練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

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試してみたい事があります。

2017年10月16日 15時56分53秒 | FP工法/屋根・壁・床断熱材・断熱サッシ

 弊社で作る『FPの家』は充填断熱工法です。

柱と柱の間に、厚さ105mmもしくは120mmの硬質ウレタンフォームパネルを充填します。

そして近頃流行の『基礎断熱』ではなく、『床断熱』を行っています。

床下エアコンの普及に伴い、基礎断熱がすっかりメジャーになってしまいました。

ここで、改めて両者を簡単に比較してみましょう。

基礎断熱の場合、床下が熱的に室内空間となります。

床下換気口は設けず、基礎天端と土台の間には気密パッキンを設置し、気密性を確保する必要があります。

そして、基礎断熱には次の2つのやり方があります。 

①基礎外側断熱

基礎コンクリート打設時に吸水性の少ないボード状発泡プラスチック系断熱材を用いて、基礎外側の立上りの最下部から天端まで断熱施工を行います。

地盤面の防湿措置や断熱材の紫外線・白蟻対策が必要です。 

②基礎内側断熱

基礎コンクリート打設時もしくは後張りで、吸水性の少ないボード状発泡プラスチック系断熱材を用いて、基礎内側の耐圧盤天端から立上り天端まで断熱施工を行います。

地盤面の防湿措置は必要ですが、断熱材の紫外線・白蟻対策は不要です。

後張り施工の場合は、一液・無溶剤型シリコン樹脂系接着剤等で断熱材を貼り付けます。

また基礎天端と土台の取合い部には、結露防止のため現場発泡断熱材(硬質ウレタンフォームA種3以外)を充填しなければなりません。

基礎外周の間仕切り部や底盤部では『熱橋』防止のために、断熱補強をすることが望ましいでしょう。

断熱補強は、基礎立上り部の断熱材と同等の厚さの断熱材を巾450mm程度の範囲で施工します。

この断熱補強についても、喧々諤々。色々な意見が飛び交っています。

続いて床断熱の場合です。

床下は外部空間となります。

床下換気口や基礎天端と土台の間に基礎パッキンを設置し、床下の換気が必要です。

どっちが優れているのでしょうか?

弊社は何故床断熱を採用していると思いますか?

白蟻問題

床下のメンテナンス

床下エアコンを採用しない場合の床の表面温度

夏季の床下結露

床下エアコンを採用した場合のエアコンのメンテナンス

その理由はいくつかありますが、ごめんなさい・・・。

今回は割愛させていただきます。

だって今回問題にしたいのは、床断熱における基礎断熱なんです。

「なんだ、それ?」

「床断熱なのに基礎断熱?」

よくわからないですよね。

床断熱は、床の下に断熱を行います。

だから、ユニットバスや玄関土間部分には施工出来ません。

床断熱を施工しようとすれば、床高さが一般部よりも高くなってしまいます。

そんなのあり得ません・・・。

そこで、次のような施工を行います。

玄関土間を例にしましょう。

①土間の基礎外側に断熱施工を行う場合

②土間の基礎内側に断熱施工を行う場合

③土間の下に断熱施工を行う場合

いずれの方法を採るにしても、土間周囲の土台と基礎の間から床下に冷気が入らないよう気密パッキンの施工が必要です。

弊社の施工例をご覧ください。

 

立上り部分に断熱材を貼り付け、気密テープを貼っています。

基礎の内側および土間下に断熱施工を行います。

イラストにすると、こんな感じです。

イラストにある『ポリスチレンフォーム』の上にあるのがコンクリートです。

でも、実際の施工はこんな感じです。

まず断熱材の上に砕石を敷き詰めます。

そして、その上にコンクリートを打設します。

最後にコンクリート上に砂で下地を作り、その上にタイルを貼って仕上げます。


床下の断熱材は厚さ88mm、その上に厚さ12mmの合板+厚さ15mmの無垢フローリングというのが弊社の標準的床構成です。

玄関土間の場合は、断熱材50mm、その上に砕石230mm+コンクリート100mm+タイルおよび下地30mmとなります。

両者を比較すると、玄関土間の方が明らかに寒そうですよね。

玄関ドアおよび玄関土間(タイルの上に養生シートを貼っています)をサーモカメラで覗いてみましょう。

断熱玄関ドアの敷居部分の気密性の悪さもあるのでしょうが、やはりやや低温気味です。

まずは玄関ドアを気密・断熱性能の高いものに変えたいところ。

でも防火ドアとなると、価格が高くなってしまいます。

デザインも少ないんですよね・・・。

そこで試してみたいのがコレです。

アイスクリームではありません。

『エアモルタル』と言います。

エアーモルタルは、セメント・骨材(砂)・水で練られたモルタルと、空気(気泡)を攪拌したものです。

軽量で流動性に優れており空洞充填に適した充填材と言われています。

土木工事などで、埋戻しに採用されているようです。

空気量を20%程度にすれば、コンクリートや砕石よりも断熱性が高くなります。

強度は低くなりますが、タイル下地ですから問題ありません。

砕石+コンクリートよりも重量は軽くなりますから、地盤に対する負担軽減も図れますね。

袋入りで現場にて手練りできるタイプや、プラントから出荷されるタイプもあるようです。

試しに熱抵抗値(厚さ÷熱伝導率)を比較してみましょう。

土間断熱材:熱伝導率0.021W/m・K×0.05m

砕石:熱伝導率3.100W/m・K×0.23m

コンクリート:熱伝導率1.6W/m・K×0.1m

タイル(下地込み):熱伝導率1.3W/m・K×0.03m

エアモルタルの熱伝導率がわからないので、気泡コンクリート(ALC)と同等としました。

熱伝導率0.19W/m・K×0.33m

①従来の玄関土間

0.05m÷0.021+0.23m÷3.1+0.1m÷1.6+0.03m÷1.3=2.54

②エアモルタルの玄関土間

0.05m÷0.021+0.33m÷0.19+0.03m÷1.3=4.14

参考までに、床断熱部分も計算してみます。

無垢床:熱伝導率0.12W/m・K×0.015m

合板:熱伝導率0.16W/m・K×0.012m

断熱材:熱伝導率0.024W/m・K×0.088m

0.088m÷0.024+0.012m÷0.16+0.015m÷0.12=3.86

熱抵抗値は小さいほど熱を通しにくいことを示します。

つまり、エアモルタルの玄関土間は床断熱部分よりも暖かいということ。

これなら、玄関土間をもっと暖かく出来そうです。

木製玄関ドアと組み合わせれば、最高ですね。

価格や施工上の問題がないかどうか、実際に現場で施工を行い、確かめてみたいと思います。

良い結果が出ると良いんですけど・・・。

報告をお待ちください。

 posted by Asset Red

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