練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

お打ち合わせ、設計、建築中現場、見学会のことなどアセットフォーの注文住宅家造りの日々を皆様にお伝えいたします。

換気システムのメンテナンスとエネルギー2

2017年12月08日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

高知工科大学 システム工学群

田島昌樹准教授のお話をご紹介します。

このようなプランで以下の条件の下、換気システムの違いによる一次エネルギーをシュミレーションした結果をご覧ください。

東京・高知・那覇で比較しています。

UA値=0.46W/㎡・K

全館連続暖冷房(COP=3.0)

第一種熱交換換気システムが効果的に働くような設定になっているそうです。

さて結果は・・・。

東京の場合で比較してみましょう。

①春・夏・秋は第3種換気になる第1種熱交換換気

②第3種換気

③温度差換気(パッシブ換気)

④第1種換気

という順位でした。

でも、先生いわく「どんぐりの背比べ」。

大差ないそうです。

つまり、消費エネルギー上はどの換気方式を採用しても変わらないと言う事です。

尚上記消費量は、換気・冷房・暖房エネルギーの3つの合計金額となっています。

もちろん、第1種の場合の局所換気の消費も含まれています。

続いて、上図のような実験住宅における換気システムごとの清掃による換気風量と消費電力の違いをご覧ください。

全く清掃を行わない状況における、第1種と第3種の比較となります。

棒グラフはSFP(比消費電力)を示しています。

比消費電力とは空気を1.0㎥/h搬送するのに必要な消費電力です。値が小さいほど省エネになります。

そして濃い青線グラフは換気風量の推移です。

また、水色の線グラフは有効換気風量となります。

有効換気風量とは、給気ダクトや給気フィルターが汚れることで、導入された外気が必ずしも新鮮ではないため、新鮮な空気の風量のみを示したものとなります。

3種の場合は自然給気口から外気を導入します。

清掃をしなくても、換気風量・比消費電力とも変わりません。

それに対して1種の場合は比消費電力は7か月でおよそ2倍、有効換気風量はおよそ1/2になってしまいます。

定期的な清掃の重要性がわかる実験です。

『ライフサイクルコスト』という言葉をご存知でしょうか?

イニシャルコストとランニングコストを足したコストを言います。

換気システムを選ぶ際には、初期費用や電気代などに目が行きやすいものですが、実は使い続ける上で必要になる

フィルター交換

経年劣化によるファン交換

などの費用も考えなければなりません。

最初にかかる費用は『氷山の一角』です。

水の下には大きな氷塊が隠れているかもしれません。

室内空気を清浄に保つという換気システム本来の機能からすれば、どんな換気システムを選択しても消費電力は大差ありません。

そうであれば、メンテナンスの楽なシステムやライフサイクルコストの掛からないシステムを選んだ方が良さそうですね。

 

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エアコンによる除湿

2017年11月30日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

 

益々寒くなってきます。

お日様が出ている時間はずいぶんと短くなったし、いよいよ冬本番って感じです。

でも、今回は季節外れの話題です。

エアコンの除湿運転は2012年頃から『再熱除湿』から『弱冷房除湿』に変わっています。

これは東北大震災による福島原発事故による電力不足の状況に対応するために、経産省がエアコン業界に要請した『消費電力が増える再熱除湿機能をエアコンに搭載しない』という方針が理由なんだそうです。

この結果、メーカー各社は再熱除湿を諦め、弱冷房除湿を採用することになりました。

冷房を弱運転しても、室温は設定温度以下になりません。

でも弱冷房除湿の場合は、温度設定を無視して冷房運転を続けるため、室温が下がり続けてしまいます。

再熱除湿は、エアコンに採り入れた空気を冷やし結露水を廃棄した後にヒーターで設定温度まで暖めるしくみです。

消費電力は大きくなりますが、室温を下げることなく湿度をコントロールする事が可能です。

弱冷房除湿を行うのであれば、寒くなる前に消費電力の少ないヒーターなどを使うのも良いでしょう。

除湿機を使うよりも経済的な場合もあります。

エアコンの価格差は、お掃除機能があるかどうかで決まる。

冷やしたり暖めたりする機能には、それほど差があるわけでもないだろう・・・。

なんて思っていましたが、必ずしもそうではないようです。

COPや風のコントロール、温度の微妙な調整など各メーカーによって差があるようです。

エアコンの選定に当たっては、色々と比較する必要があるようです。

また、機能に合わせた設置場所・設置方法を検討することも必要となります。

昨日参加した、『新住協東京支部研修会』で鎌田先生のお話をご紹介させていただきました。

 

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基礎断熱用断熱材

2017年11月28日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

 

