ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

バイソン・パドック

2017-04-25 06:21:29 | 生活
 バイソン・パドックは、サンフランシスコ市のゴールデン・ゲート・パーク内にあるアメリカン・バイソンの牧場だ。動物、とりわけゾウ、キリン、カバらのような大型草食動物を眺めることには癒しの効果があることが、最近の研究で明らかになってきているそうだ。日ごろの仕事や人間関係のストレス、はたまたホームシックに陥りがちな30代日本式独身サラリーマンにもそういった癒しの時間は必要であるが、動物園を中年男性が一人で歩く行為は子供に絡む犯罪への警戒感が高まっている昨今、なかなかに難しい。そんなときにはこのバイソン・パドックへ出かけてみよう。


この施設の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。


①アクセス
言わずと知れたゴールデン・ゲート・パークだが、デ・ヤング美術館や科学博物館のような洗練された施設もあれば、東端はただヒッピーたちが寝転ぶための草むらになっていたり、南側にはあまり手入れの行き届いていない植物園があったりとなかなかにカオスな雰囲気になっている。その中でもこのバイソン・パドックは、特に人通りが少なく、休日の午後のような込み合う時間でも駐車スペースはたっぷりあるので安心して欲しい。


②アメリカン・バイソン
農耕文化を持たないアメリカの先住民たちは、その日に必要なだけのバイソンを捕獲して衣食住に利用して暮らしていた。しかし侵略者たちが作り上げた政府は、先住民を飢餓に追い込む目的で、積極的にバイソンの駆除を行ったという。絶滅の危機に追い込まれたバイソンであったが、フロンティアの消滅以降、侵略者たちは心機一転保護の政策をとるようになり、このゴールデン・ゲート・パークでも飼育が行われているのだ。


③バイソン・パドック
このバイソン・パドックには、そんなにたくさんのバイソンはいない。そして特に鑑賞できるように設備が整えられたりもしていない。柵で囲われたエリアに、10頭程度のバイソンが飼育されているだけだ。でも、広々としたエリアでのんびりと草を食んだり、寝転んだり、起き上がったりしているバイソンを見ると、遠くない昔にアメリカの大地で暮らしていた彼らの風景を感じることができる。 上半身が毛むくじゃらのバイソンたちは雄々しく、強さを感じるが、その表情はとても優しそうだ。



④楽しみ方
晴れた日には、是非とも折りたたみの椅子と、ひざ掛けと、読みかけの書物を持って出かけよう。バイソンたちが寝転ぶ柵の前に椅子を据えて、彼らと一緒にのんびり過ごすのがよい。普段は素通りするばかりのニンゲンがじっとしているのを、バイソンたちは不審そうに眺めてくるが、じきに慣れて無視をしてくれたりと、バイソンたちとの距離感を楽しむことができる。通りがかるニンゲンたちを観察するのも面白い。


 ニンゲンはこんなにも殺したり保護したりとやりたい放題なのに、世の中の動物たちは基本的にニンゲンの活動には無関心で生きている。最近は人工知能の開発が進み、ニンゲンが一生かかっても解けない数式を瞬時に計算し、様々な問題の答えをくれる世の中がくるという話だ。そんな夢の知能が出来上がったときに、バイソンやクジラやミジンコたちが遥か昔から知っていて、我々人間が知りたくない、知るべきでない事実を人工知能に知らされてしまうような、そんな予感がしてくる。
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