笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

脳からバレーを考える

2008-12-02 21:58:57 | Weblog
 「スポーツとは理系と心得よ!」
自然体バレーでは、人間の仕組みやメカニズム、解剖学や生理学からのドリルが考えられている。更に、草野塾頭は旧態然の根性主義や経験主義における指導は古いと言っている。

 家の中をふと見ると、妻が買っておいた本が目に入った。茂木健一郎著「脳を活かす勉強法」という本だった。マスコミにもよく出演している脳科学者である。その本の中に興味深いものがいくつもあった。できることをやっても脳は喜ばないが、できそうもないことをクリアすると脳は大きな喜びを感じるそうである。そして「喜び」を基に「ドーパミン」による「強化学習」のサイクルを回すことだそうである。つまり、脳は負荷をかけて苦しみを与えたあと、それが成功した時に一番喜びを感じるというメカニズムを持っているそうである。この本は勉強法ではあるが、バレーボールにも通ずるものがあるし、自然体バレーはそういった観点からも構成されたドリルがたくさんあると思われる。
 また、強制はNG。自発的な行動で「成功体験」を持つことが大切だそうである。それから、脳に回路ができあがればあとは身体が勝手に動くということも言っている。塾頭が言っている、神経回路と筋肉をつなぐということと同じことを言っている。

 バレーボールの指導をする際に、科学的にいろいろなことを考えたり、そのことがいろいろなことに広がってきていることを感じる。脳の観点から、バレーボールを考えるとバレーの指導も奥が深くなりそうで、とてもおもしろい。そして、私も子どもも練習中にドーパミンがいっぱい出るように、ほめたり達成感を得られたり、負荷をかけたりしていきたいと思う。
コメント (3)
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