アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

自分にとって指標となった2人の芸術家

2017-05-19 06:06:57 | 画材、技法、芸術論
 今日はちょっと個人的な話をひとつ。

 私が自分の絵画を模索する上で重要な役割を果たしてくれた二人の芸術家がいます。一人は現代美術家の村上隆、もう一人が伊藤若冲です。

 ずいぶん昔にこんなことを考えたことがあります。(私自身は現代美術に全く興味のない人間ですが)日本人で誰か世界的に有名な現代美術家はいないのか、誰もいないのは寂しいし、何とかならないものか。そんなときに村上隆という存在を知って安心したものです。

 そしてこんなことを考えたこともあります。日本は明治以降、西洋絵画の流入で絵画の世界が大きく変わるわけですが、そうした影響を全く受けない、つまり線遠近法を使わず、また陰影をつける描き方もしないで、ということは輪郭線を用いるだけで、ただひたすら良質な画材を使って徹底的に描き込むと何が起こるのか。
 私自身はそうした細密画や超絶技巧には全く興味がないので気になっていました。そんなときに伊藤若冲の存在を知って大いに納得したものです。やっぱり徹底的に描き込むとああした西洋画に負けない濃い画面になるのだなあと。

 つまり私は全く挑戦する気もないけれど、誰かやってくれないかなあ、もしやったら何が起こるのかなあ、どんな作品になるのかなあ、とそうした疑問に答えてくれたのが、村上隆と伊藤若冲なのです。

 私はこの2人の芸術家が好きなわけではないんですが、指標となってくれたのは間違いありません。これで私は心置きなく自分の絵を好き勝手に追求できるな、と。

 そうした意味で、私にとって村上隆と伊藤若冲は、非常に重要で大きな存在なのです。
『コラム』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ジムビームハイボールにレモ... | トップ | 水彩模写「ドラクロワ礼賛」 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。