ワキノブくん。

今日、久々にワキノブくんに会いました。

ワキノブって誰よ

彼は、小学３年生の男の子。
３年前“つき組”のときにあたしが担任した○○ノブくん、と言う男の子。





あれは、３年前のこと

何でも、おばあちゃんが先々のことを決めてしまい
自分自身では、何も決められないチョット気持ちの弱い子でした。

それでも家に帰れば、駄々をこねて近所のコンビニで
毎日のように、ジュースだお菓子だと、おばあちゃんに買わせていた子。
だから、虫歯チャンピオンでしたよ・・・。

そんな、彼がある日、シクシクと泣いていました

「どうしたっけ？」と聞くと、
泣きじゃくりながら、○○ノブくんが、こう言いました。














「K・・・Kくんが・・・、僕のわきの下に・・・毛が生えてるって言ったぁ～」





わ・わ・わき毛～

だって彼、その時６歳。毛が生えるはずがありましょうか

デモその時、あたしは

「まさか・・・。デモもしかして・・・。彼ならありえる・・・？」

などと思ってしまったのです

なぜなら、○○ノブくんのお姉ちゃん。
当時、小学５年生にして鼻の下の産毛が、とっても濃かったんですもの
ひげに、近かったよ。あれは。



そんなわけで、○○ノブくんのわき毛疑惑があたしの中で
大きく大きく膨らんでいったのです

見たい！なんとしても、６歳のわき毛を確認したいっ


こんなに傷ついているのに、みんながいるところで服をたくし上げることは出来ないので
こっそり、廊下へ連れ出しました。

ワクワク
いやいや、ドキドキしながら服を上げていき、
さぁいよいよ、
禁断のわきの下がぁっ












・・・

なぁんだ。

ただ、セーターの黒い毛糸がわきにくっついていただけ・・・

ホッとしたような、残念だったような・・・。


それから、あたしは彼のことを
心の中でのみ“ワキノブ”と呼ぶようになったのでした。


悪い先生です




さてさて、そんなワキノブくんと、今日仕事帰りに我が家の近くでバッタリ再会。
ついつい、「お～ワキノブ～！！」って言いそうになりましたが
「○○ノブくんっ！」って、声をかけましたよ

旦那くんから迎えに来てもらってて一緒にいたのですが、
ワキノブくんったら、

「え～、先生の彼氏？？？」なんて聞いてくるんです。

「何言ってるの～。先生の旦那さんでしょ～。
　　○○ノブくんがほしぐみさんのとき結婚したじゃん。忘れちゃったの？」
と言うと、

「あ～、そういうこと～。」

だって。何がそういうことなのやら。

ワキノブくんは、めがねをかけるようになり、
しかも、ちょっと太っていました。

おばあちゃんもご健在だったから、あのまま甘やかされて育っているのね・・・

めがねのワキノブくんは、ちょっとおっさんテイスト入ってました。









そろそろ、わき毛が生えたかな
（って、生えるわけないやろっ）