日本を立て直そう~跡見昌治のブログ

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定額給付金は割といいんじゃないか

2008年11月27日 | 経済
【2008年11月20日】もう定額給付金に関する報道は、峠を過ぎてしまった。18日からか、元厚生次官宅の殺傷事件が報道の中心になっている。

 他のことで忙しいので、いつも執筆が遅れてしまう。あるご婦人に「ブログをあまり書かない」と言われたので、今回はあまり調べずに急いで書くことにした。

 定額給付金の評判は悪かった。賛成する人はいないかのような有様だ。マスコミは政府をけなしてばかりだが、今回もそうだった。それに影響されたのか、一般国民も反対する人が多いようだ。(左翼マスコミは小学英語などやめるべきことには何も言わないのに、やった方がいいことは酷評する。日本を混乱させて、共産革命を起こしたいから、デタラメばかり言う。)

 だが私は給付金をそんなに悪いとは思わない。国民一人につき1万円くらいの金を配れば、景気は少しよくなると思う。長所を全く考えずに、短所ばかり見ていては行けない。

 批判の第一は「医療や年金に回せ」だが、給付金は景気対策なのだから的外れな批判だ。医療や年金に回した場合、景気はどれほどよくなるか。政府が金を配って国民が物を買った方が、景気はよくなるはずだ。

 また「数年後に消費税を上げるから、いま金を配っても同じことだ」と言う人もいるが、給付金には埋蔵金を使うのだから、これも的外れだ。

 景気をよくするには普通、所得税を減税するが、それでは収入のない人や低収入の人には恩恵を与えられない。だから給付金を配ることにしたのだろう。

 選挙目当てと批判する人も多い。私もそう思う。だが政治家はそんなものだ。選挙の前だけでも、国民の生活に気を配ったのだからいいではないか。選挙対策など全くせずに、愚直に選挙を戦ったら、国民はそれを評価して与党に投票するのだろうか。

 所得制限の額を自治体に任せたのは、確かにおかしい。こんなことを言い出したので、自治題側は大弱りだ。私は自民党に統治能力はあるのかと、疑い出した。(前からひどい政党だけれど。)

 所得制限を自治体に任せなければ、給付金に賛成したが、自公両党はあまりに無責任なので、もう賛成する気にならない。

 いずれにしも、批判する人達は問題点ばかりあげつらって、どうやったら消費を増やせるかという視点がない。自分の生活は考えていないのか。たとえ効果が薄くて短期的でも無駄があっても、収入が増えたり、会社の売り上げが上がったりすれば、いいではないか。

 1999年に地域振興券を配る前にも、マスコミは揚げ足を取るような批判ばかりした。だから券をもらった人も白けて、消費があまり増えなかったように思う。減税をした時も、同じだったはずだ。

 マスコミは政府が何かすると、いつも欠点ばかり言い触らす。駄目な施策を批判するのは当然だが、的外れなことを言ったら、政治も社会も悪くなる。おかしな政策を中止させるために批判するのは当然だが、たとえ欠点があっても実施すると決めた場合は、少しでも効果が高まるような報道をすべきだ。

 マスコミは日本をよくしたいような口ぶりだが、本当は悪くしたいのだろう。そうでなければ、批判ばかりでなく、建設的な提言をするはずだ。それをしないのは、左翼政党と同じように、まだ革命を起こしたいからに違いない。次官殺傷に大騒ぎしているのも、日本を混乱させたいからに違いない。

引っ越しの挨拶

2008年03月29日 | Weblog

 ブログを引っ越すことにしました。アドレスにアンダーバーが入っていて分かりにくいし、アップロードし直さないと行けないエントリーもあるので、引っ越します。

 引っ越し先は http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/ です。

 このブログは暫く置いておきますが、今まで載せた文章は新しいブログにも載せます。できるだけ古いエントリーから順番にアップロードするつもりなので、古い記事から読みたい方は新ブログをご覧下さい。新しい文章は新ブログにだけ載せます。ブックマークの変更をお願いします。


