Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

試したい宮廷スィーツ

2016-09-30 22:05:13 | つぶやき

 明日から10月。食欲の秋が到来。秋の夜長にちょっと贅沢なスィーツタイムはいかがでしょう?

↓  カフェ・マリアテレジア

 1747年、それまで仲が悪かったウィーンのカフェ店主たちと、アルコール店主たちの組合をマリア・テレジアが統合。カフェでもアルコールが飲めるようになった結果、1750年頃からウィーン貴族の間で、コーヒーにミルク・生クリーム・リキュールを入れるのが流行。マリア・テレジアも愛飲していたらしい。

レシピ(1杯分)

モカ・コーヒー    120cc

オレンジリキュール  20cc

ホイップクリーム    20cc

ブランデー       適量

小粒のキャンディ   適量

作り方

1  カップにモカ・コーヒーを注ぐ。

2  温かいオレンジリキュール、ブランデーを加える。

3  生クリームを浮かべ、キャンディを散らす。

 

↓  リンツァー・トルテ

 レオポルド1世の時代の1696年頃からあるお菓子で、ハプスブルク家最後の皇帝フランツ・ヨーゼフも召しあがっていたと記録に残っている。シナモンやクローブなどの香辛料を使い、格子模様で飾るのが特徴。下のクックパッドのレシピを参考にしてください。

http://cookpad.com/recipe/2256166

 カフェ・マリアテレジアもリンツァー・トルテも、アントワネットがフランスに嫁ぐ時、一緒に連れてきた菓子職人のレシピに含まれていたのでは?ヴェルサイユの宮廷で紹介されて人気となり、やがて貴族たちもお屋敷でウィーンのスィーツを楽しんでいたかもしれない。ジャルジェ家で出される飲み物には定番のショコラに加え、リキュールや生クリーム入りコーヒーもあったりして。ばあやがまだ子どものオスカルに「お嬢さまが大人になったら、リキュール入りコーヒーを作って差し上げましょう。それまでは、はいこれ、ショコラをお飲みになってください。」と言っている光景が思い浮かぶ。

↓  本日のおまけ画像。生後6か月のオスカル王子。ハロウィーンの準備が始まっているのかな?

 読んでくださり、どうもありがとうございます。



6 コメント

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りら様、私、困ります(´;ω;`) (おれんぢぺこ)
2016-09-30 23:45:15
こんばんは。
もう9月も今日まで。期末・月末・週末が重なった今日は街中も慌ただしい雰囲気でした(私は、そう言った喧騒とは全く縁のない職業ですが)

さてさて、りら様。
またまた、またまた。偶然の一致、ありがとうございます。
先日近くのスーパーのワゴン処分で買った素焼きのクルミ。たった今、使い道が決定しましたよ!!リンツァー・トルテ、美味しそうじゃあないですか!
しかもレシピもそんなに複雑じゃないし

カフェ・マリアテレジアも美味しそう
これ、オスカルさまがちょっと落ち込んだ時なんかにA君が淹れてくれそうですね

あ~、妄想が止まりません。
無視してください、独り言です(笑)
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おれんぢぺこさま (りら)
2016-10-01 00:02:02
 コメントをありがとうございます。

 今回も偶然の一致でしたか!嬉しいです。リンツァートルテ、お作りになられますか?さすがです、おれんぢぺこさま。スーパーのワゴン処分が、俄然輝き始めましたね。一気にハプスブルク家の味に昇格です。私はレシピを読んでいるだけで「だめだ、こりゃ。どこかのケーキ屋さんに類似品が売っていないかな?」と思いました。それでもカフェ・マリアテレジアはこの冬、試してみたいです。

>これ、オスカルさまがちょっと落ち込んだ時なんかにA君が淹れてくれそうですね

 はい、毎回ショコラばかりでは単調ですし…。適量入れるはずのブランデーが、時にはドボドボと垂らされて、コーヒーを飲んでいるのか、ブランデーを飲んでいるのかわからなくなったりして。でもこれからの季節、暖まりそうです。

 妄想を止めないでください。おれんぢぺこさまの今後の作品が、ますます楽しみになってきました。
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リンツ・・・425 (伽羅)
2016-10-01 00:24:57
こんばんわ
夜更けに酔っ払いが帰ってきて ふと見てしまった
なんと「リンツ」
彼もザルツブルグからウィーンに移動の際 食べたのでしょうか
美味しそうなトルテを

ほんの短い期間・・・3日ほどで書き上げたというメヌエットを含む4楽章のシンフォニー36番 通称「リンツ」
明るいハ長調・・・聞いていて 気が付けば終わっていた・・・というくらいの軽さ

このコメントを書こうかな・・・と思って・・・聞き始めたら 気持ちよくて 何も考えられず 終わってました・・・そんな曲です

トルテのレシピを見て・・・・思ったこと
スパイスを見ただけで 何やらにおってきそう・・・・
以前作ったポマンダーのスパイスとよく似てます

今夜は仲間とさんざ音楽談義をしていたので・・・こんなことになっちゃいました
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伽羅さま (りら)
2016-10-01 07:58:45
 コメントをありがとうございます。

 「リンツ No.36」を聴いてみました。約30分の曲ですが、雨曇りの外の天気とは裏腹に、爽やかな空気が流れるメロディですね。この曲に取り組んでいる頃のモーツァルトは、精神的に安定していたのでしょうか?リンツ市内には今でも「ジンドラク」という名の老舗のお菓子屋さんが店を構えており、昔ながらのリンツァー・トルテを味わうことができるそうです。当時このトルテとリキュール入りコーヒーでひと息入れながら、作曲していたかもしれませんね。

 ポマンダー…以前、姫りんご、シナモン、クローブ等のスパイスとコアントローの洋酒を使って、クリスマス前に作り玄関に飾りました。あの芳醇な香りがいいですね。
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Unknown (アラレ)
2016-10-01 20:31:40
りら様こんばんは
カフェの方、キャンディー入りのコーヒーってのは昔飲んだ事あります
アルコールは一切だめなので、これとは違うやつですが、美味しかった記憶はあります、

カフェといえば、昨日テレビでやってたんですが、
28日に発売された、一年に一度しか発売されないと言う、
UCCブルボンポワントゥが発売されました
詳しくは下記のHPからどうぞ

http://www.ucc.co.jp/bourbon/sp/

佐倉の市民音楽ホールは、以前楽器をやっている、と書いた事がありますが、
以前、そこが練習場所だった事があり、週に一度は通ってました、今はもう辞めてしまったので行ってないんです、
昔は色んな楽団に入ってたんですが、色々ありまして、
って仕事が変わり、宝塚にはまってしまっただけなんですがね、今は何処にも入ってないんです
なので、あそこのホールは本格的なオペラとかの専門的なホールとして作られてる、って事を知ってるんです
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アラレさま (りら)
2016-10-01 23:48:08
 コメントをありがとうございます。

>キャンディー入りのコーヒーってのは昔飲んだ事あります

 コーヒーに浮かぶ色鮮やかなキャンディを目で楽しみながら、いただく一杯は贅沢ですね。

>一年に一度しか発売されないと言う、
UCCブルボンポワントゥが発売されました

 アラレさま、貴重な情報をどうもありがとうございます。こんなコーヒーがあったとは!全国のいくつかのUCCの店舗で飲むこともできますね。限定品ですから、なくなったら終わり。一度は試してみたいです。ハプスブルクの王族たちは、食生活を重視していたなあと改めて感じます。

 アラレさま、もう楽器をやらないのですか?音響の良いホールで、池田先生の講演を楽しんできてくださいね。
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