練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

お打ち合わせ、設計、建築中現場、見学会のことなどアセットフォーの注文住宅家造りの日々を皆様にお伝えいたします。

HEAT20/H28年度報告会に参加しました。

2017年02月12日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

一昨日参加した報告会の様子を簡単に書いてみました。

『2020年に向けたHEAT20の取り組み』

と題された今回の報告会、短時間ではありますがぎっしりと詰まった内容にホール内は熱気に包まれていました。

まずは坂本雄三委員長(建築研究所理事長)からのあいさつでスタート。

国の動向や目指す方向のレクチャーを頂きました。

続いて検証WG/岩前篤氏(近大建築学部長)による中間報告がありました。

HEAT20グレード住宅の検証と題された報告は、G1・G2グレードで建てられた関西・関東の物件における住宅性能や暮らし方による温度変動や健康に関する検証でした。

理論値通りの光熱費が実現できているのか?

暖かくなったと実感できているのか?

着衣量は少なくなったのか?

寝具も軽くなったのか?

健康状況の改善はみられたのか?

等々、色々な検証が行われているようです。

具体的な内容は正式な報告を待つとして、概ね良い傾向が確認できているようでした。

でも被験者である一般生活者へのアンケート形式による調査のため、記入内容自体の精度向上を図る必要もあるようですね。

岩前氏も言っていましたが、データーに不整合な部分が見受けられました。

面白いと思った報告です。

沖縄におけるカビ生育数に関する報告でした。

床面に溜まった埃を掃除機に挟んだフィルターで収集し、25℃で培養したそうです。

回収サンプル数と平均値は次の通りです。

関西:146件/141cfu/mg(埃1mg当たりのカビの個数)

沖縄:12件/318cfu/mg

やはり、沖縄の方がカビは多いようです。

報告をまとめると、こうなります。

集合住宅よりも戸建住宅の方がカビは多い。

また築年数は古い方が多くなる。

以前は畳の方がカビの発生は少なかったが、現在は畳の方が多くなっている。

窓ガラスをペアガラスにするとカビは少なくなる。

また窓は締切りにした方がカビは少なくなる。

エアコンは毎日使う方がカビを減らせる

そして掃除はカビ対策として有効である。

赤字の部分が面白いなぁーと感じた部分です。

断熱性能の向上が原因なんでしょうね、畳の件は。

厚さ12mmの合板フロアーよりも畳の方が暖かいですから、以前であれば畳の方が結露が少なかったはずです。

また、窓を開ければ空気がきれいになると思っている方にとってショックな報告が

また窓は締切りにした方がカビは少なくなる。

エアコンは毎日使う方がカビを減らせる

の2つではないでしょうか。

換気システムを有効に活用し、給気側にフィルターを付ける事でカビ菌の侵入を防ぐ。

窓を開けると空気中のカビ菌を室内に入れてしまいますからね。

そしてエアコンを上手に活用して、室内の湿度を下げる。

そろそろ古い常識を考えなおす時期なのではないでしょうか?

続いて、設計WG/布井洋二氏(旭ファイバーグラス/渉外技術担当部長)による『設計ガイドブック+PLUS』の使い方のレクチャーがありました。

気になる報告です。

弊社でも採用している『遮熱透湿防水シート』です。

外装材の内部、通気層内側に施工していますが、この報告によれば

H25基準程度の断熱性能を有した住宅であれば、遮熱性能を有した防水シートと有していない防水シートの間に遮熱効果の差はほとんど無いというのです。

確かに冷暖房不可を見ると僅差のようです。

なんだか狐につままれたような気がしました。

続いて、設計WG/鈴木大隆氏(北方建築総合研究所長)によるHEAT20の新たな提案という発表がありました。

色々とありましたがこちらは割愛させていただきます。

色々な方々がFBやブログ等で沢山アップしているようですから、興味のある方はそちらをご覧ください。

https://www.facebook.com/HEAT-20-916395175075537/ ←貼っておきます。

この後、事例発表や南雄三氏の司会による意見交換会(パネルディスカッション)が行われました。

中々面白い展開でしたよ。

G1・G2グレードの上のグレートを求める世の方々に対して、鈴木氏の

『G3(ジースリー)では無くて、ジーサンと呼んでください。』

歳寄が安心して暮らせる温熱環境を作ります。

みたいな発言、面白かったようですよ。

G1グレードと言いますが、これは基準ではないそうです。

あくまでも推奨水準なんですって。

日本人は基準を作ると、すぐにそれに頼ってしまうそうです。

「基準を超えているからいいんだ。」という具合です。

でも、大切なのは

住む人に喜んでもらえる住まいであって、それをつくってみたらたまたまG2グレードだった。

だと思うんですよね。

「G2グレードで作った家だけど、なんか寒いんだよね・・・。」

「G2グレードで作ったんで・・・。暖かいはずなんですよね。」

これでは本末転倒です。

みたいな話が終始出ていました。

弊社の家づくりは前者でいたいと思います。

冬暖かく夏涼しい省エネ・健康住宅をつくりたい。

その為にFPの家をお勧めします。

そして出来上がった家は、G2グレードに相当します。

いつでもどこでも暖かく、気持ちの良い家。

ひとりでも多くの方に体験していただければ・・・。

と強く思った報告会でした。

 

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posted by Assed Red

所:東京都練馬区北町2-13-11   

電話:03-3550-1311  

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