昨日のセミナーで印象に残ったお話です。

最近、日本ホウ酸処理協会(JBTA)では基礎断熱工法(外張り)におけるシロアリ被害の対応が増えているそうです。

そもそも、基礎コンクリートの外側に断熱材を張りつける事自体が地下シロアリにとって都合の良い施工なんだそうです。

シロアリは地下トンネルを進み、基礎に突き当たるとそのまま上に上がります。

上にはおいしい食べ物を並べたレストランが待っているようなものです。

でも、シロアリは身体表面の乾燥に極めて弱い為風や日光を嫌います。

地面にあるトンネルからレストランまでの道は、風有り日光有りのシロアリにとって厳しい道程です。

そこで、彼らは『蟻道』というトンネルを作りレストランへの通路にします。

蟻道をつくるにもそれなりの時間がかかるでしょう。そして蟻道は私達にとって良い目印になります。

発見したら、すぐにシロアリ駆除を行います。

でも基礎の外側に張りつけられた断熱材は、恰好の日除け&風除けです。

コンクリートと断熱材の間にある隙間、もしくは断熱材の中に穴を開ければ簡単に通路が出来上がります。

出入りが人目に着く心配もありません。

寒さに弱く冬眠も出来ないシロアリにとって、暖かい断熱材は格好の通路なんでしょうね。

そこで、最近は各メーカーで耐蟻性の高い断熱材が発売されています。

この断熱材を使えば、基礎外側に断熱材を貼っても大丈夫なんだとか・・・。

上表は代表的な防蟻基礎断熱材の特徴を挙げたものです。

防蟻成分&保証に注目してください。

JBTAの推奨する防蟻基礎断熱材は右端の『パフォームガード』です。

防蟻成分はホウ素系DOT、10年保証になっています。

その隣のミラポリカーボネイトは防蟻というよりも、硬い断熱材でシロアリの進入を防ぐタイプのようですね。断熱性能の低さからあまり採用されていないようです。

そして、良く見掛ける左側の3つの断熱材は有機薬剤が添加されています。

保証期間はそれぞれ表の通りとなっています。

上表は、防蟻剤の種類と持続性を示したもの。

合成ピレスロイド系・ネオニコチノイド系の防蟻剤の持続性は5年以内とあります。

そう有機薬剤(合成殺虫剤)は揮発・分解で3~5年で効果が無くなってしまうんです。

先程の3つの断熱材はすべて、この薬剤を使っています。

つまり、3~5年で防蟻性能が無くなってしまう訳です。

10年保証の根拠がわかりません。

これらを使った基礎断熱が、シロアリ被害に合うのも納得です。

表面にステンレスメッシュを貼ったって、小口からの進入を防ぐことはできません。

ホウ酸入りの断熱材にしたらいいのに・・・。

ホウ酸は天然の無機物です。

揮発・分解することがありません。

だから、いつまでも効果が続きます。

ホウ酸入りの基礎断熱材を採用していない工務店は、木材にも合成殺虫剤を使っているのでしょうか?

3~5年経って、効果が無くなっても塗り直しは効きません。

 

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注文の多い料理店

2017年11月25日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

 

先日参加した『ebfitセミナー』で仕入れたネタをご紹介します。

こんなデーターがあるのを皆さんはご存知でしょうか?

内閣府経済社会総合研究所の『国民経済計算年次推計』によれば、平成27年の最終家計支出は

『住居・電気・ガス・水道』の項目総計で74兆3203億円になるそうです。

平成27年の日本の総世帯数は5201万5400世帯ですから、この年の1世帯当たりの『住居・電気・ガス・水道』に費やす費用は

142万2882円と言う事になります。

男性31歳

女性30歳

で結婚し、女性の平均寿命である87歳までの57年間、世帯を維持しようとすれば

142万2882円×57年=8110万4274円の費用が必要という事です。

(この数字は家を買わない世帯も含めての平均となっているそうです。)

家を買う際に、比較対象となる費用は『初期費用』と言われる住宅費用が一般的です。

2000万円と2700万円の家を比べ、建物面積や仕様の違いを判断しつつ、どっちが安いとか高いなんて比べてますよね。

でも、先程の8110万4274円という金額に比べたら、700万円の違いってどうなんでしょうか?

そう、運転費用の話です。

「どちらの家でも運転費用は変わらないでしょ。」

なんて事ありません。

2000万円の住宅は平成28年基準の省エネ住宅、そして2700万円の住宅は高断熱・高気密住宅だとしましょう。

仮に電気・ガス・水道の金額が年間で8万円違ったとすると、57年間で456万円もの差になります。

これって電気・水道・ガスの料金が全く上がらない時の計算です。

これらの値上がりを2~3倍と言う人もいるようですよ。だとすれば900万円以上の差になるかもしれません。

これが『燃費の良い住宅』を建てた際のメリットになります。

仮に700万円余計に払ったとしても、900万円光熱費が安ければ『お買い得』ですよね。

暖かい家は『健康に良い』とも言われています。その分の費用は1世帯当たり2.7万円位になるそうです。

57年間で153万9000円です。

結構な金額だと思いませんか?

建物の金額を比較するのであれば、運転費用も含めたトータル費用で比較することをお勧めします。

また、その時の根拠もしっかりと聞いておくべきだと思います。

暖房を入れない場合の室温(自然室温)が何℃になるのか?

室温を何℃に設定しているのか?

その温度は健康上問題ないのか?

自然室温が設定温度を下回る日がどの位あるのか?

それを暖めるのに必要な暖房費はどの位なのか?

これが、燃費計算です。

こうした問いに答えられないのであれば、単なる当てずっぽうかもしれません。


そうそう、トータルコストの話をすると『60年保証』の話をする建設会社があるかもしれません。

60年間も保証がついている住宅。

確かに凄いですよね。(60年後にその会社が残っている前提自体が凄いと思います。)

でも、ちょっと待ってください。

詳しく話を聞いてみないと、後で困ることになるかもしれません。

例えばトヨタホームの場合です。(特に悪意はありません。)

トヨタホーム自慢の60年長期保証ですが、残念ながら60年間ずっと無償ではありません。
トヨタホームの60年保証

 

でも2ヶ月、11ヶ月、23ヶ月、5年、10年、15年、20年、25年、35年、45年、55年の無償メンテナンス点検を受ける事が出来ます。

そして、その都度トヨタホームに指摘を受けた補修工事をトヨタホームの関連会社有償で行います。

(補修工事を行わなければ、保証は打ち切られます。)

さらに30年目の有料点検や10年ごとの有料の延長保証の更新をして60年保証となるのです。

決して60年間完全無料・無償ではありません。

それでも25年目まで無償でメンテナス点検を受けられるのはトヨタホームだけです。

(通常のハウスメーカーであれば、10年目から有償の点検が一般的だと思われます。)

トヨタホームの保証内容

各項目によって初期保証期間が異なります。

また、全ての項目が60年保証の対象ではありません。

シロアリ保証は保証延長をしても最長30年となっています。

これらの事を、事前にキチンと説明されていなければ・・・。

そして

仮に、施工を行う関連会社の工事費が一般的な施工会社よりも安価であれば問題ありません。

でも、もし割高であれば・・・。

他業者にお願いすれば保証は無くなってしまいます。

価格交渉に応じてくれれば良いのですが、競合他社のいない状況では・・・。

宮沢賢治の童話『注文の多い料理店』をご存知ですか?

