半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

神崎の火渡り修行!

2011年10月10日 | 素敵な空間・イベント
今年もやって参りました

毎年体育の日は「神崎寺の火渡り修行の日」なのです

TVとかで見たことはあると思いますが、熱い火がチラチラしている炭の上を、お寺の住職が素足で渡る修行がイベントとなったものが、神崎町で2年ほど前から開かれるようになったのです。

一昨年、参加してみて、「凄い俺も気合いれないと」とバリバリに家族で気合が入った記憶があります。
一昨年の火渡り修行→コチラ

昨年は参加できなかったのですが、今年は、商店街のテント設営のお手伝いも兼ねて、8時頃から神崎に入り、体験してきましたよ

先月、初めてお知り合いになれた神澤さんを通じて、勝手に親近感を持っているトージバさん。このトージバさん関連の方が「竹」でテントを作っています。東京のアースデーとかも、この竹テントが使われています。
部品をとっかえひっかえ、5年ぐらいは使っているそう。骨組みがなかなか複雑で、なかなか設置が難しかったです。


さて、お手伝いといってもテント設置は1時間ぐらいで終わってしまったため、色々ぶらぶらしてみました。

寺田本家の優さんとなかじさん、トージバの佐野さんは、蔵の中で太鼓の練習中。


中庭では、住職ご一行が立ち寄って祈願をする場所が縄で囲われていました。


多古町役場の女性の方が、知り合いからマグロをもらった、ということで、それが住職ご一行に振舞われることになり、寺田本家の奥の方でマグロが解体されていました。


これはマグロの心臓。食べてみたかった。。。


出店の一つ、神山酒店さんが売っていた、寺田本家の「ひひきあい」という原酒。アルコール度数19度と高めのお酒でしたが、暑い日中にキンキンに冷えていて、グビグビっと飲んでしまいまいた美味しい



さて、その頃、住職ご一行は駅前から行列で町を歩き、いったん、神崎寺に入っていました。




いよいよご一行が近づくと、寺田本家門前で、太鼓スタート



ご一行の太鼓持ちは、知り合いの岩本君じゃありませんか
こうざき自然塾で研修をした後、冬は寺田本家で酒を作り、夏は米や雑穀を作っているナイスガイです。
もともと坊主なので、超お似合いしっかし、格好よいな~。


儀式が終わって火がつけられました。不動明王の炎は悪を焼き尽くすといわれます。そういった関係なのでしょう。


さて、この後、ご一行は昼休み。この間、この火の煙をくぐらせたお餅を臼と杵でついたものが、振舞われました。
こうざき自然塾さん、大忙し私も手伝わさせていただきました。


さて、昼休みが終わってご一行が、利根川河川敷へ出発
太鼓持ちは、岩本君と木内先生(これまた私の知り合い)。
人が足りないようで「来年は是非参加して下さい」とオススメ頂きました。





利根川沿いの河川敷に到着して、儀式が一通りおおなわれた後、いよいよ、着火です。


松の葉っぱだと思いますが、一気に煙が噴出してきました。すげぇ~


瞬く間に炎が3F建てのビルの高さぐらいに燃え上がり、熱風と煙が竜のように渦巻いていて、暑くて怖くて観客はみんな避難


それでも住職は、避難せず、熱風と煙の中で座りながら印を結んでいました。
さすが、住職です。


アングルを変えたところから、燃え盛る炎と住職。とにかく顔が熱い


あまりにも巨大な炎は、熱いだけでなくその大きさが「恐怖心」を芽生えさせます。
でも、こういった「炎の圧倒的な力」を見せ付けられるからこそ、人は自然への畏怖、そして、自分の小ささを感じたりするんでしょうね。もちろん、悪や魔物もこの炎が焼き尽くす、という意味もあるのでしょう。

そして炎がようやく沈下したあと、護摩がくべられます。いよいよ、火渡りが始まります。


まず、大釜で煮えたぎった熱湯に榊を入れて、自分に浴びせます。 いや、住職、それは間違いなく熱いでしょ



そして、住職、その他の仲間が渡ります。感動ものです。


やばいのは岩本くん。町民の参加者は、みんな足袋をはいて渡っているのに、岩本君だけは裸足で渡っていました
しかも、太鼓をもちながら3回も


あまりにも岩本くん、格好よすぎて、感動してしまいました。
是非、米や雑穀を売らせてもらいたいですね。
足裏には当然ですが火傷の跡と皮が切れていました。。。 


その後、一般客と同様に、私も梵天をもって火が納まった道を歩きました。


餅が振舞われて火渡り終了。


家に帰って、月のとうふと神山酒店さんで買った寺田さんの「香取90」でおつかれさん晩酌



今年は一人でいきましたが、本当に色々な人にあえて良い時間を過ごさせてもらいました。

そして、火渡りは「家族でいくべき」と思いました。

炎の怖さ、熱さを体験した上で、一般人も住職に肩を「エイッ」と叩かれて火渡りをしてお守りを頂けるんですが、一昨年は、赤子だった次男もおんぶしながら渡ったものです。

人の極限の状態や自然の巨大さを体験した上で、「火渡り」という行動を行い、お守りをいただく。こういった「行事」は、単に神社に行ってお参りするよりも、心から有り難いと思うことができます。
そうした心境になること、そしてそういった心境でお守りを持つ、というのは、大人だけじゃなく子供の心に普通の暮らしでは味わえないものが種として蒔かれるんじゃないか、と思います。

来年からは、やっぱり家族でこの火渡り修行、参加したいと思います。

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