NHK の語学講座は、テレビよりラジオの方が勉強に向いている

2008年03月23日 | 言語学
 【3月23日】いま本屋に行くと、NHK の語学講座のテキストが山積みになっている。4月から語学の勉強を始める人が多いので、毎年3月末はたくさん置く。だがテキストは段々減って、翌年の2月末には半分以下になってしまう。

 NHK の語学講座は、テレビとラジオで放送している。ラジオなど野暮ったいと思って、「テレビで英会話でも始めようか」と思う人が多いだろう。

 だが、中学1年の時の基礎英語以来、20年くらい語学講座を聞いてきた経験から言うと、ラジオの方がずっと語学学習に適している。

 テレビは音と映像を両方出すから、一般的には分かりやすいが、語学の勉強には向いていない。画面もテキストも見なくてはならないので、忙して困る。ラジオではテキストだけ見ればいいので、勉強に集中できる。

 またラジオは放送回数が多いが、テレビでは週に1回しか放送しないので、勉強時間が少なくなってしまう。このような理由で、ラジオの方が語学に向いているのだ。

 4月から放送する英語の講座は、テレビでは5講座あって、『英語が伝わる!100のツボ』『テレビで留学!』『3か月トピック英会話』『アンコール新3か月トピック英会話』『リトル・チャロ カラダにしみこむ英会話』だ。

 ラジオでは9講座もあって、『基礎英語1』『基礎英語2』『基礎英語3』『ラジオ英会話』『入門ビジネス英語』『実践ビジネス英語』『英語ものしり倶楽部』『徹底トレーニング英会話』『チャロの英語実力講座』だ。多すぎて、よくない。

 テレビは週に1回20分が基本のようだが、ラジオでは週5回15分の放送をする。1週間に20分だけの勉強では、英語は上達しない。

 英語から遠ざかっていたが、一から勉強し直したい人には、ラジオで『基礎英語』の1と2を同時に聞くようお勧めする。中学1年や2年の英語は簡単だから、聞く必要がないと思う人が多いが、その程度の英語でもスラスラとは言えないだろう。基礎を疎かにしていては、何事も上達しない。実際の会話はこの程度の簡単な英語が多いはずだ。両講座でじっくり勉強すれば、英語力はぐっと伸びるに違いない。 

 英語から10年も離れていた人が、英会話の講座を取るのは無謀に近い。殆ど身につかないだろう。単語や文法が頭に入っていないと、会話を習っても上達しない。大人になってから英語をやり直す人は、基本を疎かにして会話に入るから、上達せずに投げ出してしまうのだろう。基礎を馬鹿にせず、ぜひ一からやり直して頂きたい。

 NHK は、他の外国語講座も放送している。ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、アラビア語、中国語、朝鮮語の9ヶ国語だ。テレビはやはり週に1回だが、ラジオでは4月から英語と同じく土曜の放送をやめ、時間を20分から15分に短縮した。原則として週3回が入門編で、2回は応用編だ。ロシア語は難しいからか、週5回入門編にしたので、じっくり勉強できるだろう。ロシア語に挑戦したいと思っていた人に、今回はいい機会だ。

 だが、テキストが380円もするのには驚いた。20年前は160円だったと思う。聞く人が少ないから、テキストを値上げし、それによって更に視聴者を減らしたのだろう。NHK は悪循環にはまっている。表面上は楽しくても、身につく番組を作っていないから、視聴者が減るに違いない。NHK は反省すべきだ。聞く側も、しっかり暗記しないと上達しないことを、銘記すべきだ。

 私も久しぶりに、語学講座を聞いてみようかという気になっている。

米軍不祥事の対策は、日本もアメリカも的外れ

2008年03月02日 | Weblog
【ツカサネット新聞3月2日】2月7日、沖縄でまた痛ましい事件が起きた。米軍海兵隊員のタイロン・ハドナット容疑者(38歳)が、中学3年の女子生徒を暴行した事件だ。

 このニュースを聞いた時、私は「またこんなことが起きたのか。米軍はいつになったら、行いを正せるのか。」と嘆かわしい気持ちになった。

 だがそのあと報道を聞いていると、中学生は米兵と繁華街で知り合い、バイクで米兵のアパートに行き、それから車で外出して、車内で暴行されたという。そうなら、道を歩いている時に突然襲われたのとは違う。アメリカで言うところの「デート・レイプ」(デートの時に恋人にされるレイプ)に似ている。

