新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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境川遊水地について調べてみた。

2014-10-19 17:35:27 | ウオーキング
久し振りにまたやってしまいました。記事作成中は、不注意な投稿を防ぐため下書きモードで作成しておりまして、完成してから「公開する」モードに変更するのですが、変更を忘れておりました。
それでは。

遊水池(ゆうすいち)とは、洪水時の河川の流水を一時的に氾濫させる土地のことでありますが、少し前まで「遊水池」と書いていたのですが遊水池は池本来を表し、「遊水地」は池を含むその他のグランドなどを含むそうです。
なぜこんな事を書くかと言いますと、今回の事で入手したパンフレットを見て「境川遊水地」と表記されていたのであわてて調べたのです。

さて境川は文字通り東京都と神奈川県の境を流れている2級河川で藤沢市江ノ島付近で相模湾にそそいでいるのです。流域面積211㎢、延長52Kだそうです。
何処の川でも同様ですが、流域ではコンクリート化が進み、短時間に多量に河川に雨水が流れ込み洪水の危険性が高まっています。そこで考えられたのが総合治水対策です。

遊水地は、河川堤防の一部を低くして河道からあふれた洪水を一時的に貯留することで、洪水被害を軽減化させるために作られる池のことです。
境川遊水地には、俣野遊水地、下飯田遊水地、今田遊水地の3つの遊水地によって構成され、合わせて約30haの広さを有し、90㎥/Sの洪水調節を行うそうです。遊水地内には最大で約90万㎥を貯留できるそうです。     (藤沢土木事務所作成「県立境川遊水地公園」パンフレットより)


さてそのことを踏まえて、2度目の訪問でいくつか撮影した場所を紹介します。


通常の高さの両岸です。下流に向かって。向かいの建物は、公園情報センターです。


最初に気が付いたのがここです。向かいの土手が、普通の護岸工事ではないのです。下飯田遊水地越流提 (以下洪水の越流方向を、青線で表示します)


ここが下飯田遊水地越流提の下流側終点。画面右手の茂みが通常の土手の高さです。


下飯田遊水地越流堤を下流から俯瞰で見ました。右手の境川から、越流して左のビオトープ(普段は生き物の生息する池)に流れ込みます。(第一次越流)


左岸の奥から同地点を見ます。第一次的にこの池に流れ込みます。下飯田遊水地


ビオトープが一杯になると、さらに多目的グランドに流れ込むのです。下飯田遊水地


少年野球場ですが、こちらは右手のビオトープから流れ込みます。俣野遊水池。先日初めて行ったとき、グランド周辺に流木が山積みになっており係員が大勢で片付けていました。グランド等の使用は当分中止になっていました。

長い間、遊水地は水と遊ぶ公園だとばかり考えていました。よく出来た仕掛けだと感心したのです。
また勉強させていただきました。

コメント
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