学生クラス 春休みワークショップ 生物デッサン
どうも幸介です!もはやゴールデンウィーク真っ只中ですが、本日は春休みに行った学生クラスのワークショップ、静物デッサン講座についてのご報告です!!
石膏デッサン講座に続いての授業でしたが、今回の生物デッサンの授業からは4月で新中1になった生徒も加わっての授業。新学期一発目ということもあり、単純なモチーフを使って簡単なデッサン概要から説明いたしました。
左/デッサンの進め方見本 右/デッサン完成見本
まず初心者向けということで、上記画像の左にもあるようにリンゴのデッサンで進め方の説明。デッサンでモチーフを捉える上で、質感や立体感や色彩など様々な要素を描かなければなりません。ですが、アトリエの学生クラスの生徒達自身もそうだったりするのですが、例えばリンゴだったら輪郭線が強すぎたり色や模様ばかり追って立体感がなくなったりと、要は「デッサン」ではなく「ただの絵」になりがちです。大人でも、ついついそういう傾向にある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
デッサンの説明をする際に、いつも生徒たちは「粘土工作の順序を思い浮かべて」と教えています。例えば粘土で人間の手を作ろうとしたときに、いきなり爪や皺など作ることはしないはずです。まず平たくしたり伸ばしたり、大まかな形から形成していきますよね。表面の皺だったり爪などの小さな凹凸は、最初に作ってもこねてる間に消えてしまいますから、最後の仕上げで行わなければなりません。リンゴのデッサンに置き換えると、まずボンヤリとした形と陰影を取ってから、最後の方に色合いや模様などを描いていかなければならないのです。料理だって最初は下ごしらえからだし、スポーツだってまずは基礎からだし、絵だって同じで何事もまずはベースが肝心、といったところでしょうか。
以上の基本を踏まえて授業を行いましたが、案外みな上手に描けました!(肝心の生徒の作品写真を撮っていませんでした…スミマセン…)今回の授業の内容はわりとしっかりやりましたので、参加した皆には是非学校の授業などでも活用して欲しいなと思ってます。いつもは下手したら小学生クラスよりも騒がしくなったりする、ガード下の飲み屋レベルでうるさい学生クラスですが、緩急つけてこういう真面目な授業もどんどん取り入れていきたいなと思います!!