もし知らない方は、一度読んでみることをお勧めします。

中々面白い話だと思います。

『注文の多い料理店商法』と呼ばれる売り方があるそうですね。

なるほど、言い得て妙だと思います。

例えば先程の60年保証です。

細かい説明を省いて60年保証を売りに契約を急ぐ建築会社があったとします。

これって一歩間違えれば

建築会社がお客様に60年間の住宅品質を保証するのではなく

お客様が建築会社に60年間お金を支払う保証をするしくみになりかねません。

つまり、自分に都合の良い解釈をさせて騙す商法かもしれないんです。

説明はしていないけど、契約書に付随する書類には小さい文字で書いてあるとか・・・。

そんな事がないように注意しましょう。

(もちろん、トヨタホームさんは問題ありません。

こうして、キチンと制度説明を公開していますから。)

でも、それをちゃんと確認しないといけません。

「そんなの聞いてなかった・・・。」

なんて通用しませんから。

 

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病気の原因

2017年11月08日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会
今日はアセットフォーの連休2日目です。
昨日の続きをご紹介します。
病気の原因②
冷えは万病の元です。
ご存知でしょうか?
体温が1℃下がると
①各臓器の働きが落ちます。
②代謝が約12%低下します。だから、糖尿病・高脂血症・肥満になりやすくなる。
③免疫力が低下します。その結果、病気にかかりやすくなります。
④癌細胞が増殖します。
癌細胞の増殖する条件は、低温・低酸素・酸性です。
体温が35℃台が最も増殖するそうです。
だから、癌の治療の為に結核になる事を勧める人もいるとか・・・。
 
昔の人の平熱は36.5~37.2℃あったそうです。
でも現代人の平熱は、35.5~36.2℃。
そして女性の場合は、その9割が36.5℃未満なんだとか・・・。
朝10時。
その時の体温が36.5℃あれば、健康になれるそうですよ。
 
本当は冷え性なのに、そう見えない『隠れ冷え性』というのがあるそうです。
①汗っかき。(自分の汗で体温が下がってしまうそうです。)
②足が冷たい。(冷え・のぼせ・更年期障害・自律神経失調症)
③手足がほてる。(体の中心が冷たい。)
④お腹が冷たい。(内臓だけ温かいはずなんてありません。)
思い当たること、ありませんか?
 
血栓が出来ないように、水を大量に飲んでいる方がいるそうです。
でも、血栓は水に溶けません。よって効果は期待できないそうです。
血栓とは、赤血球・血小板・タンパク質・脂肪の固まりです。
溶かすためには酵素(プラスミン・ウロキナーゼ)が必要です。
それを増やすためには、以下を実行すれば良いそうですよ。
①温める。運動・入浴で酵素の活性化が図れます。
②生姜を食べる。アスピリンの有効成分の8割を得ることができます。
③納豆を食べる。含まれるナットウキナーゼはウロキナーゼと同じ効果を持っています。
④魚介類に含まれる、タウリン・EPA・DHAは有効です。
⑤お酒を飲むのであれば、焼酎・赤ワイン・日本酒が良いでしょう。その他のお酒はよくありません。
 
高血圧の原因は塩分の摂り過ぎではありません。
1960年からダール医師により提唱されている減塩運動は間違いなんだそうです。
高血圧の原因は、あくまでも運動不足です。
1998年、ランセット氏による論文『塩分摂取の多い日本人がなぜ長寿なのか』で実証されているとか。
アメリカ人20万人を14年間追跡調査した、信用に足る研究のようですよ。
ただし摂取するなら、精製塩ではダメなんだそうです。
あくまでも自然塩でなければいけません。
精製塩に含まれず、自然塩に含まれるカリウム等のミネラルが重要なカギのようですね。
自然塩もしくは野菜を摂取することで、汗や尿で体の中の無駄な水分を排出しやすくなるそうです。
 
そして最後は、『すぐに薬を出す医者』を疑うことが重要です。
薬を出す。
検査をする。
これは、国から診療報酬を得るという事です。
『薬は一生止められない』というのはウソです。
日本は世界一医療被曝が多い国だという事をご存じてしょうか?
癌による死亡の約3.2%が、医療被曝によるものと言われています。
1年に1mSv(ミリシーベルト)が被曝量の限度といわれていますが、1回の胸部CT検査の被曝量は7.8mSvに及ぶとか・・・。
ちなみに胸部X線であれば、その被曝量は0.04mSvなんだとか。
CT・MRに検査費用として3~6万円/回も払って、被曝量を増やすなんてどうかしていると思いませんか?
 
病気知らず、医者いらずの健康生活を送るためには、原因を作らない生活を送ることが重要です。
起きてから対処するのではなく、起きないようにする。
そんな『ゼロ次予防』対策は意外と簡単なことがおおいようです。
体温を高くする。家の中に寒い場所を作らない。
水を飲み過ぎない。
粗食・小食を心掛ける。
納豆・生姜・魚介類を食べる。
日本酒・焼酎・赤ワイン以外のお酒は避ける。
全部やるのは最高ですが、まずは出来ることからチャレンジしてみませんか。
とりあえず、今日の晩酌は日本酒にしようかな・・・。

 

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健康の原因

2017年11月07日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会
今日と明日はアセットフォーの定休日。
なんだか、休みが多い気がします。
仕事を休めるのは良いけど、家庭サービスも結構大変なんですよね・・・。
愚痴はほどほどにして、今回はセミナーで仕入れた健康ネタを少々ご紹介したいと思います。

病気の原因①
食べ過ぎ
食べ過ぎは免疫力を下げるそうです。
ニューヨークのマウントサイナイ医大のグロス教授による、ネズミを使った放射線による発癌実験では
好きなだけ食べさせた満腹ネズミ・・・100%癌化
腹5分目の空腹ネズミ・・・0.7%癌化
という結果になっています。
食べ過ぎは、血中の栄養や老廃物を増やします。
当然、白血球もお腹いっぱいです。
貪食力が低下すれば、免疫力も低下するようです。
エジプトにあるピラミッドの墓碑銘には、こんなものがあるそうです。
『人は食べる量の4分1で生きている。4分の3は医者が食べている。』
戦争直後、我が国の糖尿病患者はわずか500人しかいなかったそうです。
糖尿病は贅沢病と言っても過言ではありません。
余計なもの(イボ・ポリープ・癌モドキ・筋腫・癌など)をつくるには、栄養が必要です。
『一生の食量(食べる量)は決まっている。その量を食べた人間から死んでいく。』
と言った著名人もいるそうですよ。
食の欧米化
食の欧米化に伴って、病気も欧米化したようです。
以前の日本人は野菜と魚が中心でした。
でも今の日本人は肉食です。
例えば肉食と便秘が重なると、一次胆汁酸が二次胆汁酸(悪玉菌)に変わることで大腸癌の発生率が高まるそうです。
肉食とタバコが重なると、非喫煙者・喫煙者を問わず肺がんの発生率が高まります。
また、乳・卵巣・子宮体・前立腺癌などのホルモン依存性癌の発生はコレステロールが原因と言われています。
聴いていて、段々怖くなってしまいました。
とにかく、粗食・小食が良いそうです。

ダイエットしようかな・・・。
明日は②をご紹介する予定です。

 

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温かい家の誤解

2017年11月06日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

最近になってようやく『温かい家は、健康に良い』と言うことが徐々に浸透してきたようです。

テレビやラジオ、雑誌や新聞等で様々な記事を見聞きするようになりました。

でも、まだまだ伝わっていない事もあるんです。

例えばこんな話をご存知でしょうか?