 自宅に送ってもらえると思ってバイクに同乗し、アパートにあがり込んだ中学生にも、責任がある。男でも、知り合ったばかりの外国人のバイクには乗らないし、自宅にはあがらない。中学生は迂闊だった。米軍基地の周りには、米兵と付き合いたい女の子が集まるらしい。この中学生も、そんな女の子だったのか。

 それなのに沖縄県民は最大限の怒りを表していて、県議会や市議会は抗議決議を可決した。日本政府やマスコミも、被害者の軽率な行動は考慮せず、普通の強姦事件として扱っている。

 対策も的外れだ。沖縄の小中学校では、集団登下校を検討している。学校の行き帰りに襲われた訳ではない。今回の事件に即して言えば、米兵に付いて行かないよう子供に教えるべきだ。生徒の教育が一番大切だ。

 報道が加害者ばかり攻めて、被害者の責任を言わないと、油断する人が多くなって、犯罪が増えるのではないか。被害者はかわいそうだから、批判しにくいが、これではいけない。

 また日本政府は、防犯カメラの設置や米軍と日本警察の共同パトロールを検討しているが、これも的外れだ。今回の事件とは直接関係のない対策だ。女が男の家に入ってしまったら、カメラもパトロールも役立たない。防犯カメラなどは突然の襲撃は防げるから、無意味ではないが、米兵と友達になった少女を助けることはできない。

 たとえ何年も付き合った恋人同士でも、無理やり肉体関係を迫ってはいけないが、この事件にまつわる対策はズレている。これでは同種の事件が、また起きてしまうかも知れない。

 沖縄県民は元々米軍に出て行ってもらいたいから、米軍の不正に敏感だが、日本政府はもっと冷静に対処すべきだ。沖縄の人達は米兵の犯罪を、基地反対運動を盛り上げるために、利用している面もあるだろう。反対すればするほど地代が上がるから、本当に返還してほしい訳ではない、という説もある。また、米軍が日本から撤退してしまったら、極東の安全はどうやって守るのかという観点も必要だ。中国や北朝鮮の脅威に備えるには、今の自衛隊だけでは不充分だろう。

 ところで、今回の事件の容疑者は、抱きついたことは認めているが、暴行容疑は否認しているそうだ。もし中学生が被害を大袈裟に言っていたとしたら、沖縄県民は誤解して怒ったことになる。早期の対策も必要だが、真相が明らかになってから、落ち着いて考えないと、本当の対策は取れない。

 米軍は綱紀粛正を謳っているが、不十分だと思う。このあとも、沖縄の米兵は罪を犯し続けたからだ。17日には、飲酒運転をして捕まった。18日には、酒に酔って民家に勝手に上がり込み、ソファーで寝ていて、逮捕された。19日には偽札を使ったことが発覚し、20日にはフィリピン人を強姦していたことが分かった。

 罪を犯す米兵はごく一部だが、反省していない者もいるのだ。兵士を教育するだけでは、駄目だ。元々柄が悪い人間は、いくら教育しても治らないだろう。罪を犯しそうな兵士は、訓練をまじめにやらないだろうから、分かるはずだ。そんな兵士はアメリカに帰国させるべきだ。外国人の女だから、見下して襲うのかも知れない。また、入隊の基準を厳しくするのも一案だ。アメリカ政府の果断なる処置を望む。

女子高生のミニ・スカートを放置してもいいのか

2008年02月03日 | Weblog
 未発表で未完成ですが、暫定的に載せます。


 街を歩いて目障りなものは、放置自転車と女子高生のミニ・スカートだ。女子高生がスカートを上げ始めたのは、8年くらい前からだろうか。その頃スカートを短くしている女子高生は、大抵ルーズ・ソックスも履いていたが、2年くらい前からこの長ったらしい靴下は殆ど見なくなった。だが今でも、履いている女子高生を時々見かける。

