桜雨が降り、少し透き通った空。
小さな星の光を感じる瞬間です。
高校時代、地学を選択していたんですが、
テストは２０点くらいで、かな～りヤバイ点数でした。
「翡翠～レポート書いて来い！それで点数やるから！」
と地学の先生 たっちゃん（勝手に呼んでいた）に言われました。
たっちゃんは、年中半袖、自分実験で ゴキブリをフライパンで焼いて食べたとか
自分の子供に半袖を強要し、風邪を引かせて 病院の先生に怒られたとか
嘘かホントか分からないけど 面白い先生でした。
さて、たっちゃんの命令に従い レポート提出。
５００万年後の地球～なんていう 壮大なテーマの漫画レポートでした。
ペン入れをし、カラーペンで着色までした 総数２０ページの超大作？
「翡翠～おまえのレポート面白いわ！」
たっちゃん、気に入ってくれたようです。
そして、運命の３学期の通知表～
テストだけでは、確実に留年決定の点数！
ドキドキしながら開くと！
へ？えええー？？
８５点！
うそお！
美術９９点の次に 燦然と輝く 地学８５点
たっちゃん ありがとう～
卒業出来るよ ありがとう～
私のアルバムには たっちゃんと並んで撮った卒業写真が
あります。
そんなたっちゃんですが、今は宇宙塵の研究や銀河写真で有名な
先生になられています。
あの当時と同じ、少年のようにピュアな先生は変わらなくて
空の星を見ると ふと地学の授業を思いだすのです
