ここは検察局・・・・ゾロゾロとガタイのいい方々が歩いている。
それも3人も・・・狭い廊下が、一層狭くなる。
通り過ぎる検事やスタッフは、迷惑顔だが
そんなこと、気にしちゃいない3人の男達・・・
「おい、勢いで検事局に来たが、一体どうするんだ?」
「どうするって・・・つまり誰が誰を警護するかってことか?」
「そうだよ。どういう風に組み合わせるんだ?」
「適材適所ってことだな」
「て、て・・・・敵がどうした??」
「だから・・・・四字熟語はダメだって、ザック・・・」
「あぁ、スマン、ボビー。マイクの存在を配慮しなかったよ」
「え?オレがいないってことか?オレはココにいるぞ」
「・・・・マイク・・・分かっているよ・・・・」
「一体どういう考えで、マイクがウチの部署に・・・」
「う~ん、僕の考えでは・・・ウチの捜査班はエリート集団というのは建前で
本当は、厄介者の集まりではないかと」
「オッ!いいこと言うネェ、ザック。
オレが厄介者なら、ボビー、あんたも厄介者だってことだな」
「何を言うか!(結構マジですゴーレン)
俺は、この捜査能力を買われて・・・この部署に配属になったんだ」
「ヘェ~、じゃどんな捜査能力なんだよ。教えろよ」
「それは・・・・プロファイルとか・・・心理的な分野とか・・・」
「んじゃ、オレも能力を買われたのさ」
「ヘェ~どんな能力なんだい、マイク。教えてくれよ」
「よく聞けよ・・・!
オレの能力は・・・・人を怒らせることだ!どうだ!!」
「いやいや、さすがだよ、マイク!
それは、僕には真似できないよ・・・・大した能力だ」
「ヘヘヘ~、どうだ、ボビー」
「・・・・ザック・・・あんた、マジで言っているのか?」
「うん、真面目だよ。大した能力だよ。怒らせるんだって」
「・・・・ザック・・・あんた、イイところの坊ちゃんだから・・・・
その一種のマヌケさが、あんたの能力かもな(一応嫌味のゴーレン)」
「あぁ、僕のこと、分かってくれるんだね、ボビー。
僕はあまり考え込まないようにしているんだよ。
考えすぎて、身動きができなくなるからね」
「オッ、ザック、アンタも考えないのか?オレと一緒だ」
「そうだよ、マイク。一緒だ(微笑むザック)」
「・・・・マジで転属を考えねば・・・俺の身が危ない・・・・」
悩むゴーレンを無視して、歩いているローガン&ニコルズ。
と、いきなり!
向こう側から、これまたガタイのいい2人組が現れる・・・・
「オッ、ルーポじゃないか?で、そっちは・・・確か・・・SVUの・・・」
「そう、SVUのステイブラーだ。よろしく」
「どうしたんだ?検事局に用件でも?」
「あぁそうだ。急いで来たんだ。
俺とステイブラーは、ある事件でカッター検事と一緒に仕事をしているんだ。
そしてさっき27分署に戻ったら、
カッター検事が狙われていて護衛が必要だって聞いて。
どんな様子か聞きに来ようと・・・ステイブラーにも声をかけたんだ」
「もう、エリオットでいいよ。ルーポ」
「エッ?・・・あぁ、分かったよ。エリオット。
じゃ、俺もサイラスと・・・」
「いや、あんたはルーポだ。サイラスは、読み難い。なぁ?」
といきなり同意を求められるCIトリオ。
ウンウンと頷く3人・・・・
「ほら、決まりだ。あんたはルーポで決まり」
「・・・・どっちでもいいけどな・・・(ちょっと不本意なルーポ)
で、そちらの3人さんは一体?」
「あぁ、カッター検事も狙われているが
マッコイ検事も狙われているそうで・・・その護衛だよ。
俺たちも、カッター検事の護衛も兼ねているのだが・・・」
「いや心配御無用だよ。カッター検事は、俺とエリオットで警護する。
あんた達はマッコイ検事を担当してくれ」
「エッ?俺もカッター検事担当なのか?ルーポ?」
「嫌ならマッコイ検事を担当しろよ、エリオット」
「・・・・いや・・・カッター検事で異存ありません・・・」
「ほら~、マッコイってSVUでも嫌われているようだぜ。
あいつ・・・誰に好かれているんだよ」
