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宮寒梅 特別純米 美山錦55

東北の地酒が続きます。今回はこれ。



まず、ポンっと、栓を開けると、フルーティーな香りがただよってきます。

これがいいんですよね、宮寒梅は。

宮城の地酒で、純米クラスでこんなにフルーティーな銘柄があるでしょうか!?

さっぱりとした甘みと、ほどよく効いた軟らかい酸味が実にバランスいいです。

口に含んでいるときに感じる軽い甘みは、飲み込んで後味に残るときには、グッと深みを出します。

4月出荷のこのお酒、瓶には、こんなラベルが貼ってあります。



今回の震災で何とか生き延びたお酒とのこと。

こんなにおいしいお酒が、危なく僕の手元に届かないところだったなんて、

なんてことしてくれるんだ、地震!

他にも、生き延びたおいしいお酒を探して、早いとこ僕の体の中に避難させないと。

美山錦/精米歩合 55%。(製造年月 2011年4月)
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陸奥八仙 純米大吟醸

土日は、下の娘(しずく)からもらったウィルス性胃腸炎のため、おとなしくしていました。

今回は、そんなにひどくならずにすぐに治ったんですが、トイレに入るたびに、「今、でっかい余震がきたら、どうしよう?」とドキドキでした。

こんなとき、慌てず、拭いてから逃げる男でありたい。


さて、今日のお酒は八戸の海沿いにある陸奥八仙。被害はあったようですが、壊滅的なダメージはなかったようで安心しました。

吟醸香は控えめで、ちょっと地味めの純米大吟醸酒です。

アルコール度数が低め(15~16度)なせいか、抵抗感なくスーッと入ってきます。

全体的にはスッキリとした印象ではありますが、味の厚みはそこそこあって、物足りなさは感じません。

酸味は弱いけど、後味はほんのりフルーティーかな。

陸奥八仙は、いずれ落ち着いたら、改めてガンガン飲みたい銘柄です。もうちょっとマニアックなスペックのを1升瓶買いしたいですね。

米不明/精米歩合 50%。(製造年月 2010年12月)
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利久で蒼天伝

先日、利久から出前をとったときのこと。
(家まで牛タン弁当を届けてくれます。)

配達してくれた店員さんに、「まだ、お店の方では、お酒は自粛してるんですか?」と聞くと、「もう通常通りに営業してます」とのこと。

これは、行かなくてはっ。

というわけで、やっと完全復活した利久で飲むことができました。

いつも通り、牛タンからスタートしつつ、





鴨のたたきなんかも食べつつ、



その他、いろんなつまみも食べつつ、









いただいたお酒は、赤いラベルの蒼天伝 純米酒。



日本酒メニューを見てみると、大崎、石巻、気仙沼・・・などなど、今回の震災で被害が大きかったと聞いている地域の地酒が並んでいます。これが偶然なのか狙いなのか、それはわかりませんが、とにかくおいしそうなラインナップです。

最近、自宅では、宮寒梅、日高見、伯楽星、乾坤一なんかを飲んでるわけですが、蒼天伝だけは近所に売っていないので、どうしてもこれが飲みたくなってしまいました。

そういえば、蒼天伝は、昨年の試飲会で目を付けてたんですよね。

注文して、一口飲んでみると、これがなかなかハマりました。

普段飲まないような酒質です。甘辛くちょっと濃いめの味わいに、強めの酸味。男らしいというか、力強いというか、でも、飲み続けてもきつい感じがなく、気が付くと4杯ほどいただいていました。

この間、嫁は伯楽星の特別純米。

そして、最後の1杯は、2人で日高見の純米酒で締めました。

久しぶりに、いつものお店で食べて飲めて大満足。

飲んでる途中、保育園で娘と同じクラスの子供とそのお母さんに偶然会って、声を掛けられました。「昼間から飲んでたんですか?いいですね~。」と言われましたが、逆に聞きたい。

「まさか、飲まずに牛タンだけ食べてたんですか?」

やっぱり、一般家庭では、本気飲みは夜なのね~。
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乾坤一 純米吟醸原酒 雄町 一回火入れ

ブログをやっていることもあり、普段はどちらかというと、飲んだことのないお酒を好んで選ぶ傾向があるわけですが、それもこれもすべて、自分の好みに合うおいしいお酒を見つけるため。

