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"so-whatical" music review

地下室~ボブ・ディラン&ザ・バンド

2007-07-23 01:31:17 | 音楽
 「わごむの活動の方が、久しく公の場で止まっている。」との事で、当然、HPも久しく止まっている状態の中で、少なからず「HPを見ている人に面白い企画を!」との話で、この様なコーナーを設ける事になりました。如何せん、いまや誰もがブログを書いている時代とは言え、何をどう書いていいのか分からずのスタート。まぁ、これを機に、色んな人のブログにもボチボチ目を通す様にしようかな?多分、ブログ慣れしている人には、文章が堅く映るんやろうなぁ・・・。
 
 初めなので前置きしたけど、このコーナーは基本的にレコード等の評論とまではいかないかもしれないけど、エッセイとも言いたくない様なそんな感じにするつもり。

 で、第1回目は「ベースメントテープス(地下室)」。

 僕にとってボブ・ディランという人は、「会った事がない人(勿論、ライヴは観てるけど)で最も人生で影響を受けた人」と言ってもいいと思う。ボブ・ディランとジョン・レノンだけは別格!っていう想いは、もう、きっと永遠にそうなんじゃないかとさえ思える。ボブ・ディランについては、今後、このコーナーでかなり登場する事、間違いないと思うけど、この「地下室」は、他のディラン作品、もしくはザ・バンド作品への想いと、少しニュアンスが変わってくる。

 「このレコードこそ、僕が理想とする音楽との付き合い方に違いない!」

 その想いは、社会人になって10何年経ってしまった今、益々、強さを増すばかりである。ロビー・ロバートソンの言う「クラブハウス的な感覚」。それは、きっと、僕の音楽人生の中で言えば、「部室」というスタジオが使い放題だった学生時代のあの感覚。何をするという訳でもなく部室へ行き、人が集まっていれば、自然とジャム・セッションが始まり・・・。レベルは違えども、きっと、そんな感覚だったのだろうと思う。
 しかし、そんな贅沢な環境だと当時は気付かず、無駄に過ごしてしまっていた時間(各種ギャンブルとか・・・)が、今では何ともったいない事か!「お金さえあれば自分のスタジオを持ちたい!」。そう思う僕みたいな音楽好きは、きっと世の中にゴマンといるに違いないな。だからこそ、社会人になってもバンドをやり続ける以上、音楽と付き合ってる時間は濃く、あの頃の何倍も楽しく過ごさなアカンと思うよなぁ・・・。

 さて、アルバムについて。(前置き長いなぁ・・・。)全曲、外れなしの名曲揃いやけど、前置き長くなり過ぎたので、一曲ずつ触るのは辞めときます。
 しかし、どの曲も、ミュージシャンそれぞれの個性も上手く出てるし、「世に出すつもりではなかった。」なんて嘘やろうと思う程の表現力には脱帽する。後で、ロビー・ロバートソンが加工してるとは言え、海賊盤の「グレート・ホワイト・ワンダー」(つまり加工前)だって、僕にとっては文句無しやもんなぁ!

 あと、このアルバムからの多くのカバーが出てる事について、触れておこうかな。やけど、バーズは、またこのコーナーでかなり登場する事、間違いないので割愛。そうそう。ジュリー・ドリスコールとブライアン・オーガーの「火の車」が好き!ベスト盤でもあんまり収録されてないんだけどなぁ・・・。これが。