「犯罪者とか?」
「アシスタントの女性とか?」
「そんなアシスタントに手を出すなんて、はるか昔のことを・・・
今は、もう、そんな元気ないだろ」
「いや、マッコイ検事に詳しいな、マイク。
君がマッコイ検事担当に適任のようだな」
「オレ?それは無理だって」
「何が無理なんだ?我儘言ってるんじゃないよ、マイク」
「フフ~フ~ン、じゃ見てろよ、ボビー。
オレが今から証明してやるよ」
と、いきなり小走りで、あるオフィスの前で止まるローガン。
見守るゴーレン&ニコルズ ルーポ&ステイブラー。
デカイのを避けるように歩く検事さんやスタッフの方々・・・・
かなりどころか、完全に迷惑になっている御様子・・・・
そのオフィスをノック。入室するローガン。
声が・・・・言い争うというか、一方的に捲くし立てる声が・・・・
ガバッと出てくるローガン。
ドアが開いた瞬間、声が聞こえる・・・・「出て行け!!!」
マッコイ検事の声だ・・・・
「・・・何やったんだ、マイク」
「いや~マッコイに『オレが守ってやるぜ。ありがたいと思えよ』って言ったら
喚きだしたんだよ・・・・相変らずだネェ・・・だから嫌われるんだよ。ナァ?」
「・・・・・いや、それで怒らない奴って、誰だよ・・・・」
「ホラ、オレはマッコイ担当は無理だって。
そうなると・・・・カッター検事警護グループってことだな」
ニンマリするローガン。いきなり焦りだすルーポ。
ルーポ、ニコルズに向かって・・・・
「勘弁して下さいよ。マイクのお守りをしろって?
俺はエリオットのお守りをするんですよ。加えてマイク・・・
あのマイク・ローガンのお守りなんて・・・・
まだ、俺では荷が重過ぎますよ・・・・」
「う~ん、でもボビーも困るんだろ?」
「エッ?ゴーレン刑事ひとりですか?俺が??
それは・・・・俺、猛獣には慣れていないんで・・・・」
「あぁ?誰が猛獣だって?(怒)」
「いや・・・CIでの活躍の噂はかねがね・・・・
どうにかして下さいよ、ニコルズ刑事」
「じゃ、マイクとボビー、コンビでどうだ?」
「コンビじゃありませんよ。エリオット加えてトリオですよ」
「じゃステイブラー刑事は、SVUに御帰還いただいたらどうだい?
彼にも仕事があるだろうし・・・・」
「いや・・・・SVUでもしっかり言われてきたんですよ・・・
『しばらく戻らなくても・・・・そちらに専念してくれ』って・・・・」
「フゥ~ステイブラー刑事のSVUでの立場が、目に浮かぶよ・・・」
「じゃ、こうしたらどうだ?
私がステイブラー刑事とマイクと一緒にカッター検事の警護を。
ルーポ、君はボビーと一緒にマッコイ検事の警護を。
これでどうだい?」
「いやいや・・・・それはダメですよ・・・
俺はカッター検事の警護担当ですから?」
「担当?なんだそれは?決まっているのか?」
「決まっているというか・・・・まぁ自主的にってことで・・・」
「フ~ン・・・・・・・・・・・・・・・・
それで僕を納得させられると?」
「・・・・・・・・・・・・・・じゃ、どうすれば?」
「フム・・・・・・・・・・・・・・・・正直に答えてくれ。
ルーポ、君はマッコイ検事が嫌いだからカッター検事に付くのか?
それともカッター検事が好きだから、カッター検事に付くのか?」
「・・・・・・・・・・・えっと・・・・・こ、後者・・・・ですかネェ・・・・(大汗大汗)」
「フ~ン・・・・・・・(ニヤッとニコルズ)
分かった・・・・君がボビーとカッター検事の警護をしてくれ。
私はステイブラー刑事とマイクと一緒に、マッコイ検事の警護をするから」
「エェ・・・ボビーと一緒ですか・・・」
「じゃ、ステイブラー刑事とマイクのセットと組むかい?」
「いや・・・・仰る通り、ボビーと組みます・・・・」
「よし、じゃ、こういう風に組み分けよう。
私とマイク、ステイブラー・・・・エリオットの3人でマッコイ班。
ルーポとボビーの2人がカッター班だ」
「・・・・おいおい、オレがマッコイ担当かよ?