 ルーズ・ソックスにしてもミニ・スカートにしても、どうしてあんな格好をしているのか。かわいいと思っているのだろう。そうでなければ、わざわざあんな格好はしないはずだ。「教えて!goo 」の「女子高生の制服のスカートの丈は、何故あんなに短いのか?」を見たら、女子高生自身が「ミニの方がかわいいし、足が細く見えるから」と書いていた。私の推測は当たっていた。

 あんなスカートが、かわいいと思っているのだ。肌を出すことは色っぽく見せることなのに、それをかわいさと勘違いしている。高校生にもなって、色気とかわいさの区別が付かない。子供なのに色気を追及する。感覚が少しおかしい。ミニ・スカートは、似合う女の子が履けばかわいいが、汚らしい靴下は、誰が履いても似合わない。汚らしいものをかわいいと思うのだから、美意識がどうかしている。

 街中を歩けば誰でも、放置自転車と女子高生の異様な格好に驚くはずなのに、メディアも一般の人も殆ど話題にしない。実に不思議だ。最近はルーズ・ソックスが減ったからまだいいが、特殊な靴下の全盛期、私はなるべく外出したくなかった。不愉快だからだ。

 ルーズ・ソックスが減ったら、女子高生はスカートの丈を以前よりも上げるようになったように思う。今の日本では、少なく見積もって女子高生の6割が、多く見て9割の女子高生がスカートを短くしている。スカートを本来の長さで履いている女子高生もいるが、少数派だ。

 確かにスカートの丈が長いと、野暮ったい。膝の下の5センチくらいまで下げている女の子を時々見かけるが、都会に住んでいても田舎っぽく見える。スカートの裾を上げると、明るくて軽快な感じがする。だがそれも膝の上から2センチくらいまでならいいが、それより上げると、ふしだらだ。制服のスカート丈は、膝より少し下げたくらいが、ちょうどいい。元々、そう履くように作ってあるはずだ。

 だが実際には、膝より3センチ以上も上げたり、太股を半分出している女子高生が大勢いる。股を8割くらい出している女の子も、時々見かける。ここまで出していると、スカートの中が見えそうで、心配になる。こんなのを間近で見ると、怒鳴りつけたくなる。遠くから見ると、スカートではなく短パンのように見える。余りに短いので、ふしだらを通り越して、淫乱だと思う。

 女子高生が街中で、毎日ストリップのようなことをしているが、学校も親も警察も止めない。余りにふしだらなのは、犯罪ではないか。スカートを上げるには、上部を内側に折り込むらしいが、太股を8割くらい出すには、一重に折り込むだけでは足りないはずだ。スカートの上部を切ってしまっているのか。

 女子高生でも、私服のミニ・スカートを履いている時は、それほどふしだらに感じない。だが制服の時には、卑猥だと思う。制服のスカートは本来、膝下まで来るように作ってあるのに、無理やり上げているからだろう。小学生の男子は半ズボンが似合うが、長ズボンをまくり上げたり、途中で切ったりして履いたら、格好が悪い。それと同じで、元々長いものを無理やり短くするから、裾が広がって、不格好に見える。格好が悪くても何でも、足を出せばかわいいはずだという短絡的な思考が、恐ろしい。

 そんなにスカートを短くしていると、風などでめくれ易くなるから、下に短パンなどを履いているらしい。先日この記事の写真を撮るため商店街に30分くらい立っていたら、スカートの裾から短パンが3センチくらい出ている女子高生を見かけた。これでは全く見栄えが悪い。「ともかくスカートを短くすべきだ」という、固定観念に囚われているのだろう。

 大半の女子高生は、制服に関して狂ってしまっている。足が太くて汚らしくても、スカートを上げている女の子がいる。真冬でもスカートを上げてブルブル震えている女子高生は、たくさんいる。かわいく見せたいのなら、足を出して震えているより、暖かい格好をしてニコニコしていた方がいい。

 また真夏でもルーズ・ソックスを履いている女の子もいた。暑い時に、あんな分厚くて長い靴下を履くのは、どうかしている。周りの者は暑苦しい物を見せられて、堪らない。気温がどうでも、周りの人がどう感じようと、ともかく特殊な靴下を履いたり、足を出したりした方がいいと、頑固なほどに思い込んでいる。深刻だ。

