アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

年末最後のお出かけ

2015-12-29 12:11:09 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 昨日は午後4時に家を出て新宿へ出かけた。ブラシソフター(クサカベ)は地元の画材屋で買ってしまったので、新宿世界堂本店でオックスゴール(大瓶、マイメリ)を買う。いつもお金がなくて小瓶だったのだが、今回初めて大瓶にした(写真右)。
 画材を買う前に、紀伊国屋書店本店で気になっていた将棋の本を見たのだが、大したことないので買うのをやめた。
 そして新宿将棋センターへ。実に久し振り。約1年9ヶ月振り。午後5時半過ぎに入ったせいか、席料は確か700円で済んだ。ついでに受付で明日発売の将棋世界2月号を買う。新宿将棋センターは日本将棋連盟直営店なので、同じく連盟発行の月刊誌、将棋世界を前日に買うことができる。しかも連盟の封筒に入っている(写真左)。何となくうれしい。まるで関係者みたいで、ちょっと偉くなった気分。えっへん。
 平日の夕方なのだが、年末ということもあって人は多かった。肝心の対局だが3局指したところで、午後8時頃になったのでもう帰ることにした。対局結果は幸いしたが、相変わらず内容は良くない。やっぱり週1回は将棋道場へ通いたいよなあ。隔週は厳しい。
 新宿の路上は忘年会の人たちで溢れている。二次会へ行くか、帰るかで皆相談している。若い女性は飲み足りず二次会へ行くと言い、年配の男性は酔っぱらったのでもう帰ると言っている。いいですなあ、忘年会。もう何年もやってません。
 早々に新宿を後にし、帰宅は午後9時前。家で遅い夕食を取りながら、ウィスキーをロックで飲む。長っちりにならないように適当に切り上げて、入浴、就寝。
 これで画材、書籍など年末年始に必要な物は全て揃いました。あとは新年を迎えるだけです。新宿へ出かけたおかげで、ようやく年末なんだなと実感。出かけてよかった。

 付)木版画の版下をまだ描いてません。今日の夜か、明日の午後にはやりたいと思っているんですが。

衝撃、熊野筆のCM!

2015-12-29 07:29:04 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 昨日の午前9時48分、寝起きで何気なく見ていたテレ朝のワイドショーで、熊野筆のCMが流れた。初めて見た。熊野筆のCMって。熊野筆ってテレビCMやるんだぁ!
 衝撃的だったんだけど、そのとき私の頭の中には、画筆と書道の筆のことしかなかった。
 思わずパソコンのインターネットで調べたら、そうか、化粧筆があったか。失念していた。なあんだ、そういうことか。年末だしね、化粧筆も売れるというわけですか。
 まるで日本の画材メーカー、ホルべインや松田、クサカベがCMを打ったような衝撃を受けた。
 そこで思ったんですが、いつの日にか日本の画材メーカーがテレビCMを打つ時代が来たらいいなあと。油絵具が売れまくって、景気よくテレビCMを打つ時代になるという、ってそんな時代が来るわけないか。
 単なる妄想。でもそんな妄想を抱かせるほど、私の脳には刺激的でした。熊野筆のテレビCMは。でもまあそれも化粧筆のことを忘れていた私の勘違いなんですけどね。
 残念残念。あーびっくりした。昨日は朝から脳天に一撃受けちゃった。

「木版画の世界」

2015-12-29 07:28:37 | 美術書全般、美術番組
木版画の世界 第3版   五所菊雄著 定価2000円+税

 この本は書店では売っていない自費出版物で、私はウッドライクマツムラへ行って買いました。ウッドライクマツムラのネット通販で取り寄せることもできます。
 題名は「木版画の世界」ですが、より正確に言うなら「木版画制作の理解が深まる本」です。内容は多岐に渡り、かつ深い。顔料の耐光テストまでやってます。私はこの本を読んで、ようやく彫刻刀の種類について納得のいく理解が得られました。
 この本は木版画制作入門書ではありませんので、私のようにこれから木版画を始めようとする人は別に1冊入門書が必要ですが、それ以外にもう1冊となるとこの本がお薦めです。初心者、上級者を問わず、必須と言っても過言ではありません。逐一かゆいところに手が届く内容になっています。素晴らしいの一言です。私のように油絵を描いている者からすると、こういう感じの本で油絵制作に関する本があれば、なんてつい思ってしまいます。
 非常に実践的な内容です。木版画制作の辞書代わりになりますので、ぜひ買って読んでみて下さい。