さっきの見ただろ?ザック。
オレの顔を見たら、マッコイは怒り狂って悶死しちゃうぜ」
「そうなったら嬉しいだろ、マイク。
マッコイ検事の寿命を縮めるチャンスだぞ」
「ほぉ、そうか・・・・よしよし・・・・このチャンスを逃す手はないか」
「オレ?オレもマッコイ班ですか?」
「うん、エリオット。不満かい?」
「いや~不満とかじゃなくて・・・・マッコイ検事、苦手なんで」
「マッコイ検事が得意な刑事っているかい?」
「・・・・・・・そうですよネェ・・・・」
「それに、君はボビーと一緒にいたいのかい?
あのボビー・ゴーレンと???」
「いや・・・・マッコイ班で結構です・・・・」
「ゴーレン刑事・・・オレと一緒に組むんで。
よろしくお願いしますよ」
「うん、こちらこそ。ルーポ刑事・・・ルーポでいいか?」
「ええ、でもサイラスと呼んでも・・・・」
「いや、ルーポと呼ばせてもらおう(断言)」
「はい・・・・(ちょっと哀しいルーポ)」
「ところで・・・俺はカッター検事と馴染みは無いのだが・・・
どんな人物なんだ?」
「う~ん仕事熱心で・・・」
「そりゃ誰でもだろ?」
「えぇまぁ・・・・結構毒舌で人を追い詰めるし・・・・」
「そんな奴、そこ等中にいるだろうが」
「・・・・・ウ~ン・・・アッ、美人です!美人!!」
「美人?そうなのか?」
「えぇ大丈夫です。美人です。本家のヒロインですから!」
「そりゃ楽しみだ。よし早速会いに行こう!
じゃなくて・・・・警護に行こう!」
と何故か機嫌よくルーポと歩き出すゴーレン。
それを笑顔で眺めるニコルズ・・・
「よし、ボビーも機嫌よく行ってくれたな。
今度は僕達だな。よしマッコイ検事に挨拶に行こう」
「オレも?オレが行ったら、まだ喚き出すぞ」
「う~ん、でも仕方ないよ。仕事だからね。
検事が喚き出したら、個人的な感情を捨てるべきだって言えばいいよ」
「オッ!さすがだなザック。よし、そう言おう」
「・・・・オレは何をすれば・・・」
「何って、マッコイ検事の護衛だが」
「・・・・・本当に。警護だけですか・・・?」
「何言ってるんだよ、エリオット。
買い物係りにでもなりたいのか?」
「いやマイク、買い物係りは僕がなるよ」
「!!!!!お願いだから、俺をマイクとマッコイの間に置いていかないで下さい!!!
買い物係りでも、ゴミ当番でもなんでもしますから・・・・」
「・・・・分かったよ、エリオット。
そんなに怖がらなくても・・・・大丈夫だよ」
「大丈夫って・・・・どの辺が?
マイク・ローガンとジャック・マッコイですよ。
誰がこの2人と同じ部屋にいたいと思いますかって」
「ふ~ん、そうなのか・・・・じゃ面白いことが始まるんだね」
「・・・??ってニコルズ刑事・・・・」
「僕もザックでいいよ。だって、何が起こるか期待するじゃないか」
「期待って・・・・恐怖以外の何ものでも・・・・」
「ふ~ん、じゃ動画撮影でもしておくかな」
「・・・・・ザック・・・・あなたの勇気が恐ろしい・・・・」
「何ゴチャゴチャ言ってるんだよ、エリオット。
ほらマッコイのオフィスに入るぞ。
ほらエリオット、こっち来いよ」
「エッエエッ?何するんだ、マイク・・・押すなよ・・・・
ちょっと!俺が最初に入るのかよ?」
「ヘヘヘ~いきなりオレだと、マッコイの楽しみが半減するだろ。
だから・・・・最初にあんたが入って・・・次がオレだ!」
「いや、考えたな、マイク。いい作戦だよ。
よしエリオット、行ってくれ」
「・・・・・なんでオレが・・・・」
「ホラ行くぞ、それ!!!!」
・・・・・・・・・・・・その後公開されたニコルズの動画は
一部の方々に、かなりの評判となったが・・・・・
証拠物件として押収され、今は証拠保管室に眠っている・・・・・
はい、下らん下らん
次で色々(ペコリ)
それも3人も・・・狭い廊下が、一層狭くなる。
通り過ぎる検事やスタッフは、迷惑顔だが
