もとmoto元・甲斐の馬券神

2007年甲斐から笄に、2011年芝浦に拠点を移し、さらに2016年からは本拠札幌にて競馬三昧の日々を送る毎日。

ANA株主優待券の売却価格

2019年01月14日 | Weblog
◆2011年6月、30年+2ケ月の勤め人としての生活が終わった。同時に役員としての第2の生活が始まったのだが、社員ではなくなったので住んでいた社宅を追い出されることになった。
 それまでいた社宅は笄町(西麻布)という一等地にあり、広尾駅まで10分、六本木交差点まで20分というバブリーなロケーションの80平米ほどの3LDK。これで7万円弱/月の家賃だったと記憶している。笄には2007年から4年間住んでいて、最初は長男1人が小山の祖父母宅から転居してきて同居。1年後に次男が上京してきて、せっかくの「バブリーでハイソな西麻布暮らし」のはずが、むさ苦しい男3人住まいだった。
 「退職=自動的に社宅退去」の図式に従い新たな居住地として選んだのが、現在も拠点としている芝浦4丁目。当時は芝浦1丁目にある会社にいたので、徒歩で職場に通える範囲のマンションを探していたところ、運良く「東京電力のコスト圧縮の一環としての旧東京電力社宅」の一棟丸ごと空き状態の情報を掴み、入居ほぼ第1号世帯として23F建ての最上階に住むことになった。ここは、85平米の3SLDKですべての部屋に外側に面した窓がある間取りで、築30年と設備も古めかしい代わりに家賃が20万円/月と、近辺の7掛けとロケーションに比べて大変お得なところ。田町駅と品川駅の間に位置し2020年に設置される「高輪ゲートウェイ」が最寄り駅になる、今後の人気UP間違いなしの立地だ。
 芝浦の拠点には、最盛期には「馬券神・長男・次男・長女」の4名が生活していた。長女は大学では「港区ベイエリアのタワーマンション最上階に住んでいるお嬢様」との大いなる誤解まで受けていたらしい。

◆さて、ここからが今回の本題。社員ではなくなった影響は住むところだけでなく、現役時代には利用できた福利厚生メニューである「帰郷実費」という制度も当然のことながら利用不能になった。その理由は、ほぼ全ての役員は首都圏に自宅をもっていて、そもそも役員が単身赴任をすることを想定した制度がなかったから。 
 「帰郷実費制度」とは、自宅を保有している社員が単身赴任をしている場合、半年間に7回(当時)自宅までの交通費が支給される、というもの。しかも「実費」と銘打ってはいるが、往復割引ベースの料金で申請すれば問題なく審査に通るので、割引率の高い先得などを利用すれば、差額でもう1回自宅に帰ることも可能になる。東京-札幌間の往復航空運賃は約7万円なので、年間およそ100万円が支給されていた。
 役員になったはいいが、別に報酬が劇的に上がったワケでもないのに、この100万円が貰えなくなるのは死活問題だ。

◆ということで、札幌に戻るコストを安く上げるための苦肉の策として、航空会社の株主になると半年ごとに貰える株主優待券を狙って、航空会社株を購入することにした。
 日本の航空会社の大手は2社。JALとANAだが、JALは再建以前に株を保有していたら、経営がおかしくなって民事再生適用で2000株を紙クズにされた恨みがあるので、株を買うのはANAの一本絞り。ちなみに航空会社の株に関しては、遡ること十数年前にもAIR-DO株を「道民支援」として50万円買ったら、あえなく100%減資で紙クズ化しており、航空会社株には2度も手痛い失敗をしている。
 しかし、目先の札幌への帰郷実費の削減も急務。しばし熟考のうえ、「まあ、芝浦在住の子供たちが札幌に帰る際にも遣えるからいいか」との判断で、退職金の一部でANA株を買うことに決めた。
 当時のANA株式は1000株が売買単位となっていて、1株当たりの価格は@250円ほど。株主優待制度を調べると、4000株までは1000株ごとに1枚の優待券が貰えるが、それ以上の株数になると保有株式数と貰える優待券枚数の比率が低下する仕組になっている。
 取扱の証券会社を別にしても、同一名義だと株主優待は名寄せした株数で処理されるので、急ぎ鬼嫁名義の証券口座を開設。
 馬券神名義=4000株、鬼嫁名義=4000株、のANA株を購入。@250円×8000株で総額200万円。

◆現時点でのANA株の利回りは、投資額=200万円に対して、配当では48000円/年・利回り2.4%。これに加え、年2回もらえる株主優待券が16枚/年で、買取価格の高い時期にうまく売却できれば、@7000円×16=112000円/年・利回り5.6%に化ける。
 自分自身は、正規運賃の60%ほどで航空機を利用できる障害者割引を去年から利用できるようになり、あえて株主優待を使わなくても良くなり、子供らも早割などで賢く帰郷してくるので、株主優待券は毎回使いきれずにチケットショップ買取に回している。
 このチケットショップ買取がクセもので、今まで売った価格は@2500円/枚の場合もあるし、@6500円/枚の場合もあった。しかも、かならずしも観光シーズンの直前に価格が高騰するのでもなく、なかなか売却タイミングは難しいものい。さらに、札幌と東京でも価格差が1000円以上開く場合もあり、売却する地域も考慮せにゃいかん。
 2018年春に発行された株主優待券は、10月末に新橋のチケットショップで7枚を@6500円/枚で売却できたが、その後の状況をみると翌週の11月に入ってからはあっという間に買取価格が1000円以上値下がりしており、ギリギリの売却タイミングだった。冬発行分の最高値の売却時期はこれから調査。なんとか天井で売りつけよう。
 そういや、この正月に鬼息子No1が新千歳空港大雪の余波をまともにくらい、初めてANA株主優待を1枚使ってスーパーシートで東京に帰っていった。残る手持ちの株主優待券はあと7枚。天井高値はいつ??

◎ANA株主優待券・買取価格の推移<2018年10月> (出典:空飛ぶ株優.com http://soratobu-kabuyu.com/ana/index.html)
 01日=5950円
 07日=6750円
 14日=7050円
 17日=7150円<Peak>
 21日=7100円
 28日=6550円
 31日=6200円

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