 私はある時、衝撃的な場面に出くわした。道の前方から、スカートを極端に短くした女子高生と、その母親と思しき人が歩いて来た。お母さんは、「うちの娘はこんなふしだらな格好をして、困る」といった顔をしていた。突然風が吹いて、女子高生のスカートがめくれた。その女の子は、手でスカートを押さえなかった。私は目をそらそうとしたが、間に合わず、スカートの中を見てしまった。だが、短パンを履いていたので、下着は見えなかった。その女の子は、「短パンを履いているから、スカートは押さえなくてもいい」と思ったのだろう。スカートがめくれた後も、女子高生は何事もなかったかのように、平然と歩いていた。恥じらいを完全に失っていた。私は頭を殴られたような衝撃を感じて、数秒何も考えられなかった。

 こんな女の子がいいと思う男は、いるだろうか。マリリン・モンローの有名な写真では、風に吹かれたスカートをモンローが手で押さえている。男はそんな姿に魅力を感じるもので、下に短パンを履いているから、めくれるままにする女に魅力を感じない。

 全員ではないが一部の女子高生は、自分の体を機械のように思っているのではないか。「肌を見せれば、かわいいはずだ。もてるはずだ。短パンを履いているから、スカートはめくれてもいいのだ。」と思っているのだろう。こういう感じ方が、援助交際と言われる売春にもつながっていると思う。自分の体を機械のように考えているから、売春ができるのではないか。極めて深刻な事態だ。女子高生はそんな風に考えているはずなのに、高校は指導をしていないようだ。指導していれば、スカートの短い女子高生は、もっと少ないだろう。

 こんな異常な服装にも、いいかも知れない副産物があって、女子高生の足は形が綺麗になって、色も白くなっている。女が綺麗になるのは、男にとって嬉しいことだが、高校時代にふしだらな服装をして綺麗になったのかと思うと、とても素直に喜べない。また、そんな女子高生と一緒に歩く母親は、去年までは不満そうな顔をしていたが、今年になってからは、そのような表情ではない。いくら言っても無駄だから、母親は諦めてしまったのか。

 高校までは足を異様に出しているが、大学に入ったり、会社に勤めたりすると、夏でもズボンを履いている女子が多いのも、不思議だ。ミニ・スカートを履きたいのなら、高校を卒業してからにすべきなのに、高校を出たら足を隠す。大人の女がズボンを履くのは、その方がスタイルがよく見えるからのようだ。そんな風に歩いている。若い女は外見ばかり考えていて、人間性は磨かないのか。

 ルーズ・ソックスが流行っていた頃から、青い靴下を履いて、それを上に伸ばす女子高生が少しいたが、今では青い靴下が流行っている。左上の写真の女の子たちも、青い靴下を履いていた。これも綺麗に見えると思って、やっているのか。私は特に綺麗だとは思わない。白い靴下の方が、制服には似合う。

 異様なほどに足に気を遣う女子高生だが、歩く時は外股に歩く。外股は女らしくない。全く矛盾している。また電車の中などで座る時は、足を投げ出し、股を開く。あまりひどくない女子もいるが、本来の座り方をする女子高生は殆どいない。繁華街を歩いていると、スカートを短くした女子高生があぐらをかいて、地べたに座っていることがある。堂々とタバコを吸っていることもある。この世の物とは思えないほど、汚らわしくて嘆かわしい。

 服装はきちんとした女子学生や会社員も、電車の中などでは座り方がひどい。最近は、足の間に荷物を挟んでいる女子や女性がいる。せっかく上を着飾っても、こんな座り方では男にもてない。

 女子高生の異様な格好は、スカートや靴下だけではない。少数だが、胸元をわざと乱している女の子がいる。胸のボタンを故意に外し、リボンをゆるく結んでいる。服は着ているうちに、段々着崩れしてしまうものだが、それが格好いいと勘違いして、わざと崩しているようだ。このような服装には、故意にだらしがない格好をする「だらしな系ファッション」の影響もあるだろう。女子高生を観察していると、自然な着崩れか故意の着崩れか、段々見分けがつくようになる。不愉快な観察だ。自然に着崩れた場合でも、直さないのだから、恐ろしい。女らしさを失いかけている。

