金森整骨院院長ブログ

整骨院の日常を中心に感じたこと(感動したり反省したり、失敗あり、達成感あり・・・)。そんなことを発信していきます。

骨折の授業

2014-01-22 14:37:34 | 日記
上腕骨近位端部の骨折から始まり、前腕部、そして今指骨骨折のところまで進んだ。学生にしてみれば臨床の現場にいる場合は別として、大半は机上の学問となっている。だから今一つ実感が伴わず、難しいのだと思われる。教える側にするとどう説明したら分かってもらえるか…筋肉の走行や、運動学も含め暗記でなく理解を!といつも話しているのだが。どこまで分かってくれたか…悩むところだ。それでも授業が終わると何人かの学生が具体的な質問を抱えてやってくる。これは嬉しい限りだ。教えることは学ぶこと!こちらもまったく違う視点からの質問や、基本に立ち返った素朴な質問に改めて勉強し直すことも多々ある。ボクサー骨折、ベンネット骨折…柔整師のところに骨折患者さんが少なくなったとはいえ、これら手指の骨折はやはり得意分野であって欲しいものである。次代を担う柔整の学生には是非これらの整復手技を会得してほしい。ただ学生達にしてみれば取り敢えず、目前のテストをクリアしたいというのが本音と思われ、当分はジレンマに悩むところだ。

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