先日のセミナーでの話です。

近畿大学の岩前教授は、断熱性能の低い家から高い家に転居した人達の健康調査を実施しました。

その調査によれば、当初持っていた疾病やアレルギーなどの多くが改善され、断熱性能の高い家ほど、その効果が顕著に表れる結果となりました。

図中の断熱性能G3とG4を比較すると、ほぼ横ばいなのに対し、G4とG5を比較すると顕著な改善が見られます。

このことから、国交省が定める最高等級の断熱等級4(G4)では健康維持促進するには断熱不足であることがわかります。

一般的には、断熱等級4を満たした家を『高断熱住宅』と言います。

この性能を満たした上で、気密性能の向上を図った家が『高断熱・高気密住宅』になります。

その気密性能がC値で言えば、2.0㎠/㎡以下で良いのか、1.0㎠/㎡以下にすべきなのかは、特に決まっていません。

弊社としてはC値は0.5㎠/㎡を下回るべきと考えていますし、気密性能を伴わない高断熱住宅は『張子の虎』だと思っています。

つまり『一見温かそうだけど、実は全然温かくない』家だと言うこと。

断熱材で家を包めば、家の中の温度は必然的に上がります。

温度が上がった空気は軽くなり、上に上がります。

隙間のある家であれば、暖められた軽い空気は上から外に抜けてしまいます。

その分家の中の気圧は下がり、外の空気を吸い込みます。

当然家の中の温度差は大きくなり、隙間風も強くなります。

壁や床・天井の中には気流が常時発生していて、表面温度は室温まで上がりません。

よって体感温度は下がります。

これが気密施工無き断熱住宅の現実です。

先程の断熱等級4は健康維持促進するには役不足という言葉も、本来の断熱性能不足が原因なのか気密性能の不足が招く室温低下が原因なのかわかりません。

いずれにしても、一般的に高断熱住宅と言われている家の中には、『そこに住まうご家族の命を守る』という基本的な家の機能を果たす事ができない。

言い換えれば、生命の安全という『基本的人権』すらも守る事ができない。

そうした家が含まれているという事実をしっかりと認識する必要があります。

上図は断熱性能別の自然室温グラフです。

盛岡における1月25日、無暖房のトイレの室温の推移を示しています。

①~④の4つの断熱仕様で比較していますが

①は等級4+開口部補強

②は等級4

③は等級3

④は等級2

に相当します。

外気温度が5℃位になる、朝7時が最低室温のようですね。

この時の、それぞれの室温は以下の通り。

①12℃超

②11℃

③7℃超

④6℃超

最高等級の家のトイレは、無暖房では11℃となっています。

家族を守る快適室温と題されたイラストです。

(タイトル自体には大きな不満が残りますが、それは置いておきます。)

ご存知、英国保健省による報告を元にした室温と健康の関係を示したデーターです。

これによれば、室温9~12℃は『血圧上昇・心臓血管疾患のリスクが増大』するそうです。

つまり、トイレにいれば病気になってしまう。

だからストーブを置いて室温をせめて18℃以上にしてね。

トイレだけではありません。

浴室・洗面所・玄関・廊下・階段、そして全ての居室を18℃以上に保つための暖房設備を完備し、それを常時稼働する必要があります。

岩前先生のデーターです。

我が国の最高等級(等級4)と欧米の普通の住宅の省エネ性を比較したデーターです。

日本のトップクラスの家でさえ、この程度なんだそうです。

さすが『断熱後進国』です。我ながら情けなくなります。

『我慢のエネ』で消費エネルギーを抑えていた我が国を象徴する上データですが、実は『過去のもの』になっているそうです。

すでに、欧米の先進的な住宅の消費エネルギーは我が国の『寒い家』並みのエネルギーしか消費していないそうです。

全館暖房で、寒い場所が存在しない、健康増進が図れる家なのに・・・。

しかも、欧米だけの話ではありません。

お隣の韓国や中国・台湾にも置いてきぼりにされているそうです。

「人口抑制策の一環として、密かに温かい家撲滅作戦が進行しているのでは?」

なんてバカな想像が頭をよぎります。

セミナーの中で、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生は、こんな事を仰っていました。

全ての動物は病気になった時、次のようにして『自然治癒力』を高め、病気を克服するそうです。

①食べない

②熱を出す→体を暖める。

でも私達日本人は

「食べないと元気が出ない。」と無理に食べる。

そして

「暖かさは、堕落させる。」とか言って暖かさを厭い、寒さを好む。

いつの間にか本能とは逆の行いをしているようですね。

忘れてはいけません。所詮人間も動物です。

本能に逆らった行いをしていれば、健康を手に入れることはできません。

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お伝えしたい事

2017年11月05日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

日本人は、病院好き、検査好き、薬好きと言われています。

通院回数は年平均12回。

これはアメリカの約3倍、世界平均の約2倍に当たります。

結果、日本の年間医療費はおよそ42兆円に跳ね上がります。

そして公費と保険料で賄われているのが、そのうちのおよそ36兆円です。

これじゃー、我が国の社会保険制度が続く訳ないですよね。

そんな現状を変えるための対策を、色々と教えて頂きました。


昨日行ってきたのが、大宮ソニックシティで開催された

暮らしから始める健康セミナー&シンポジウムinさいたま

第1部は石原新菜先生による『病気しらず、医療いらずの健康生活~体を温めて万病のもとを断つ~

そして

第2部は岩前先生による『住宅の断熱不足が健康に与える影響と対策』

第3部として、暖かい家にリフォームしたお施主様と暖かい家を新築されたお施主様を交えたトークセッション

という珍しい催しもありました。

今回は一般の方も大勢参加されている事もあり、全体を通して、いつもよりやさしい内容になっていたように感じました。

どこまで話をかみ砕いて話せばいいのか?

