瀬海ノ世界

atakawa sekai's world

殻の外

2013-12-02 16:45:58 | Weblog
狂ってしまうようなコトを
切望してしまったりする

ほとんどの中身が入れ替わって
犯罪とかはいやだけど

自分に対して許しがたい
例えば大胆さだったりとか
もしくは狡猾さだったりとか
むき出しにした姿になったり

悔やんでないふりをしているの
本当は戻りたくてたまらない

涙を払う手を土で汚しながら
今の姿を許すタカラモノが
何かないか世界を弄る

大切なたくさんのこと

2011-06-10 06:42:44 | Pozi
おもいだすのは
わがままだけど
ちいさなしあわせが
うれしいえがお

にちようの12時の
私服に新聞
何か見つけて呼びかけ
ようようと伝える声

過去ではないのに
遠くてとぎれとぎれ
いつかの未来は
思い出も記憶も生きていない
話せない訊けないのに

命が去ればもう二度と
成し得ないたくさんのこと
忘れていませんか?
みのがしてませんか?


あまいふるまい
どなりしかられ
きらいとさけんだ
8時の夕食

いまはあの面
悲しみもうつしてたと
きもちをわからない
じぶんがみえるよ

このままおきさり
くちにしないといづれ
気付いた時もう
例え手をとるも握りかえさない
笑わない泣かない

届かぬ明日になる前に
大切なたくさんのこと
すこしふれませんか?
さきのばしですか?


いつか次第に
一人が平気になると
かけがえないのに
これみよがしにできてしまうけど
だけど悔いても意味がないから

命が去ればもう二度と
成し得ないたくさんのこと
忘れていませんか?
みのがしてませんか?


届かぬ明日になる前に
大切なたくさんのこと
すこしふれませんか?
さきのばしですか?

嗚咽

2011-05-27 02:20:04 | love
本当に恋しているかどうかは
その人と別のヒトが結ばれるよう
迷い無く願えるかどうかで確かめるの

今、私ニハ、デキナイ
嗚咽デソンナ言葉
吐キ出ス前二掻キ消エテシマウ
ダカラ是ハ本物


本当に愛しているかどうかは
どんなに胸の君が大きくても
瞳閉じて嘘をつけるかどうかで決めるの

マダ、愛ニハ、ナレナイ
コノ身ヲ迸ル熱
振リ切リタクテ涙二代エテモ
溢レ続ケテイル


痛いよ
夕立ではない
嵐に全て奪われて

止まらない
雨は魂を
冷やしてはくれない

ああでも
変えたくなどない
静かに笑顔分かちたい

それなのに
またからまわる
どうか気がつかないで



終止符

2008-06-07 23:17:10 | Nega
最後に抱き締めてきた
君から薫る新しい香水

耳元の言葉
いくどとなく聞いた
終止符の声



土砂降り

2007-07-29 19:24:39 | Nega
苦手と思ったが最後
濃い黒雲が立ち込め出して


何も寄りどころがなくて
冷たい雨の生まれる上を
ずっと見つめていた

当たり前のように落ちて
次々と出会う難題は
止む気配も見せない

小さな表面で
取りこめる命は
どれだけ少ないことか
測るのさえ怖い

水は熱だけを奪い
地へ吸われていく
そのうち私は
生身のない抜け殻に
なるでしょうね



閃光の華

2006-08-25 18:24:31 | Weblog
想いつめた花が咲く瞬間
体を震わす彩り豊かな稲光
記憶は強く惹き付けてやまない
"永遠と信じていい?"


しんしんと降り注ぐ
親しみを抱えて
それでも無邪気な二人の背中

羊雲が流れるだけの夜空
ずっと見ていた
また来年みると信じて

趣きは一巡り時代が螺旋を進み
いつかは旅立つ扉に手をかける

放り投げられる光の滴は
闇に溶けて胸へ染み込んだ
夏の思い出のカケラへ消える

その手を握れない私は
不発の心のまま


眠い瞳の痛みが蘇る
空は近くなって
川辺の二人は遠くなって

閃光と、爆音と、残響と、
満ち足りない何かは風に流され

体を震わす彩り豊かな稲光
記憶は強く惹き付けてやまない
"永遠と信じていい?"

失うと知っている夢
"永遠と信じていい?"



夏ノ轍ハ鳴ク

2006-08-17 20:34:29 | Weblog
燃え尽きて終り間近の夕暮れと
点滅しだす街頭の灯に
暑さを愛しく感じ始めた

涼やかな薄いガラスの鈴の音
頭に響くほんのさっきの
透き通る午後笑い合う声

水の弾ける中で僕ら
ヒトタビだけの夏を浴びては

目の前の時をめいいっぱい
六つの瞳で楽しんだ
流れる限りいつかは来ない
明日を知りながら
滑り出した歯車が鳴き
大切な物が離れてくのは避けられずに


熱帯夜部屋に射し込みそよぐ風
ほてった壁の熱をさらう
はしゃいだ姿遠くに見せる

闇を背に返すオモテが活かされて
際立ち光る八月の月
昼のお陽さまがうらやむほどに


水の弾ける中で僕ら
ヒトタビだけの夏を浴びては

目の前の時をめいいっぱい
六つの瞳で楽しんだ
流れる限りいつかは来ない
明日を知りながら
滑り出した歯車が鳴き
大切な物が離れてくのは避けられずに

架空崇拝

2006-08-10 03:21:59 | Weblog
現実は私を侵してなくて
全て写真とテレビの中

知らない聞こえない
このまま塞いだ楽園で

一時に埋め込まれた
幸せをひきのばして

さしさわりのない偶像を
めでて生くの?
濁ったエゴとの衝突を
避けて逝くの?

目を覚ませ
答えをかざせ
幻の中でもいいから


騒がしいノイズの先は
音の無い暴風圏

砂嵐に沈んで耳を澄まし
震え伝わる核心を求める

コワシテワ命ゴイヲ
クリカエシテ活ク
ワスレテハ掴ミ直シ
その場シノギヲ注グ

スペル

2006-08-09 02:59:40 | Weblog
言葉の遊びの度が過ぎた
内輪サインの呼び掛けに

一瞬の油断で遅れたら
ワンクール留守番係よ

君が横にいないと
寂しいから気を付けてね

究極の解読キーはインスピレーション
唱えた呪文の一字一句に
意味を求めて突き詰めて
私の暗号を一番に説き明かして


限られた五十音の壁の中で
謎に填め込みコードをとく

脳より早く打ち込む仕草に
ディスプレーが答えて映す

張り巡らされる罠は
目標へのヒントだから

暴いてく樹海の蔦が
降らす出来レース
甘んじるなら踏台決定
たった一人で抜けきって
私の暗号を一番に説き明かして

淑女の紳士になるように

2006-07-28 00:00:26 | Weblog
毎週水曜は一人でスクリーンのヒロイン
眺めて重ねて戒める

優しく助けて守ってる
ladyfirst当たり前
それが普通にならないように

ふさわしくあるように
でも無理はせずにせめて一番に想う
できるだけ良い娘でいるわ
淑女の紳士になるように
いつまでもあなたの私であるように

まれに見える不器用さと
喧嘩直前にある素顔
そんなカケラを重ねた背中

哀愁は少し年を上げて
ますます愛しさを覚える
意識してたらかなりのやり手ね

誰にも何にも向ける
誠実に少しは嫉妬するんだけど
対する気持全てが
慕うからだから

ふさわしくあるように
でも無理はせずにせめて一番に想う
できるだけ良い娘でいるわ
淑女の紳士になるように
いつまでもあなたの私であるように