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13.私の猫交遊録−12 戦うアンジー、顔中血まみれ、リベンジにもう一戦、再び血まみれニーオ!

2010-02-03 | 外国の犬や猫たち 私の犬猫交遊録
キリューとの関係は何とか落ち着いたが、アンジーは、夜な夜な外出するようになった。元の飼い主の話では、実家のほうにガールフレンドがいて、会いに行っていたようだ。ところが、実家の方の猫の元締めが、『お前は、もう出て行った猫だニャン!よそ者は、もう来るなニャン!』と家には入れず追い返しに掛かったらしい。まあ、猫仲間を取り仕切るボス猫としては当然だニャン。ははは。ある夜、大乱闘が起きた。夜半だったが、ギャオー、ばたばた、がさがさ、どしん、ばたん、というものすごい猫の闘争の音が聞こえてきた。恐らく、近所中が起きてしまったに違いない。直ぐにアンジーと気がつき、迎えに行った。

アンジーは顔面、血だるまだった。深く、一掻き、されたらしく、耳の付け根から額、鼻先にかけて、一筋に切れており、鮮血が滴り落ちていた。もう一つ鼻先に傷があった。家につれて帰り、嫌がるのを押さえつけて、アルコールで消毒した。相手はボス猫の二まわりも大きい『タンクワ』というオス猫だった。やれやれ、よう遣るわ、しかしこれに懲りて、もう喧嘩はせんだろうと思っていたら、次の日の夜、同じことが起こった。今度は『タンクワ』が血だるまになっていた。

アンジーは、二まわりも大きい猫に再挑戦して、今度は相手をやっけたのだ。リベンジに成功したわけだ。むむむ。男としては、褒めてやりたいし、ちょっと誇らしげな気持ちになった。しかし、二度の喧嘩で、顔の傷は、かさぶたになり、昔のきれいなアンジーではなくなっていた。顔の傷とは面白いと言うか、不思議なもので、傷ついた顔は、昔の顔+傷ではなく。顔の印象を、随分と、険悪、貧相なものにしてしまう。顔に傷が出来た経験のある人は理解してくれると思う。私のガールフレンドは『アンジーは、もうハンサムでなくなってしまった。』などと言っていた。

一週間ほどして、気がつくと、アンジーの歩行がなんとなく不自然なのに気がついた。低い椅子からの飛び降り、飛び乗りも上手くいかないようだった。嫌がるのを、押さえつけて後ろ足を見てみると、なんと、右足の指の一本から、血がたれていた。思い切って押して見ると、膿みと汚れた血がドット飛び出してきた。化膿していたのだ。爪がぐらぐらしていた。多分、リベンジ戦のときに、『タンクワ』に噛まれたのだろう。流石、ボス猫、顔は血まみれになったが、急所を外さず噛んでいたわけだ。野良猫だったら、餌が取れなくなり、死ぬほかなかっただろう。

医者(愛犬キリューの先生なので、既に親しい)に連れて行った。化膿が酷いということで、二日ほど入院。事情を話すと、虚勢するように勧められた。所謂、パイプカット。手術を決心して、足の傷が治り次第、元気になり次第、入院させることにした。しかし、この虚勢手術で、随分と悩むことになってしまった。
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パイプカット
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