いつも悩むところではありますが、良い参考になったと思います。

色々と書きたいことがありますが、まずは岩前先生の講話の中からこのお話をピックアップさせていただきます。

まずは、次の写真をご覧ください。

(遠くから撮影したため、傾いていたり、画像が粗かったり・・・。ご勘弁ください。)

先生のパワポ画像を撮影しました。

次の3つの中で、室内のカビを減らそうと思った時、有効な手段は、どれだと思いますか?

①締め切って、エアコンを利用

②風を通して、拭き掃除

③締め切って、ほったらかし

流石に③はないですよね。

でも、年配の方の中には②と答えた方も多いのではないでしょうか?

正解は、①です。

そして②③の順で効果が少なくなります。

次の写真をご覧ください。

場所ごとのカビの数を示しています。

たたみ

カーペット

フローリング

どの床材にカビが多く付着していると思いますか?

石油製品と自然素材、どっちのカビが多いのでしょうか?

「なんとなく自然素材の方が良さそうだな。」

と思った方も多いと思います。

残念、結果は全く逆のようですね。

自然素材の方がカビの数は多いそうです。

しかも、フローリングよりも絨毯、そして絨毯よりも畳のカビ数の方が少ないなんて・・・。

なんか意外です。

フローリングの場合、継ぎ目(溝)に多くカビが生息しているそうです。

掃除の時には、念入りに溝を吸わなければならないそうです。

お風呂の中の湿気を無くし、カビの発生を防ぎたい時、みなさんは窓を開けませんか?

窓を開ければ、水蒸気を含んだ浴室内の空気が外に排出され、浴室内は乾燥する。

果たしてそうなんでしょうか?

残念ながら、浴室内の水蒸気を含んだ空気は外に排出されません。

何故なら、室内と室外に温度差がある場合、温かい室内空気は2階から外に抜けていきます。

そして外気に比べて気圧の下がった室内に、1階から新鮮空気が侵入する。

これが温度差換気と言われる現象です。

動力を用いる機械換気の他に、自然を利用する換気(自然換気)がありますが、これには2つあります。

先述の温度差換気と、風による風力換気です。

浴室と正対する位置にある窓から風が入り、浴室の窓から風が抜けるような間取りおよび、立地条件・周辺環境であれば、速やかに浴室の空気を窓から排出させることも出来るでしょう。

でも全ての条件が揃わなければ、温度差換気により湿った空気は室内に移動するだけ。

もしも、浴室に向かって風が吹いたりしたら、湿った空気は逆戻りです。

冬であれば、乾燥気味の室内空気の湿度を高める効果が期待出来ます。

でも、冬に窓を開けたりしないですよね・・・。

夏であれば、室内の湿度を高め、カビの発生を助長する結果になってしまいます。

リビングの湿度を測定した結果です。

そして洗面脱衣室の湿度測定結果です。

浴室の湿気が窓から排出されているのであれば、洗面脱衣室の湿度(青色)よりもリビングの湿度(黄色)の方が少ない筈ですよね。

でもこの結果を見ると、青色の方が湿度が少ないことがわかります。

結論です。

お風呂の乾燥を期待するのであれば、

窓を開けるはNGです。

窓を閉めて、換気扇を回しましょう。

昔から伝わっている常識も、現代の暮らしには即していないものもたくさんあります。

『おばあちゃんの知恵』は便利でありがたいけど、時には疑うことも大切です。

えっ!

健康と関係ないじゃん。

いえいえ、カビは健康によくありません。

それだけではないんです。

今回のテーマは『温かい家と健康』です。

それを医療と建築の両方からアプローチしています。

でも、温かい家の話をしようとすると、必ず『吉田兼好』の『すまいは夏をもって旨とせよ』の話を始める方がいます。

昔は通用した常識も、現在に通じるとは限りませんよ。

これを理解してもらうための話でした。

セミナーの話は、今後もご紹介したいと思います。

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基礎断熱VS床断熱

2017年10月27日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

 

先日のセミナーからのネタを少々、お伝えします。

鎌田先生率いる新住協にも、少々変化が起きているようです。

床断熱VS基礎断熱

たまに耳にするフレーズだと思います。

最近は基礎断熱の方が優位に立っているのかもしれません。

床下エアコンの流行が原因です。

これを押し勧めていたのが、鎌田先生だった筈。

それなのに、こんな資料が紹介されました。

基礎断熱と床断熱のモデル住宅での熱損失を比較したデーターです。

両者の施工方法・仕様別の熱損失量が一目でわかるデーターとなっています。

例えば、基礎断熱のFの場合の熱損失は18.63。

イラストの土間断熱を厚さ50mmのEPSとし、立上り部分の断熱を厚さ65mmのEPSにした時のデーターです。

これに対して床断熱のCの場合の熱損失は21.85。

イラストのように、付加断熱は行っていません。

土台-大引間に厚さ100mmのHGW16kgを入れ、浴室に厚さ50ミリのSFの基礎断熱を行うと言う標準的な施工方法です。

弊社の施工であれば、概ねDに当たりますから熱損失は15.96になります。

先生曰く「基礎断熱の熱損失は大きい。これを減らすためには土間下全面断熱が必要です。床断熱は比較的容易に、コストを安く熱損失を減らすことが出来ます。」

ただし、水廻りの配管廻りの気密・防湿処理がネックとなります。

イラストのように、水廻りを基礎断熱、その他の部分を床断熱にするのも良いでしょう。

新住協会員による築13年目の住宅の、基礎断熱のシロアリ被害状況を撮影したものとなります。

基礎断熱は、シロアリ対策が重要です。

断熱材外側にステン網の設置をしたり、防蟻断熱材を採用したり、コストアップもするでしょうね。

床断熱のメリットが見直される時代もすぐそこまで来ているようですね。

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気流止めの重要性

2017年10月26日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

 

