練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

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SS試験を行いました。

2017年01月30日 15時31分22秒 | 注文住宅/地盤調査・地盤改良・基礎工事

本日『FPの家/T邸』にて『SS試験』が行われました。

SS試験(スウェーデン式サウンディング試験)は、北欧のスウェーデン国有鉄道が1917年頃に不良路盤の実態調査として採用しました。

スウェーデン式のおもりによる探査・試験方法です。

その後スカンジナビア諸国で広く普及した調査ですが、1954年頃、建設省による堤防の地盤調査として導入したのが我が国におけるSS試験の始まりです。

1976年にJIS規格に制定され、現在ではJISA1221(2002)として戸建住宅向けの地盤調査のほとんどがこの試験によって実施されています。

手動式・半自動式・自動式の3タイプあります。

手動式の場合の試験手順は以下の通りです。

1.鉄の棒(ロッド)の先端に円錐形をねじったようなスクリューポイントを取り付け、それを地面に垂直に突き立てます。

2.ロッドには、自由に上下させたり途中で固定もできるクランプ(重さ5㎏)を通し、さらに上端には水平に取っ手(ハンドル)を取り付けておきます。

3.クランプに円筒形のおもり(10㎏のおもり2枚と25㎏のおもり3枚)を1枚ずつ静かに載せていきます。

 1枚載せるたびに、ロッドが下方に沈むかどうかを観察し、記録します。(スクリューポイントとロッドにかかる荷重は段階的に5,15,25,50,75,100㎏となります。)

3.全てのおもりを載せるとクランプの重さと合計して100㎏になります。

 100㎏の荷重をかけてもロッドの沈み込みがなく静止している場合には、ハンドルを回転させ先端のスクリューポイントで土を掘進しながら強制的にロッドを貫入させます。

 ロッドを25cm貫入させるのにハンドルを何回転させたかを記録します。

4.ロッドの長さは最長で1mあります。

 貫入させるに従いクランプが底板に着き、それ以上貫入させることができなくなります。

 そうした場合は、おもりとハンドルを一旦はずし、新たにロッドを継ぎ足したます。

 ハンドルを装着し直した上でクランプを所定の高さまで引き上げ、再度3と4の作業を繰り返します。

 ハンドルの回転数は、180度(半回転)を1回とカウントします。すなわち、360度回せば2回となるので、記録は「半回転数」という表記になります。

5.規定の深度(後述)までの貫入が記録できた時点で測定を終了し、ロッドを引抜きます。

6.ロッドを引抜いた後の、直径が3cmほどの測定孔を利用し、孔が土で目詰まりしていない限り、メジャーで地下水位を計測・記録します。

また、測定箇所数は以下のようになっています。

原則として建物の4隅および中央とし、1宅地で5箇所以上の測定を行います。

また各測点間の試験結果に著しい差異が認められた場合には、どのような地層構成であるかを推定するに十分なだけの追加測定を行います。

測定の障害となる瓦礫などの異物が地中に混入していて満足な深度までの記録が採取できない場合も、同様に追加測定を試みます。

測定深度は通常10mとなっています。

ただし地中に硬質な層が分布し、半回転数が60回に達しても25cmの貫入ができない場合には測定を終了します。

弊社でも、以前は手動式を採用していました。

2名の測定者が額に汗を流しながら、せっせとおもりを載せ替え、ハンドルを回す様は

「今、SS試験をやっていますよー。」という感じがして、インパクトがありました。

でも、人件費を考えると・・・。

測定者の耳や手の感触による判断も地盤の性状を見極める上で大事な判断基準とは聞いていますが、それだけの経験者ばかりとも思えません。

いつしか全自動式に変わってしまいました。

今回の試験も全自動式です。

こんな試験機を使っています。

毎度おなじみの『ジオカルテⅡ』という機種ですね。

まだ仮設電気が繋がっていないので、発電機を使用します。

赤い機械が発電機です。

試験の様子も何枚か撮ったので、貼りつけておきます。

ロッドの先端には、スクリューポイントがついています。

これを地面に挿していく訳ですが、先程説明した手動式と大きく違うのは、このあとです。

おもりは3つしかありません。手動式は5つもあったのに・・・。

機械が重いので、その分が予め引かれているんでしょうね。

しかも、積んだり降ろしたりは機械のセットの時にしか行いません。

ひたすら機械のボタンを押したり、ロッドの継ぎ足しをするのがオペレーターの仕事です。

ある程度の深度に達すると、急に抵抗が大きくなりロッドは潜らなくなります。

早速ロッド先端にキャップをつけて、上から打撃を与えてさらにしばらく試験を続けます。

それでも潜る様子が無ければ、試験完了です。

ロッドを引き抜くための工具を使い、6mほどになったロッドを引き抜きます。

写真は、試験機を移動している様子です。

この時と、ロッドを抜いている時くらいでしょうか?

オペレーターが力を使っているのは。

手動式とは大違いですね。随分と楽そうでしたね。

ロッドを引き抜いた後の孔の様子を撮りました。

後程、ここにメジャーを差し込み水位を測定するようですね。

試験結果は、事前の予想通りのようですね。

現況GLから深度1.5mくらいまでは、ある程度の耐力があるようです。

でもそこから5.6~6.0mくらいの自沈層が続きます。

四隅および中央の5ポイントで試験を行いましたが、道路から向かって右奥だけが他よりも自沈層が深くなっているのが気がかりです。

オペレーターにお願いして、1mほど内側で再度試験を行ってもらいました。

ここでは他と同じような結果が出ました。

たまたま、そこだけが弱かったのかも知れませんね。

地盤調査報告書による正式な報告を待つ事になりますが、地盤補強をする事になりそうです。

残念!

帰る前に現場周辺を歩きまわり、工事車両用の駐車場を探しました。

近くにある駐車場はどこも一杯です。

少し離れた場所も視野に入れて探さないといけないようですね。

敷地内や道路には留められそうにりません。

なんとかしないと・・・。

 

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posted by Assed Red

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