で、好みに合うお酒をいくつも見つけたわけですが、その知識や経験をいつ使うのか。

今がまさに使うときでしょう。

というわけで、何度も飲んだことのある大好きな乾坤一の純吟原酒シリーズから、雄町を。

原酒らしく、そこそこ辛さや力強さもあるこのお酒。

でも、好きなポイントはそこではなくて、輪郭のくっきりとした酸味とさっぱりとした甘みのバランスからくるフルーティーさ。

僕のストライクゾーンの中のやや辛め・濃いめのところに位置します。

大沼酒造は今回被害が大きかったと聞いていますが、乾坤一のこの純吟原酒シリーズが飲めなくなると、僕としてはダメージはかなり大きいです。

来年も飲めるといいなぁ。

雄町/精米歩合 50%。(製造年月 2011年1月)
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宮寒梅 純米大吟醸 ひより

余震続きで落ち着かない・・・・といっても、この先何ヶ月もこんな状態が続きそうなので、落ち着くまで待っていたら、なんにもできません。

というわけで、今日も若干揺れておりますが、気にせず飲んでおきましょう。


酸味が強くないので、派手さがなく落ち着いた雰囲気の宮寒梅です。

でも、含み香は、控えめながらも高級感のある吟醸香がほんのり楽しめて、かなり心地いい。

毎日ちょっとずつ飲もうと思いましたが、結局、クイクイ飲んでしまいました。

そういえば、このお酒、製造年月が今年の3月。

出荷が震災の前なのか後なのかはわかりませんが、とりあえず、我が家にたどり着いてくれてよかった。

ひより/精米歩合 40%。(製造年月 2011年3月)
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こんなときではありますが

今日は、上の娘(あずみ)が熱を出したので、僕は看護休暇でお休みです。

しかし、余震、落ち着きませんね。

昨日から、福島や北関東で大きい余震が続いています。

昨日は、夕方、M7.1が来ましたが、ちょうど職場の建物から出た瞬間だったので、建物の中で恐い思いをしなくて済みました。

今朝、娘を病院に連れて行く前に、ちょっとだけ職場の僕の部屋の様子を見に行ったところ、特に物が落ちてはいませんでした。ちょっと安心。

自宅も、何事もなかったかのように無事でしたので、どうぞご心配なく!



さて、3月11日に大地震が来てからというもの、生活が一変したわけですが、3月末頃にはお店などはある程度復旧していました。

毎年、3月末に人間ドックを受診していて、今年も予約していましたが、さすがに健康維持のための検診なんかは、やっていないだろうと思っていたら、なんと受診可能とのこと。

大地震後、非常食しか食べられない時期があったり、余震の連続でストレスがたまっていたりして、ちょっと体調が不安だったので、こんなときではありますが、予定通り受診してきました。

どんな結果が出るか、不安でしたが、なんと結果は、





ここ数年の中で、最も健康体!





そう言われてみると、ライフラインが止まったことで、毎日、水汲みをし、エレベータが使えないので職場では毎日階段で4階まで何往復もし、お惣菜や肉が買えなかったので野菜中心の食生活になり、居酒屋が開いてなかったので外食がなくなり、お酒は・・・・・ま、それは飲んでたんですけど、いろいろ考えると確かに健康的な生活を送ってたのかも。

そんなこんなで、昨年よりも、体重は3キロ減り、ウェストは2cm細くなり、体脂肪は7%減り、そしてなんと、





γ-GTPが34まで下がりました!(過去最低)



ちゃんと心を入れ替えて、運動したり野菜を多く摂ったりすると、お酒を飲んでても健康でいられるんですね。

まだしばらくの間、余震と共に暮らしていかなければならないわけですが、おいしい日本酒で落ち着きつつ、この体調をキープしたいと思います。

なんて言いつつ・・・・・、





すでに、ちょっと戻った気がする♪



とりあえず、今年も健康でブログを続けられそうです。
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日高見 大吟醸 山田錦 40%

今日、テレビで平井社長が話をされていましたが、結構な被害だったもようの日高見。

でも、被災したにもかかわらず、震災復興酒を出して売り上げの一部を義援金にするとのことで、蔵の復興への意気込みを感じました。

普段から、純米酒はよく飲んでいますが、久しぶりにいろんな日高見を買ってみました。

まずは、若干、高級酒の日高見。大吟醸です。

このスペックにはめずらしく、香りは控えめ。そして、口当たりは極めてやわらかい。丸みのある甘みと酸味が絶妙なバランスです。

日高見らしい、食中でも単体でも旨いラインをいった大吟醸酒です。

この手のお酒は、嫁が大好きで、グイグイいってしまうので、もうなくなりましたけどね。

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こんな感じで、だんだん飲む方にも力を入れられるまで復活してきたところに、ノンベェ用支援物資が到着!