今朝も、先日のセミナーについて書きたいと思います。

今回は『気流止め』の重要性。

ここで、使われていたのが『QPex Ver.3.50』という暖冷房エネルギー計算プログラムです。

弊社でも、ひとつ前のバージョンを使っています。

1~2時間ほどの時間で、建物の消費エネルギーをシュミレーションすることが出来る便利なソフトです。

窓の性能やサイズを変えてみたり、断熱材の厚さを変えてみたり・・・。

簡単に消費エネルギーの増減を比較することが可能です。

セミナーの中で試算されたのは、こんなプランでした。

自立循環型住宅のモデル住宅ですね。

①厚さ50mmのグラスウール住宅(既存)

②厚さ100mmのグラスウールに変えた場合

③①に気流止めおよび気密化を施した場合

④②に気流止めおよび気密化を施した場合

⑤現行省エネ基準相当の家

⑥Q1.0住宅レベル1

⑦Q1.0住宅レベル3

上記7ケースで熱損失と暖房エネルギー消費量を比較したのが、次のデーターです。

練馬区で、平均室温を18℃に設定した場合の灯油の消費量となっています。

既存住宅の断熱材を厚くする事で得られる省エネは359リットル。

18円/リットルで計算すると、6462円のメリットとなります。

これに対して、断熱材の厚さをそのままにして気流止め及び気密施工をした時の省エネ効果は910リットル。16380円となります。

さらに断熱材を厚くすれば1184リットル、21312円のメリットです。

現行省エネ基準相当の家が611リットルですから、その差362リットル。

窓の断熱化をすれば、充分届きそう。

でも断熱材の補強を行おうとすれば、それなりに費用が掛かります。

気流止めと気密化工事であれば、費用を抑えることが出来そうです。

壁の中の冷気上昇を防げるため、壁内結露を防止することも可能です。

断熱改修の需要は今後増えていくでしょう。

窓の断熱施工は簡単で効果も高いですが、費用もそれなりに高くなります。

断熱補強をしなければ、窓に結露が無くった分、内部結露が増えるかもしれません。

せめて、気流止め施工くらいはしたいですね。

ビニールクロスを丁寧に貼り、コンセントに防気・防塵カバーをつければ、ある程度の気密化を図ることも可能です。

C値であれば、2.0位にはなるそうです。

この位の気密性能であれば、換気システムを導入しても省エネには貢献しないようですね。

リフォーム業者に唆されないよう、ご注意ください。

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筋違部分の断熱施工

2017年10月25日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会
今日はアセットフォーの定休日。
昨日に引き続き、先日のセミナーの話となります。
今回のテーマは、筋違部分の断熱施工です。
繊維系断熱材と言えば、なんと言ってもグラスウールでしょう。
一般的に使われているのは、防湿フィルムがついているタイプ(耳付き)です。
こんな外観をしています。
断熱材がスッポリとフィルムで包まれていて、部屋側に留め付け用の耳がついています。
室内側のフィルムは防湿フィルム。
水蒸気を通しにくくなっています。
そして反対側のフィルムには穴が開いています。
断熱材の中に侵入した水蒸気を逃がすための穴になります。
だから、裏表を間違えてはいけません。
そして、防湿フィルムを貼っていないタイプの断熱材は、こんな外観をしています。
グラスウールと言えば『チクチク』するもの。
という固定概念が私にはあります。
苦手なんですよね、あのチクチク。
こんな裸のグラスウールを使ったら、チクチクして堪らない・・・。
ついつい思ってしまいます。
でも大丈夫なんです。
最近のグラスウールはチクチクしないんです。
繊維が細いからチクチクしないそうです。
えっ!
それじゃー、アスベスト(石綿)のように吸い込んで肺の中に刺さったりするんじゃないの?
中皮腫になったりしないの?
問題ないそうですよ。
コーヒー程度の危険しか無いそうです。
この上に、別張りシートを貼って防湿層を形成します。
北海道では、このタイプがほとんどらしいですね。
ちなみに耳付きタイプを使っている国は少ないそうですよ。

これらの断熱材を、現場に合わせて丁寧に施工する事が重要です。
ここでは、耳付きタイプの施工についてご紹介しましょう。
例えば、筋違廻りの場合はこんな施工を行います。
①断熱材に付いている防湿フィルムを剥がします。
②筋違の後ろを通して裏側に断熱材を充填します。
③筋違に沿って断熱材に切り込みを入れ、押し込まれている断熱材を筋違と同面になるように盛り上げます。
④剥がした防湿フィルムを被せ直して、タッカーで柱・間柱の見付け面に留め付けます。
⑤防湿フィルムの下端は30mm以上伸ばしておき、床合板に留め付けます。
なお片筋違の場合、筋違を外壁側に配置すると、断熱材がきちんと納まっているかどうかの確認ができません。
筋違の配置にあたっては、内側になるよう配慮が必要です。
また襷掛け筋違の場合は、断熱材の施工不良が生じやすくなるので、面材耐力壁に変更するか、他の位置に片筋違を配置するようにしましょう。
図のように、剥がした防湿フィルムの代わりに別張りシートを貼るのも良いでしょう。

こうしてイラストや写真を見ているだけではわかりませんが、ここで要求されている施工は大変面倒な施工です。
住宅省エネ技術研修で、これを初めて知った時には
「えっ、こんな施工を本当にしてるの?」
と思わず口に出してしまいました。
その時、廻りにいた人達も
「こんな施工、誰もやってないよね。」
なんて呟いていたのを覚えています。
フィルムを剥がすのはたやすいことです。
そして、断熱材を筋違の裏に取付ける。
これも、問題ありません。
筋違に沿ってカッターナイフで切り込みを入れる。
その時の切り込み深さは筋違の厚さ分となります。
そして、筋違際の断熱材が筋違よりも凹んでいる場合は、それを平らに戻す作業が必要になります。
これが面倒です。
でもグラスウールは上図のように、丁寧に施工しないと性能が発揮できません。
面倒でも、ちゃんと施工するのが鉄則です。
それなのに、鎌田先生はセミナーの中でこんな事を言っていました。
上のイラストが今説明していた部分です。
一般的には、下のイラストのような説明がなされています。
当然だと思います。
「よく見掛けるけど、こんな面倒な施工は必要ありません。」
「気流止めがなければ、この空隙を冷気が通り壁体内温度を下げてしまいます。」
「でも気流止め施工がしっかりと出来ていれば、問題ありません。」
「断熱性能は下がるけど、たいしたことない。」
塵も積もれば山となるって言うじゃないですか。
本当に大丈夫なんでしょうか?
外側に付加断熱する場合に限り、やっても良い。
と判断させていただきます。汗

