これは、昨年末位に発売になったDVDだが、今まで、断片的にしか見れなかったディランの「ニューポート伝説」をしっかり見れる映像ソフトと言う点で、とても嬉しい一枚である。
「ニューポート伝説」と言えば、当然、1965年の「エレキ転向事件」だろう。ロック史上最も重要な出来事とされているこの事件だが、これによってフォークファンからブーイングされて…といった今まで語られていた伝説は、この映像を見る限りあまり感じられない。
むしろ、この映像を順を追って見ていけば分かるのだが、ディランの曲が、このフェスティバルの出演者達(PPMとか)にカバーされたのをきっかけに有名になって、実際、このフェスティバルに出る事でスターになっていった様子が年代を追ってよく分かるし、だから、ディランはこのフェスティバルには何らか特別な想いで唄っているし、心から楽しんでいる様子が伝わってもくるのである。
で、問題の1965年だが、映像を通して僕が感じた事。それは、ディランのこのフェスに対する特別で誠実な想いと「確信犯的な想い」そのものである。
「僕が今からやるパフォーマンスは、必ず後世に語り継がれるに違いない。だから他では無く、ここニューポートでやるんだ!」
意外にも、その想いの方が多くの聴衆に届いている。当時のフォークファン、ディランファンは、決して「エレキなんかでやりやがって!」なんて言う了見の狭い人達なんかじゃないし、むしろ「ディランのファン」だから、彼の気持ちがよく分かっている!
「ニューポート伝説」と言えば、当然、1965年の「エレキ転向事件」だろう。ロック史上最も重要な出来事とされているこの事件だが、これによってフォークファンからブーイングされて…といった今まで語られていた伝説は、この映像を見る限りあまり感じられない。
むしろ、この映像を順を追って見ていけば分かるのだが、ディランの曲が、このフェスティバルの出演者達(PPMとか)にカバーされたのをきっかけに有名になって、実際、このフェスティバルに出る事でスターになっていった様子が年代を追ってよく分かるし、だから、ディランはこのフェスティバルには何らか特別な想いで唄っているし、心から楽しんでいる様子が伝わってもくるのである。
で、問題の1965年だが、映像を通して僕が感じた事。それは、ディランのこのフェスに対する特別で誠実な想いと「確信犯的な想い」そのものである。
「僕が今からやるパフォーマンスは、必ず後世に語り継がれるに違いない。だから他では無く、ここニューポートでやるんだ!」
意外にも、その想いの方が多くの聴衆に届いている。当時のフォークファン、ディランファンは、決して「エレキなんかでやりやがって!」なんて言う了見の狭い人達なんかじゃないし、むしろ「ディランのファン」だから、彼の気持ちがよく分かっている!