 また、鞄の提げ方もおかしい。2本ある鞄の紐を1本だけ肩にかけて、もう1本を垂らす女子高生が多数いる。左上の写真に写っている女の子たちもそうだった。こうしているのは、荷物を軽く感じるからだろうが、見栄えが悪い。服装を過度に気にしているのに、矛盾している。紐がどこかに引っかかって、ケガをするかも知れないし、周りの人に迷惑をかけることもあるだろう。

 姿勢もおかしくて、わざと猫背にする女子高生がいる。それがかわいいと思っているようだ。また、頭髪の先端を切り揃えない女子もいる。大半の高校生は、身なりがめちゃくちゃなのだ。

 テレビ番組や CM が女子高生を出す時、大抵スカートを短くしている。大人はミニ・スカートを注意して、やめさせなくてはならないのに、無責任だから、叱るどころか、そんなファッションを認めて画面に出す。日本は異常だ。

 花王は CM やウェブ・サイトに「カワイイをつくる.com」と書いているが、かわいさときれいさを区別しない女子に、迎合したのだろう。また別の会社のシャンプーのコマーシャルでは、「日本の女性は美しい」と画面に書いて、大人の女の後ろ姿を映し、スタイルの良さを強調している。シャンプーの CM だから、奇妙だ。このようなテレビが、外見を気にする女子高生の風潮を助長していると思う。

 女子高生がスカートを上げているために、女子中学生もスカートを短くするようになった。半年くらい前から、小学生や学生の間にも私服のミニ・スカートが広まっている。このようにミニ・スカートを履いて、足を出しすぎる女子が多いから、盗撮が増えるのではないか。

 女の子が肌を出すことが、性犯罪の誘因になる。飲食店のペッパー・ランチ心斎橋店では、店長と店員が女性客を拉致して強姦する事件が起きたが、容疑者は「店には若い女性がたくさん来て、スタイルがよく、肌の露出が多かった。そんな女性と関係を結びたかった。」などと供述したらしい。女子高生に限らず、若い女の子が肌を出していることが、性犯罪を増やしている。被害に遭うのは、人の迷惑も考えずに、肌をさらし続けた女子たちだ。自分のことは自分で守るべきだ。

 女子高生は外見だけでなく、内面を磨いてほしい。ファッションに全く興味がないのも困るが、服装ばかり気にして、中身をよくする気がないのも駄目だ。最近の女子は声が低いし、言葉も汚い。「お前」「うちら」「やばい」などと言う。かわいらしい女の子もいるが、少ない。女子高生は学校の勉強をしっかりして、料理や編み物など女の子らしいことに興味を示してほしい。素直で明るく、物事を公平に見られる人間にもなってほしい。

 高校生は女子だけでなく、男子も服装が乱れている。男子高校生は夕方になると、着崩れしたままの信じられない格好で歩いている。ネクタイを緩め、ズボンはずり落ち、シャツは出ている。呆れるほど、ひどい格好をしている子供もいる。あんなに服装が乱れていると、歩きにくいはずだ。それでも直さないのは、なぜなのか。まじめに生きる気がないのか。男子学生は、よく見せようとしてそんな格好をしているのではなく、だらしがないだけだが、深刻だ。

 女子高生が異様な格好をするのは、感覚がおかしくなってしまったからだろし、それを放置していたら、もっとおかしくなってしまう。大人から見たら見苦しい服装でも、かわいいと思い込んで強行する子供が、まともな成人になるとは思えない。

 服装の乱れた女子高生の一部は、援助交際をするだろうし、卒業してから風俗産業で働いたり、結婚してから不倫をしたりするかも知れない。女子高生のミニ・スカートを放置しておくと、日本は更に問題を抱え、衰退してしまう。日本各地の高校は、高校生に服装を直すよう注意すべきだ。文部省や都道府県の教委は、高校がそうするよう指導すべきだ。