そんなこと、気にしちゃいない3人の男達・・・
「おい、勢いで検事局に来たが、一体どうするんだ?」
「どうするって・・・つまり誰が誰を警護するかってことか?」
「そうだよ。どういう風に組み合わせるんだ?」
「適材適所ってことだな」
「て、て・・・・敵がどうした??」
「だから・・・・四字熟語はダメだって、ザック・・・」
「あぁ、スマン、ボビー。マイクの存在を配慮しなかったよ」
「え?オレがいないってことか?オレはココにいるぞ」
「・・・・マイク・・・分かっているよ・・・・」
「一体どういう考えで、マイクがウチの部署に・・・」
「う~ん、僕の考えでは・・・ウチの捜査班はエリート集団というのは建前で
本当は、厄介者の集まりではないかと」
「オッ!いいこと言うネェ、ザック。
オレが厄介者なら、ボビー、あんたも厄介者だってことだな」
「何を言うか!(結構マジですゴーレン)
俺は、この捜査能力を買われて・・・この部署に配属になったんだ」
「ヘェ~、じゃどんな捜査能力なんだよ。教えろよ」
「それは・・・・プロファイルとか・・・心理的な分野とか・・・」
「んじゃ、オレも能力を買われたのさ」
「ヘェ~どんな能力なんだい、マイク。教えてくれよ」
「よく聞けよ・・・!
オレの能力は・・・・人を怒らせることだ!どうだ!!」
「いやいや、さすがだよ、マイク!
それは、僕には真似できないよ・・・・大した能力だ」
「ヘヘヘ~、どうだ、ボビー」
「・・・・ザック・・・あんた、マジで言っているのか?」
「うん、真面目だよ。大した能力だよ。怒らせるんだって」
「・・・・ザック・・・あんた、イイところの坊ちゃんだから・・・・
その一種のマヌケさが、あんたの能力かもな(一応嫌味のゴーレン)」
「あぁ、僕のこと、分かってくれるんだね、ボビー。
僕はあまり考え込まないようにしているんだよ。
考えすぎて、身動きができなくなるからね」
「オッ、ザック、アンタも考えないのか?オレと一緒だ」
「そうだよ、マイク。一緒だ(微笑むザック)」
「・・・・マジで転属を考えねば・・・俺の身が危ない・・・・」
悩むゴーレンを無視して、歩いているローガン&ニコルズ。
と、いきなり!
向こう側から、これまたガタイのいい2人組が現れる・・・・
「オッ、ルーポじゃないか?で、そっちは・・・確か・・・SVUの・・・」
「そう、SVUのステイブラーだ。よろしく」
「どうしたんだ?検事局に用件でも?」
「あぁそうだ。急いで来たんだ。
俺とステイブラーは、ある事件でカッター検事と一緒に仕事をしているんだ。
そしてさっき27分署に戻ったら、
カッター検事が狙われていて護衛が必要だって聞いて。
どんな様子か聞きに来ようと・・・ステイブラーにも声をかけたんだ」
「もう、エリオットでいいよ。ルーポ」
「エッ?・・・あぁ、分かったよ。エリオット。
じゃ、俺もサイラスと・・・」
「いや、あんたはルーポだ。サイラスは、読み難い。なぁ?」
といきなり同意を求められるCIトリオ。
ウンウンと頷く3人・・・・
「ほら、決まりだ。あんたはルーポで決まり」
「・・・・どっちでもいいけどな・・・(ちょっと不本意なルーポ)
で、そちらの3人さんは一体?」
「あぁ、カッター検事も狙われているが
マッコイ検事も狙われているそうで・・・その護衛だよ。
俺たちも、カッター検事の護衛も兼ねているのだが・・・」
「いや心配御無用だよ。カッター検事は、俺とエリオットで警護する。
あんた達はマッコイ検事を担当してくれ」
「エッ?俺もカッター検事担当なのか?ルーポ?」
「嫌ならマッコイ検事を担当しろよ、エリオット」
「・・・・いや・・・カッター検事で異存ありません・・・」
「ほら~、マッコイってSVUでも嫌われているようだぜ。
あいつ・・・誰に好かれているんだよ」
「犯罪者とか?」
「アシスタントの女性とか?」
