの中に掘られたトンネルを走る。
アイガーヴァントの展望スペース
アイガーヴァント(アイガー北壁)、アイガーメーア(氷の海)の2駅で5分間臨時停車、アイガー中腹の展望スペースから外が見られる
アイガー北壁の展望スペースからの眺め
ユングフラウヨッホ駅(3454m) (若い女性という意味だそうです)
山腹を掘って造られたユングフラウヨッホ駅(3454m)に到着
どの列車も満員
車両は全席指定
アレッチ氷河(世界遺産)
全長22km、氷の厚さ900mのヨーロッパ最大の氷河、正面はシュレックホルン(4078m)、1年で180mのスピードで流れているそうです。
ユングフラウヨッホのスフインクステラス(トップオブヨーロッパ) 3571m (参考写真)
岩壁を掘った跡が残るトンネル内 近代的なトップオブヨーロッパ内、トイレも水洗でした
アレッチ氷河を目指すスキーヤー
エレベーターでスフインクステラスに昇り、展望台のバルコニーに出ると4000m級の山が眼前に広がる
背後の山がユングフラウ(4158m)
カメラを構えるも、スケールの大きさに圧倒される
駅から続く施設にはレストランや様々な見どころがあります
施設内の案内表示
エスカレーターに乗ると壁面に写真パネルで建設当時の模様が映し出されている
氷の宮殿入口にあったジオラマ
歩く歩道(アルパインセンセーション)
氷河を30mの深さまで彫って造った氷の宮殿、全て氷で造られていました 氷の熊の彫刻
何故かワインの樽が置いてあった
プラトー 外に出ると雪と氷河の世界、気温が一気に下がった
アレッチ氷河が見える
メインのロビーに日本の郵便ポストが置かれていた、実際にポストの役割を果たしているそうです
ユングフラウヨッホ展望台からの眺望を満喫してから登山電車でクライネ・シャイデックまでおり、ここからアルピグレンまでの一駅(約1時間45分)をハイキングします。
雪を被るユングフラウと赤い登山電車が人気の秘密か
グリンデルワルト行の電車
ここでもSUZUKI車の広告がありました、たしかにスイスではSUZUKIの車をよく見ました
アプト式・電車はレールの間のギアを噛みながら急斜面を登って行きます
山岳作家でもあった新田次郎氏が亡くなった後、ユングフラウを何度も訪れていた同氏の思いを受けて、夫人の手で遺品がクライネ・シャイデック駅の裏手の丘に埋められ、その後に記念碑がつくられました。
ランチタイム
ハイク前にクライネシャイデック駅近くののレストランで伝統料理ラクレット+地ビールを頂きました
ハイキングコースはなだらかに山間の谷を下って行きます
クライネ・シャイテック駅前にて
ハイク前にストレッチ体操で体をほぐします
快晴の空の元、ツアー参加者は整備されたハイクコースを歩きます
標高2000mにある為か、7月になって花々が一斉に咲きだしていた
放牧された牛がハイカーを無視して草を食べています、登山電車が急勾配を登っていく
登山電車はアプト式でギアを噛みながら登ります
絵になる風景です
アイガー北壁の麓を登る電車
ハイクコースは大きなアップ・ダウンも無く、整備されていて歩きやすい
1時間45分程歩いてアルピグレン駅に到着、同駅発の電車で山を下り、グリンデルワルトに戻りました
30分おきに電車がきます
ハイクをしてきた人が電車を待っています
乗車券のチェック無し、おおらかな国です(私はもちろん乗車券を持っています)
間もなくグリンデルワルトに到着
中央左の三角屋根の建物が宿泊しているホテル
グリンデルワルトは小さな町だが各国から人が来る為か、洗練された雰囲気でした
小さな町なのになぜか日本語観光案内所があった、それほどこの町は日本人に人気があると言う事なのでしょう
ホテルの庭から見たメッテンベルクとアイガー北壁
暮れなずむアイガー北壁を見ながら一杯
トップオブヨーロッパで乗車記念パスポートに押したスタンプ ユングフラウヨッホ訪問証明書だそうです