アトケロ戦闘記~皮膚筋炎やらなんやら~

見た目は元気、中身は・・・。
毎日、のんびり、戦います。

ライスには塩を

2016-01-31 | 日記
今日はいいお天気です。
髪を切ってきました。10時の予約だったのですが、のろのろと支度をして、ぎりぎり間に合いました。
どんなふうに切ろうか、数日前までいろいろ迷っていたのだけど、昨日のうちに自分の中で決定していて、襟足と前髪を短く切りそろえてもらいました。切り終わってあたりに散らばっている自分の髪を見たら結構な量を切ってもらってました。
見た目も気持ちもスッキリした感じです。

みなさんいかがお過ごしですか?

帰ってきたら、花壇の花がみんな元気がなく萎れていたので、水をあげました。
水が足りないせいなのか、寒さのせいなのか、それとも私の愛情が足りないのか…。

寒さにかまけて花壇の手入れをすることもなく、花壇を見ることもなく、というしばらくだったので、反省。
今日はお日様も照っているので、がんばって回復してほしいと思います。

さて。
今週病院の待ち時間をつぶすためにともっていった文庫本があまりにも面白かったので、数日で読んでしまいました。

江國香織 『抱擁、あるいはライスには塩を』

江國さんは好きな作家のひとりです。
結構読んでいる。
久しぶりに読んでみたくなって、文庫本をいくつか買いためていたのでしたがなかなか読むきっかけがなくって本棚にしまいっぱなしだったのです。





ある不思議な家族の物語で、章ごとに語り手が変わり、そして時代もあちらこちらに飛びながらストーリーは展開していきます。
これは確かに家族のストーリー。
そこに登場するひとりひとりの話が繋ぎ合わされたものなのだけど、家族の関係やその変化や秘密…。読むうちに家族の姿がかたちどられていくのでした。

読み終わって、いくつかストーリーを読み返しました。
読み損ねている何かがあるような気がして、注意深く、何度か読み返して。

なぜそんなことをしたかというと、はっきりとは明かされていないけれど、この家族のストーリーには含まれた何かがあると感じたから。

結局読み返してもわかることは少なかったのだけど、そうすることで、読み終わった後もあれこれと考える余白ができたというか、登場人物の気持ちを考える時間が生まれて、読み終わってから眠るまでの間とか、朝目覚めてからしばらくの間とか、自分の中でストーリーの答えのようなものを考え続けてしまうのでした。

小説と同じように、人生にも答えはないのかもしれない。
ただ自分が選び取ったものを自分の責任と自分自身のためにすればそれでよいのではないかと、そう思うのでした。
久しぶりによい読書でした。
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