「そんなアシスタントに手を出すなんて、はるか昔のことを・・・
今は、もう、そんな元気ないだろ」
「いや、マッコイ検事に詳しいな、マイク。
君がマッコイ検事担当に適任のようだな」
「オレ?それは無理だって」
「何が無理なんだ?我儘言ってるんじゃないよ、マイク」
「フフ~フ~ン、じゃ見てろよ、ボビー。
オレが今から証明してやるよ」
と、いきなり小走りで、あるオフィスの前で止まるローガン。
見守るゴーレン&ニコルズ ルーポ&ステイブラー。
デカイのを避けるように歩く検事さんやスタッフの方々・・・・
かなりどころか、完全に迷惑になっている御様子・・・・
そのオフィスをノック。入室するローガン。
声が・・・・言い争うというか、一方的に捲くし立てる声が・・・・
ガバッと出てくるローガン。
ドアが開いた瞬間、声が聞こえる・・・・「出て行け!!!」
マッコイ検事の声だ・・・・
「・・・何やったんだ、マイク」
「いや~マッコイに『オレが守ってやるぜ。ありがたいと思えよ』って言ったら
喚きだしたんだよ・・・・相変らずだネェ・・・だから嫌われるんだよ。ナァ?」
「・・・・・いや、それで怒らない奴って、誰だよ・・・・」
「ホラ、オレはマッコイ担当は無理だって。
そうなると・・・・カッター検事警護グループってことだな」
ニンマリするローガン。いきなり焦りだすルーポ。
ルーポ、ニコルズに向かって・・・・
「勘弁して下さいよ。マイクのお守りをしろって?
俺はエリオットのお守りをするんですよ。加えてマイク・・・
あのマイク・ローガンのお守りなんて・・・・
まだ、俺では荷が重過ぎますよ・・・・」
「う~ん、でもボビーも困るんだろ?」
「エッ?ゴーレン刑事ひとりですか?俺が??
それは・・・・俺、猛獣には慣れていないんで・・・・」
「あぁ?誰が猛獣だって?(怒)」
「いや・・・CIでの活躍の噂はかねがね・・・・
どうにかして下さいよ、ニコルズ刑事」
「じゃ、マイクとボビー、コンビでどうだ?」
「コンビじゃありませんよ。エリオット加えてトリオですよ」
「じゃステイブラー刑事は、SVUに御帰還いただいたらどうだい?
彼にも仕事があるだろうし・・・・」
「いや・・・・SVUでもしっかり言われてきたんですよ・・・
『しばらく戻らなくても・・・・そちらに専念してくれ』って・・・・」
「フゥ~ステイブラー刑事のSVUでの立場が、目に浮かぶよ・・・」
「じゃ、こうしたらどうだ?
私がステイブラー刑事とマイクと一緒にカッター検事の警護を。
ルーポ、君はボビーと一緒にマッコイ検事の警護を。
これでどうだい?」
「いやいや・・・・それはダメですよ・・・
俺はカッター検事の警護担当ですから?」
「担当?なんだそれは?決まっているのか?」
「決まっているというか・・・・まぁ自主的にってことで・・・」
「フ~ン・・・・・・・・・・・・・・・・
それで僕を納得させられると?」
「・・・・・・・・・・・・・・じゃ、どうすれば?」
「フム・・・・・・・・・・・・・・・・正直に答えてくれ。
ルーポ、君はマッコイ検事が嫌いだからカッター検事に付くのか?
それともカッター検事が好きだから、カッター検事に付くのか?」
「・・・・・・・・・・・えっと・・・・・こ、後者・・・・ですかネェ・・・・(大汗大汗)」
「フ~ン・・・・・・・(ニヤッとニコルズ)
分かった・・・・君がボビーとカッター検事の警護をしてくれ。
私はステイブラー刑事とマイクと一緒に、マッコイ検事の警護をするから」
「エェ・・・ボビーと一緒ですか・・・」
「じゃ、ステイブラー刑事とマイクのセットと組むかい?」
「いや・・・・仰る通り、ボビーと組みます・・・・」
「よし、じゃ、こういう風に組み分けよう。
私とマイク、ステイブラー・・・・エリオットの3人でマッコイ班。
ルーポとボビーの2人がカッター班だ」
「・・・・おいおい、オレがマッコイ担当かよ?
