私の大好きな映画『マトリックス』。
その中で主要人物のモーフィアスが言います。
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There is a difference between
knowing the path and walking the path.
道を知っていることと、実際にその道を歩くことは、別物だ。
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先日、いつも行く床屋の理容師さんと話していて、この言葉を思い出していました。
いつも私の髪を切ってくれる理容師さんは依然ドイツでことがあり、
その時現地の学校でドイツ語を勉強していたそうです。
たまたま入った学校のそのクラスは珍しくアジア人はその理容師さんだけだったらしく、
ドイツ語をある程度覚えるまでコミュニケーションをとるのは苦労したそうです。
その話を言聞いて、私も今でこそ語学教師なんかやっていますけど、
大学を出るまで語学なんて糞くらえだったし、てんで苦手だった話をしました。
それがどうして語学教師になってしまうのかって話になって、
私の場合は前職で外国人に英語でどうしても話さなければならなかった必要性と、
海外に旅行しにいって、英語で話すことが案外難しくなかったこと(限界はあるけど)。
いまでも相変らず上手じゃないし、勉強が好きかといえば、やっぱり嫌い。
でも以前に比べて理解がよくなった気がします。なんとなくですけどね。
教科書に書いてある英語と会話をする英語に開きがありますね。
内容は英語ですからそりゃ同じなんですけど、目指しているところが違うんですよ。
ぶっちゃけですよ。
中学1年生で習う英語すらまともに覚えてなくても、話は通じますから。
試験だと0点ですけど、会話は試験じゃなありません。
そしてですよ、こちとらネイティブじゃないんだから、めちゃくちゃな文法で話しても、
ネイティブのあちらさんが察してくれます。これで万事オッケーです(何。
そして、話してようやく気づくんです。
自分がどういう表現が言えないか、どういう単語を知らないか。
そこで初めて文法を知る。もしくは文法に立ち返る。
私の場合はこのパターンが実にしっくりくる。
逆に教科書であほみたいに勉強していても、話せないことがあるんだからびっくりする。
中学・高校・大学で勉強した内容の2割程度しか力を発揮できていない現実があります。
知っているからといって、それができるわけじゃないんです。
それをやってみないとできるかどうかはわからないんですよ。
トライ&エラーでいいと思うんですよ。
我々プロじゃないし。
それを繰り返しているうちに悟りを開いて救世主になるかもしれないし(何。