雇われの悲しみを君に

丸の内

丸の内で「IKEA BALCONY GALLERY」という催し物をやっていたので

妻と丸の内に出掛けた。


要するにIKEAのアウトドア商品の宣伝だ。

とりたてて面白いわけでもなかった。

わたくし、久しぶりに丸の内を歩いて、

なんというか金持ちの匂いを嗅いだような気がしましたよ。

二重橋前を通り過ぎる車ですが、高級車が多いですなぁ

丸の内でベビーカーを押してる若い夫婦あるいは

ヒゲを生やした中年とそれなりの格好をした女性との夫婦とか

相当な金持ちという雰囲気があるような。。

わたくし、都心で働くようになってすぐ、20代の頃、

丸の内の洗練されたビル群を眺めながら、

この都会でのしあがっていく自分をイメージしたことも確かにあったんですけど、

そんな能力も度胸も根性もないことを徐々にそして静かに自覚して、

いま45歳の雇われ中年になっているわけですよ。

わたしが20代の頃は、一流商社とかシンクタンクとかいわゆる勝ち組という

価値観があったわけで、いや今もそうなんでしょうけれど、

そういうルートに乗れるだけでも、とんでもない力がある証拠というか

結局わたしは、そういう世界を知ることもなく、細々と生きているわけですよ。

あの頃の焦燥感というものを、今日妻と丸の内を歩きながら

遠い遠い大昔のような懐かしいような、、

そんな不思議な気分で頭がぼーっとなってしまいましたよ

人の能力って、まず土台にあるのは生命力という気がします。

生命力が薄弱な方は、やはり誰かに保護されて寄生して生きて行くのだと思う。

せめてわたしは、寄生することなく、自分の足で社会と対峙したいと思っている。

それだけはどうにか守れているような気はするけれど、もっともっと

社会の仕組みを知ることができるルートに乗れたのかもしれない、

などと少し自分の生き方を振り返ってしまった、GW前半なのだ。

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