さっきの見ただろ?ザック。
オレの顔を見たら、マッコイは怒り狂って悶死しちゃうぜ」
「そうなったら嬉しいだろ、マイク。
マッコイ検事の寿命を縮めるチャンスだぞ」
「ほぉ、そうか・・・・よしよし・・・・このチャンスを逃す手はないか」
「オレ?オレもマッコイ班ですか?」
「うん、エリオット。不満かい?」
「いや~不満とかじゃなくて・・・・マッコイ検事、苦手なんで」
「マッコイ検事が得意な刑事っているかい?」
「・・・・・・・そうですよネェ・・・・」
「それに、君はボビーと一緒にいたいのかい?
あのボビー・ゴーレンと???」
「いや・・・・マッコイ班で結構です・・・・」
「ゴーレン刑事・・・オレと一緒に組むんで。
よろしくお願いしますよ」
「うん、こちらこそ。ルーポ刑事・・・ルーポでいいか?」
「ええ、でもサイラスと呼んでも・・・・」
「いや、ルーポと呼ばせてもらおう(断言)」
「はい・・・・(ちょっと哀しいルーポ)」
「ところで・・・俺はカッター検事と馴染みは無いのだが・・・
どんな人物なんだ?」
「う~ん仕事熱心で・・・」
「そりゃ誰でもだろ?」
「えぇまぁ・・・・結構毒舌で人を追い詰めるし・・・・」
「そんな奴、そこ等中にいるだろうが」
「・・・・・ウ~ン・・・アッ、美人です!美人!!」
「美人?そうなのか?」
「えぇ大丈夫です。美人です。本家のヒロインですから!」
「そりゃ楽しみだ。よし早速会いに行こう!
じゃなくて・・・・警護に行こう!」
と何故か機嫌よくルーポと歩き出すゴーレン。
それを笑顔で眺めるニコルズ・・・
「よし、ボビーも機嫌よく行ってくれたな。
今度は僕達だな。よしマッコイ検事に挨拶に行こう」
「オレも?オレが行ったら、まだ喚き出すぞ」
「う~ん、でも仕方ないよ。仕事だからね。
検事が喚き出したら、個人的な感情を捨てるべきだって言えばいいよ」
「オッ!さすがだなザック。よし、そう言おう」
「・・・・オレは何をすれば・・・」
「何って、マッコイ検事の護衛だが」
「・・・・・本当に。警護だけですか・・・?」
「何言ってるんだよ、エリオット。
買い物係りにでもなりたいのか?」
「いやマイク、買い物係りは僕がなるよ」
「!!!!!お願いだから、俺をマイクとマッコイの間に置いていかないで下さい!!!
買い物係りでも、ゴミ当番でもなんでもしますから・・・・」
「・・・・分かったよ、エリオット。
そんなに怖がらなくても・・・・大丈夫だよ」
「大丈夫って・・・・どの辺が?
マイク・ローガンとジャック・マッコイですよ。
誰がこの2人と同じ部屋にいたいと思いますかって」
「ふ~ん、そうなのか・・・・じゃ面白いことが始まるんだね」
「・・・??ってニコルズ刑事・・・・」
「僕もザックでいいよ。だって、何が起こるか期待するじゃないか」
「期待って・・・・恐怖以外の何ものでも・・・・」
「ふ~ん、じゃ動画撮影でもしておくかな」
「・・・・・ザック・・・・あなたの勇気が恐ろしい・・・・」
「何ゴチャゴチャ言ってるんだよ、エリオット。
ほらマッコイのオフィスに入るぞ。
ほらエリオット、こっち来いよ」
「エッエエッ?何するんだ、マイク・・・押すなよ・・・・
ちょっと!俺が最初に入るのかよ?」
「ヘヘヘ~いきなりオレだと、マッコイの楽しみが半減するだろ。
だから・・・・最初にあんたが入って・・・次がオレだ!」
「いや、考えたな、マイク。いい作戦だよ。
よしエリオット、行ってくれ」
「・・・・・なんでオレが・・・・」
「ホラ行くぞ、それ!!!!」
・・・・・・・・・・・・その後公開されたニコルズの動画は
一部の方々に、かなりの評判となったが・・・・・
証拠物件として押収され、今は証拠保管室に眠っている・・・・・
はい、下らん下らん
次で色々(ペコリ)