「素人と玄人」の件

影山利郎七段の「素人と玄人（ゴ・スーパー・ブックス 11）」は良い本らしい。

「席亭さんとっておきのお勧め本」で「聞こえに高い名著」と書かれているブログを見て、興味がわいた。
結構色んな方がブログで紹介されていて、政光さんは「昭和の囲碁の本から名著を一冊選べと言われれば私はこれを選びます。」と大絶賛されていたので、これは是非読まねばと思った。
しかしアマゾン等では見つからないし、東京都の図書館の横断検索をかけてみてもひっかからない。
ここはひとつ神保町のかの古書店にならあるだろうと思って、昨日会社の帰りに寄ってみた。
ところが、続編の「続素人と玄人」は見つかったのだが、肝心の「素人と玄人」を見つけることはできなかった。
店の人に聞けば良かったのかもしれないが、面倒だったのでその場は「素人と玄人」を購入することは諦めて帰ってきた。
政光さんのブログに「市ヶ谷の日本棋院に英語版がある」とあったので、囲碁スクールに娘を連れて行ったついでに売店を覗いてみようと思ったのだ。

それで今日市ヶ谷の日本棋院へ行ったところ、確かに「素人と玄人」の英語版の"LESSONS IN THE FUNDAMENTALS OF GO"が売店の奥の本棚に並んでいるのを見つけた。
もとの「素人と玄人」は初版が昭和45年出版なので、英語版も古びているだろうと思っていたのだが、意外にもピカピカの新品状態（1,260円）だった。
少しずつ読んでいこうと思う（英語だしそんなに速く読めないし）。
「一日で読みきるような馬鹿なことをするな、じっくり読め」（"All I ask is that the reader not do anything so foolish as to finish it in one day. It should be read deliberately, a chapter a day at the fastest, and a fortnight to finish the whole book.")と書かれていたので、その方が著者の意に適うと思う。

とここまで書いてヤフオクを見たら、500円で出品されていた。早まったかな？
いやいや、英語版だけど綺麗な本だから良しとしよう。