 

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繊維系断熱材による断熱工法

2017年10月24日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

 

昨日のセミナーの内容を少しづつご紹介したいと思います。

まずは次のイラストをご覧ください。

在来木造住宅の断熱・気密工法としての欠陥と題されています。

断熱施工が始められた頃のお話です。

暖かさを求めて、そして省エネを期待して壁や天井・床に行われた『繊維系断熱材』による断熱施工でしたが、そこに住んでみるとちっとも暖かくなかったそうです。

それもその筈、暖められた軽い空気は壁から天井そして屋根から外に出てしまい、床下の冷たい空気を引っ張り上げていたんです。

当時行われていた厚さ50mmのグラスウールによる断熱工法です。

壁の中を冷気流が流れ、グラスウールの性能が活かされていません。

繊維系断熱材は繊維間に存在する動かない空気が保温の肝です。

ですから、断熱材の中に風を入れてはいけません。

このような施工は、断熱材内側の空間が煙突のように冷気を運び石膏ボードの表面温度を低下させます。

また、壁内結露や小屋裏結露の原因となる施工とも言えるでしょう。

このイラストを見ると、いつも思う事があります。

なんで断熱材を室内側に寄せないんだろう?

断熱材は室内側の石膏ボードにぴったりつけるのが常識です。

そして、耳付き断熱材の耳は、柱や間柱の室内側の面に留め付けるように作られています。

私が建築の世界に足を踏み入れた頃は、50mm厚さのロックウール断熱材の外側に卵パックのようなスペーサーを入れて、内側に寄せる施工を行っていましたから。

不思議で仕方なかったんですよね。

石膏ボードを断熱材の耳の上に取付けるのが嫌だったんでしょうか?

電気配線を貫通させるのが嫌だったとか・・・。

断熱材の防風対策、そして壁内結露対策として断熱材の外側に透湿防水シート(以下、タイベック)が張られるようになりました。

これも、鎌田先生の功績らしいですね。

タイベック通気層工法と言います。

この工法を採用することで、壁内結露は止まるそうです。

そして断熱材の厚さを50mmから100mmに変えることで、室内側の空気層も小さくなります。

でも、やはりグラスウールの断熱性能は発揮されていません。

何故なら、床下→壁→小屋裏→外

という冷気の流れは自体は変わっていないからです。

まして、断熱材の外側に耐震性向上を目的に構造合板なんて張ったら最悪です。

結露は止まらないし、断熱性能も発揮されないまま・・・。

 

大切なのは、気流止めの施工です。

イラスト左側はボードによる気密工法、そして右側は防湿・気密シートによる気密工法です。

どちらも床からの冷気の侵入および小屋裏への冷気の流れを防止しています。

ボード気密は断熱材外側の合板が気密層となるため、石膏ボード側の防湿層の施工はそれほど重要ではないそうです。

耳付き断熱材で十分なんだそうです。

そしてシート気密は断熱材室内側の防湿・気密シートが防湿・気密層となります。

当然厚さ0.2mmの別張りシート施工が求められます。

鎌田先生は、闇雲に断熱・気密施工を突き詰める事はしません。

実際の施工を調査・検証し、コストバランスを踏まえた施工を教えてくれます。

だから、聴いていると不安になることもあります。

例えばこんな感じです。

「ボード気密工法であれば、外壁合板が気密層になります。」

「だから、室内側の防湿層は適当でいい。」

「裸の断熱材に別張りシートを張るのであれば、0.1mm厚さで十分です。」

「北海道のように外気がマイナスになるような環境だと、コンセントボックスの裏の外壁合板に丸く霜がつきます。」

「でも、そのうち乾いてしまいます。」

「そんな寒い状態がそうそう長く続くわけじゃありません。」

こんな話を聞いていると、なんだか不安になります。

先生の拘りは、如何に安く高断熱住宅を作るかということです。

パーフェクトな施工を行った結果、高断熱住宅は高価になる傾向にあります。

でも、コストパフォーマンスを考え、必要最低限の施工で必要十分な効果を得ることを追求する。

これが先生のスタイルです。

だから、全国の工務店が参加しているんだと思います。

だから弊社なりに、そうした施工を参考にさせていただき弊社の施工を極めたいと思います。

良い物を少しでも安くつくる。

この姿勢は大切ですからね。

今日のまとめです。

高断熱GW充填工法の外壁構法は

①全ての壁に気流止めを設置しましょう。

②連続した断熱・気密層で住宅全体をカバーしましょう。

③通気層工法と十分な小屋裏換気を行いましょう。

そして地域の気象条件に応じた断熱材の厚さや開口部の仕様を決めましょう。

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ただいま帰りました。

2017年10月23日 18時11分28秒 | 講演会・展覧会・勉強会

 

ちょっと大手町まで行ってきました。

台風の影響で開催が危ぶまれていましたが、予定通り開催されて良かった・・・。

ところは大手町サンケイプラザ3階。

午前10時30分から午後4時30分、お昼休憩を挟んでの6時間という長帳場でした。

久々に新住協主催の高断熱住宅技術セミナーに参加させていただきましたが、やっぱり内容が濃いですね。

講師は室蘭工業大学名誉教授で(社)新住協代表理事の鎌田紀彦氏でした。

こんな感じに、断熱・気密を強化して、暖冷房費半分で家中快適な家を作っている団体の親分です。

先生曰く『燃費半分で暮らす家』という本に書いてあることを、さらっと説明してくれたそうです。

この本、何回も読んでいるけど

あっ、そういう事だったんだ!

という事がいくつもありました。

やっぱり、パワポを見ながら直接聴くのはいいですね。

詳しい話は、折りをみて書きたいと思います。

それにしても、駆け足のセミナーでした。

一般の人も来ていたので、新住協のアピールもそこかしこにありました。

結局終わらなくて、最後は相当はしょる羽目に・・・。

残念!