今回は、関東方面の飲み仲間たちから、いただきました。



中身は・・・・・。



おおーっ、男らしいサイズ。これだけあれば、また大きい余震が来て物資に困っても、生き延びられそう。

さらに、下には、



おおー、これは、嫁用のビールと、子供用の(ちゃんと2人分ある!)お菓子ですね。

このイチゴの入れ物は、すぐに子供たちのおもちゃになりました。



よかった~、2人分あって。

家族みんなへの支援物資、ありがとうございました!

仕事はもうしばらく臨時休業中ですが、いっぱい飲んでがんばりま~す。
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伯楽星 純米吟醸 新酒22BY

宮城の地酒から。

今日は、伯楽星です。

食中酒として有名なお酒ですが、単体でもなかなかおいしいんですよね。

もちろん、華やかな吟醸香や、濃い甘みはありません。

控えめなんだけど、存在感のあるさっぱりとした酸味が、スパッ、スパッと切れのいい飲み口を作り出しています。

ただ、酸味があると言っても、硬さはなく、そこが食中酒として料理になじむんでしょうね。

我が家では、特に嫁が大好きな味で、スイスイ飲んじゃってます。

伯楽星も被害が大きかったようですが、がんばってほしいですね。


さて、話は変わり、我が家の復旧状況ですが、今週の初めに、やっと電気温水器が復活。お湯のシャワーが浴びられるようになりました!

震災前は当たり前のことでしたが、お湯のシャワーって、便利ですね。


・・・・とブログを書いていたら、また揺れましたね。



結構すごかったですが、今回は無事ですので、ご心配なく!!
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宮寒梅 純米大吟醸

今回の震災で、宮城の蔵元は結構ダメージを受けたようです。

何よりも、大好きな宮寒梅の被害が大きかったことが、僕としてもショックでした。

僕一人が飲んだところで、蔵の復旧に貢献できるわけではありませんが、でも、やっぱり飲まずにはいられない。

細々とですがお酒のブログを書いている身としては、宮寒梅を待っている熱狂的なファンがいるということだけは、アピールしておきたい。

そんなわけで、宮寒梅の純米大吟醸です。

口当たりが軟らかくて、トロみも感じられます。フルーティーというよりは、もう少し甘みに深みがある印象です。

それなりに濃さもあり、余韻も楽しめます。余韻の含み香はさっぱりしています。

やっぱり、旨いですね。

絶対に復旧してもらわないと困ります!

さて、しばらくは、宮城の地酒を攻めましょうか。
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支援物資、到着

いつの間にか、大地震から3週間経ちました。

地震直後のある日、コンビニの前に大行列ができていて、営業始まったのかな?買い物できるのかな?と思ったら、無料になった公衆電話に並んでる行列だとわかってがっかりしたのが遠い昔のことのようです。

今は、営業しているコンビニも増えましたが、依然として棚に並んでいる商品は限られている状態。

そんな中、宅急便が復活したこともあり、北海道の実家から支援物資が届きました!






中身を見てみると・・・・。








わかってらっしゃる。



高いのはわかっていますが、北海道に帰るといつも必ず飲んでしまう千歳鶴 吉翔。こんな高級酒を4本も。

できれば、しばらく実家の北海道に帰りたいところですが、そうもいかず。でも、このお酒のおかげで、実家気分を味わえました。



お味の方は、飲み慣れた抜群の旨さ。

若干濃いめの味わいの中に、高級感のある華やかな吟醸香。そして、限りなくきれいで上品な甘み。

これだけ旨いと、1日1本ペースでなくなっていきそうです。

さて、おいしいお酒も飲んだことだし、1ヶ月後の仕事の本格的な再開に向けて、また毎日ちょっとずつがんばっていくとしますか。
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