モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

巴里のピーマン

2017-05-16 02:25:17 | 小学生 工作

本物は一つも交じっておりません!

 

久しぶりのブログでご紹介するのは、ピーマンの模刻授業であります。     (南澤)

今回生徒たちは、まず真っ暗な教室で目隠しをされるところから始めました。さあ、何を触っているか当ててごらんゲームであります。もちろんどっかの大学の破廉恥サークルではありませんので、ピーマンが渡されたワケですが、瞬殺で当てられてしまいます。ところが、今回突如ソルボンヌ大学ばりのアカデミズムに目覚めたアトリエミオスは、目隠しさせたままの状態でのピーマン観察と粘土制作を強行いたします。知覚の限定された環境においては、ある種の感覚はより意識化され研ぎすまされる、ハズなのです!

視覚情報を遮断された児童たちの指先は、貪欲にピーマンの起伏を探ってゆきます。何気なく見過ごしていた野菜の形態的レゾンディートルが、生徒たちの大脳に直接訴えているのが分かります。、、、モシモシ、聴こえますか?ワタシはピーマンです。ワタシはタダの緑色した苦い野菜の一種類というだけではアリマセン、、、コンナカタチヲシテイタコトニキヅキマシタカ、、?

大変な感動と認知にいたった生徒たちでありましたが、目隠しのままいざ粘土で作ろうとすると、視覚遮断のハンディーは表現力を大いに減退させてしまいます。しかしそれこそが今回の最大のねらいなのであります。目隠しでの粘土制作を終え、視覚という強力な武器を再び手に入れた彼らの眼は、闇の中で想像していた形態を見極めんと、まるで獲物を狙う野生動物のような眼でピーマンと再対峙していったのでありました。児童はついに、観察の鬼と化したのです!恐るべしアトリエミオス!

果たして、全知覚を取り戻した彼らの観察力と再生力は、飛躍的な成長を遂げます。みずみずしいピーマン達が、教室中で躍動しながら産み落とされてゆきました。写真をご覧ください、あれが巴里の灯です!

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