途中の話も聞きたかったのに・・・。

プログラムだけ書いておきます。

1.在来木造の新しい高断熱高気密標準工法

2.超省エネ住宅(Q1.0住宅)の設計施工

3.冷房エネルギー削減手法と暖冷房設計手法

4.断熱耐震同時改修工法

関連部品メーカーの方々も資料を用意して、ブースで説明をしてくれました。

興味深い過去の『技術情報』も何冊か購入してきたので、読むのが楽しみです。

休憩時の、たまにしか会わないメーカーや工務店の方々との話も面白いんですよね。

色々な情報を得ることが出来ます。

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地球温暖化

2017年10月07日 19時06分47秒 | 講演会・展覧会・勉強会

環境省地球環境局地球温暖化対策課長 松澤裕氏のZEH推進協議会での発表をご紹介します。

科学的知見による地球温暖化に関する話です。

気候システムの温暖化には疑う余地はないそうです。

1950年代以降に観測された変化の多くは、過去数十年から数千年間にわたり前例のないものとなっています。

左上の図を見ると、大気と海洋は温暖化しているのがわかります。

また右上の図では北半球積雪面積、右下の図では北極域の海氷面積が減少していることがわかります。

そして、左下の図のように平均海面水位は上昇しているのです。

日本にも、上図のように様々な影響が出ています。

米や果樹の品質低下

異常気象・災害

生態系の変化

熱中症・感染症の増加

等々・・・。

将来の気候変動予測は上図のようになっているそうです。

厳しい温暖化対策を取らなければ、産業革命前と比べて3.2~5.4℃気温は上昇します。

厳しい温暖化対策が採れれば、それが0.91~2.3℃上昇に留められるようです。

地球温暖化により、気温が上がることによるリスクは以下の通りです。

1℃上昇・・・極端現象(熱波・極端な降水・沿岸域の氾濫など)によるリスクが高まる。

2℃上昇・・・北極海氷やサンゴ礁が非常に高いリスクにさらされる。

3℃上昇・・・大規模かつ不可逆的な氷床の消失による海面上昇等のリスクが高くなる。

累積CO2排出量が約3兆トンで地球全体の平均温度が2℃上昇すると言われています。

既に約2兆トン排出しており、残りはわずか約1兆トンに過ぎません。

これは現行ペースでいけば30年で超えてしまいます。

ちなみに化石燃料の埋蔵量を全て燃やすと、約3兆トンのCO2排出量に相当するそうです。

つまり、単純計算で2/3は燃焼する訳にいかないということです。

パリ協定で約束した事は以下の通りです。

目的・・・世界共通の長期目的として、産業革命前からの平均気温の上昇を2℃より十分下方に保持する。1.5℃に抑える努力を追求する。

目標・・・上記の目的を達するために、今世紀後半に温室効果ガスの人為的な排出と吸収のバランスを達成できるよう、排出ピークをできるだけ早期に抑え、最新の科学に従って急激に削減する。

各国の目標・・・各国は約束(削減目標)を作成・提出・維持する。削減目標の目的を達成するための国内対策をとる。削減目標は、5年毎に提出・更新し、従来より前進を示す。

長期戦略・・・全ての国が長期の低排出開発戦略を策定・提出するよう努めるへき。(COP決定で、2020年までの提出を招請)

グローバル・ストックテイク(世界全体での棚卸し)・・・5年毎に全体進捗を評価するため、協定の実施を定期的に確認する。世界全体の実施状況の確認結果は、各国の行動および支援を更新する際の情報となる。

なお、我が国におけるCO2削減目標は

2030年26%削減

2050年80%削減

となっています。

私達の子孫のために、地球環境を守る義務が私達にはあるはずです。

合言葉は

ストップ!地球温暖化。

悠長なことをしている暇はもうありません。

何が出来るかを考えてみましょう。

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UA値とηAC値と一次エネルギーの関係

2017年10月06日 08時00分00秒 | 講演会・展覧会・勉強会

昨日に引き続き

HEAT20賛助会員情報交換会IN広島

の資料から記事の一部をご紹介します。

8月に行われた交換会ですから、話題は夏の総括り的になっています。

今回のネタも昨日の続きみたいなものですね。

HEAT20では6地域において、ηAC値の推奨水準を2.8にしています。

6地域ですから、東京と読み替えても良いと思います。

ηAC値(冷房期の平均日射取得率)とUA値(外皮平均熱貫流率)と冷房一次エネルギーの関係を示したグラフです。

ηAC値が大きくなると(日当たりが良くなると)外皮性能に関わらず冷房エネルギーは増えます。

UA値が小さくなれば(外皮性能が高くなれば)冷房エネルギーは減りそうですが、そうではありません。

推奨値2.8の場合、H28基準の方がG1・G2グレードよりも省エネになるんです。

それどころか、推奨値2.8の場合はUA値が小さい程省エネになることがグラフに表れています。

ηAC値と基準一次エネルギーおよび基準一次エネルギーより10%減となるためのUA値を示したグラフです。

基準一次エネルギーとはH28基準を指します。

基準一次エネルギーより10%減と言えば、低炭素基準およびトップランナー基準にあたります。

たとえばηAC値が2.4の時UA値を0.56位にすればH28基準になりますが、UA値を0.9位にしないと低炭素基準になりません。

つまり、陽当たりを良くするならば外皮性能(断熱性能)を落とさないと冷房エネルギーが嵩むということです。

「省エネにしたければ、断熱性能を落としなさい。」ということです。

でも、断熱性能を落としたら冬は寒いですよね。

「断熱性能を落とさないんだったら、陽当たりを悪くしなさい。」

陽当たりを悪くしたら、冬勿体ないですよね。

日射は天然のヒーターです。電気代はかかりません。

冬はありがたいけど、夏はいりません。

なんだか、ムシのいい話ですよね。

まさに良いとこ取りです。

庇や外付けブラインドなどを有効に使って夏の日差しを遮蔽し、冬はこれらを調節することで日射を取得する。

有効な風(室温よりも低く、湿度の低い風)を併用することで、より冷房エネルギーの削減を図ることができます。

通風なし・日射遮蔽強化のない家はUA値1.5を下回った辺りから冷房エネルギーが増えていますが、通風や日射遮蔽の強化を図った家ではUA値が下がるほど冷房エネルギーも下がっています。

結論です。

夏涼しい家を作る為の設計手法は、

①外皮の断熱

②日射遮蔽

③通風計画

④高性能設備の選択&運用

が重要です。

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東武練馬/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)