紅花の里から~みちのくの工房夢便り~

山形での陶芸や日々の暮らしを紹介しています。

山形の映画館事情は複雑に

2007-12-31 16:05:43 | 山形にて

山形市内の繁華街、七日町で大正時代から映画上映を続けてきた「シネマ旭」が、
先月閉館しました。

デスクトップさんとDSライトさんは最近映画を見に行く事が多くなったと書き込んだばかり。
残念ながら、大晦日というのに寂しい話題ですが、しかし、来年は?......

「シネマ旭」は明治初期に出来た芝居小屋が前身で、
繁華街にあると言っても、周りは小さな飲み屋と飲食店が並ぶネオン街の一角。
買い物のついでに立ち寄るには、ちょっと中途半端な場所にあります。
地方都市にありがちな典型的なミニシアターのパターンです。

映画を見る人が少なくなって、その人達も郊外型のしゃれたシネコンに足を伸ばす昨今。
90年の歴史があると言っても、地元の人が頼りのミニシアターでは集客にも限界があるようで、
とうとう経営的にも持ち堪えられずに、撤退やむを得ずとなったようです。

老兵は静かに消え去り、山形の映画館は山形駅近辺のシネコンだけになるのかというと、
実はそうでもないらしい。
来年の4月には、現在開発が急ピッチで進んでいる山形市北部の嶋地区に、
東北最大級のシネコンがオープンするらしいのです。
経営者が「シネマ旭」と同じと言うから、実は今回の撤退は次への布石のようです。
なんだ、そうなんだ、と言う話なのです。

しかし、その話が本当だとすると、これからは山形市内でシスコン間の競争が、
激化するのは目に見えています。
今でも映画人口の少ない山形市内で大激戦が始まれば、我々にどのようなメリットが?

映画料金が安くなる? 
老人が好きそうな時代劇の旧作が上映される? 
公開される新作映画の本数が増える? 

デスクトップさんは映画マニアではないので、この辺の事情は良く分かりませんが、
我々には少なくとも気楽に映画を楽しめるチャンスが増えるのですから、
大いに期待しましょう。

来年こそ良い年になりますように........

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