再びエリナです。先生が夏休みのワークショップの仕事が忙し過ぎてちっとも構ってくれなくて、話し掛けても生返事だからつまんないと言ったら、またブログ書かされてます。
少し前、実は学校がちょっと退屈になってました。というのもヴィオラを作ってて、ほとんどバイオリンと作業が同じだからマエストロもあまり相手にしてくれません。かと言って勝手に進めるわけにもいかないから、他の人の作業が進むのを待ったりしなくちゃいけなくて。
なんか色々気を使って進めていきたいのに、マエストロは出来ない人の作業を見てあげるのに精一杯で、私にあまり時間を裂けないんだと思う。それでもって一人で進めてたら、後からこれがこうであれがこうでそうじゃなくてって、間違える前にちゃんと説明してよ!ってなんかイライラしたり。(小原先生もそういうこと良くあるから、ちょっと反省しなさい!できる子だからって勝手にやらせて放置じゃダメなんだからね!もっと構ってよ!)
いい楽器ができたって思えるのは、ただ綺麗に良い音が鳴るように作っただけじゃないんですよね。製作過程の中で、自分の理想をどこまで追求できたかどうかじゃないかなと思います。
そう理解しているはずなのに、たまにそれがよく分からなくなってしまうこともあります。みんな好きなように楽器を作れば良いじゃんと言うけど、自分の好きが必ずしも他の人の好きと同じとは限らないし。楽器一台を製作家の人が見ると色んなことに気付くけど、演奏家はそこには大して注目していなかったりも良くあります。自分の理想やこだわりと求められているものとの調和が難しいです。
卒業までもうすぐ!信じられない!!焦りもあって、周りの人の作業スピードとか質、色々気になって自分の作業に集中できなかったりする。絵を描いたりするのも同じようなことありますよね。
では明日、イタリアに帰ります。まだイタリアはバカンス真っ最中ですが、私はまた制作に励もうと思います。また2,3年は帰国しないつもりで頑張って来まーす!